座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

屋内斎場での地鎮祭

2018年01月24日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

地鎮祭と言えば “工事に先立って土地の神様へその奉告をし、土地のお清めを行う” という神事で、実際に建物を建てる現場まで赴いて祭典を行うのが通例です。

しかし何事にも例外があるもので、明日は神社の中の屋内斎場で地鎮祭を行う事になり、その準備を致しました。

現地で祭典をしない事情はその時々により様々ですが、やはり一番多いのは天候によるものです。

分かりやすい例は台風の時でしょうか。 普通の雨ならばテントを用意するなどして普段通り進めるのですが、台風となれば決行してご参列の方々の身に何かあってはなりません。

他にも強風の日、雪の日などで急遽屋内で地鎮祭を、という事が過去ありました。 今回の地鎮祭も、先日の降雪で現地に入れなくなった、というお話を受けてのものです。

 

こうした神事は縁起を担ぐものですから、できるだけ普段通りできるよう努めておりますが、事情があればこうした対応も致します。 何かご不明な点がありましたら、神社社務所までお問い合わせください。


鞴祭

2017年11月10日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

先日、出張祭典にて鞴祭(ふいごさい)の御奉仕がありました。

「鞴(ふいご)」とは金属を高温にして加工する際の送風機の事で、鞴祭は金属加工に携わる工場等での安全祈願の意味があります。 毎年この11月上旬にお伺いしている工場にて、今年も無事に斎行する事ができました。

鞴祭は火を使うお仕事の危険さから始まったものではありますが、昔は会社ごと、職能集団ごとにこういった御祭が行われていたのかもしれません。

御酒の振る舞いもあった昔の鞴祭に比べればそう賑やかにもできなくなったというお話ですが、伝統ある御祭ですので長く継いでいただけることを祈っております。


埋井祭の御奉仕

2017年10月20日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

台風が近づいている影響もあるかと思いますが、まだ暫くは雨が続きそうです。

ただし雨の場合でも屋外の御祭は行われます。 昨日は井戸を埋める前のお祓い、『埋井祭(まいいさい)』の御奉仕を致しました。

こちらは晴れた日の埋井祭の様子

こうした工事に関わる土地のお祓いは“延期にしては縁起が悪い”或いは単に“今後の予定に関わる”として少しの雨では日にちが変えられる事は殆どありません。 “雨降って地固まる”という言い回しがあるようにむしろ良い事と捉える方もいらっしゃいます。

特に井戸のお祓いは“工事を始めてから古井戸の存在が分かった”という場合も多く、急なお約束になる事もしばしばです。

その際でも神社から小型のテントを持参するなどして、できるだけ省略なしに御祭ができるよう努めています。

 

しかし参列の方が体調を崩してしまっては勿体ない事です。 ご自宅の地鎮祭などで“延期するのは失礼かと思った”とおっしゃる方もいますが、大切な御祭ですので、迷われたらどうぞ神社の方へご相談下さい。


平成29年小松原稲荷神社秋祭礼御奉仕

2017年10月08日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

本日、座間市小松原鎮座の『小松原稲荷神社』の御祭を奉仕させていただきました。

当神社と兼務関係にあるわけではなく、普段は地元の氏子会・奉賛会の方々によりお祀りされている神社なのですが、縁あって数年前より神職がお伺いして神事を行っております。

季節柄、実はここ数年雨が降る事も多かったのですが、今日は眩しいほどの晴天に恵まれました。 神事の後には子供神輿と御囃子が地域を巡るという事で今日の天気は何よりの贈り物だったかと思います。

御社殿は大きなものではありませんが、笑顔にあふれ毎年地元の方々の絆を感じる御祭です。 大御恵を戴いて、氏子の皆様がこれより後も健やかにお過ごしいただけます事を心よりお祈り申し上げております。


稲荷社本殿遷座本殿祭奉仕

2017年08月29日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

本日、毎年二の午にご奉仕をさせて頂いております、企業様の稲荷社の境内整備に伴い、御霊を仮殿から本殿に遷座する本殿遷座本殿祭をご奉仕致しました。

例年、崇敬の念厚い多くの稲荷講の皆様がお参りをされている稲荷社で、今回、ようやく境内整備が完了致しました。

これからも地域に愛される稲荷社となりますようご祈念致します。


明日の準備

2017年06月09日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

先日梅雨入りしたとの報道がありましたが、どうやらしばらくは雨の降る様子もなく少し肩透かしのような、ただ社務の面では有り難い天気が続くようです。

ちょうど明日は御田植祭の日、また友引と良い御日柄でもあり外に出向いての地鎮祭の御約束も多く入っています。 今日は一日明日の祭典の為の竹や榊の準備を致しました。

また御田植祭に用いる御幣も奉製致しました。

御幣とは写真の通り竹串に紙を切って挟んだお供え物で、かつて布をお供えしていたのが形を変えた物と言われています。

御田植祭ではこの御幣をお清めした御神田に差し立て、田の神様に感謝の真心を捧げる事になります。

 

お祭りで使うものは紙や生木を用いる物が多いので、特にこれからの雨の季節・暑い季節は直前での準備が肝要となります。 週末という事もあり準備点は沢山ありましたが、なんとか準備が完了しました。

明日は晴天に恵まれるそうで、あとは日差しが少しでも柔らかい事を祈るばかりです。


初午祭斎行

2017年02月12日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

そのし本日は初午。地域、企業様等の初午祭のご奉仕がございました。初午とは二月の初めの午の日。この日に伏見稲荷大社の御祭神が稲荷山の三ヶ峰に御鎮座になった和銅4年2月の初午の日に初午祭が行われるようになった伝えられています。稲荷社はもともと農業の神様として信仰されていましたが、時代と共にその信仰が広まるにつれて、様々な御利益をもたらす神様として信仰されています。

当社兼務長嶋神社氏子地域に鎮座致します惣吉稲荷大明神

毎年ご奉仕させて頂いております企業様の正一稲荷大明神

次の午の日、二の午でも企業様を始め地域の稲荷社のご奉仕が2月24日に行われます。当社の稲荷社は三の午にてお祭りを斎行致します。


小松原稲荷神社秋祭礼のご奉仕

2016年10月12日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

先週末の事ではありますが、座間市小松原鎮座の『小松原稲荷神社』にて、当神社宮司の奉仕により例年通り秋祭りが執り行われました。

生憎の雨模様ではありましたが、屋根などもご用意いただき無事に祭典は終了しました。

この小松原稲荷神社は町の神社なので神職が常駐しているわけではないのですが、神事の際はご依頼を得てご奉仕をさせていただいております。

一年に一度は縁のある日にお祭りを行う、というのが神社の形です。 お近くの神社でもいつお祭りが行われているか、調べてみると発見があるかもしれませんね。


地鎮祭の竹取

2016年10月03日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

週が明けた途端にまた雨空ですが、御日柄は大安吉日となり地鎮祭等出張祭典のご奉仕が幾つかございました。

今週は平日にもまだお約束がありますので、夕方前にもう一度竹の調達を行いました。 出来ればもっと良い天気の時に行きたいものですが、涼しくなったという点だけは有り難く感じます。

地鎮祭の時など剥き出しの土の上でお祭りを行う際に、この四本の竹を立ててしめ縄を張り、そこを神事のための場所『斎庭(ゆにわ)』とします。

竹自体に神聖な意味がある…というよりは、恐らく昔はどこにでも生えていたため使われていたとも思われますが、最近では逆にちょうど良い竹を見つけるのが難しく、都会の神社などでは造花の竹を使う所もあると聞きます。

当神社では幸い地主の方の許可を得て竹を取ることができていますので、お祭りの度に生の竹を取りに行く事になっています。

少々手間が掛かるのは事実ですが、本物の竹を使用すると気分も違うものです。 今月は土日と大安吉日が重なる日が多く竹の出番も増えそうですが、気を付けて準備していきたいと思います。


伐木祭の奉仕

2016年09月18日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

昨日、外に出向いての『伐木祭(ばつぼくさい)』のご奉仕がありました。

その名の通りこれから木を切るに当ってのお祓いで、木の神様、土地の神様へ作業の奉告と安全の祈願を行うものです。

これは以前、兼務神社で伐木祭を行った時の様子

樹木の老朽化、または工事にかかるなどの理由で止むを得ず伐採する場合が殆どですが、やはり長い年月を生きた木を前にすると“申し訳ない”と感じるのが人情というものです。

奏上する祝詞は、先ず今まで土地を見守っていただいた事への感謝を述べ、そして伐採に至る経緯をご奉告する内容となります。

木を伐採する他にも、井戸や池を埋める、お屋敷を取り壊すという時などに出向いてのお祓いを行っています。 もしお聞きになりたい事がありましたら、お気軽に神社社務所へお問い合わせ下さい。


雨の日の祭典

2016年06月13日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

梅雨入り後初の本格的な雨との予報通り、今朝から雨が降り続いています。

今は霧雨の様になっていますが、午前中は大粒の雨が本殿の屋根を鳴らしていました。 水不足の報道も聞いていますが、今日の雨は恵みの雨になったのでしょうか。

お約束がありましたので、今日は外での地鎮祭の奉仕もございました。

こうした場合受付にてよくされるご質問が、“雨の時外でのお祭りはどうするのですか?”というもの。

地鎮祭を始め建築に関するお祭りは外で行う場合が多いのですが、雨の時でもテントを用意するなどして出来る限りお祭りはご奉仕させていただきます。 天気は左右できないものですが、やはり予定通りお祭りを行うのが一番心が落ち着くものです。

ただ神社から持参できるテントはちょうど祭壇を覆える位の大きさですので、場合によっては傘をさしての参列となりますのでご容赦ください。

しかし台風や雪のような場合は話が変わります。 参列の方の安全にも関わりますので、そうした時は直前でも相談して日程を変更する事があります。 ご不明な点はお気軽にお尋ねください。


御神輿のお祓いに行きました。

2016年03月30日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

今日は大安。

午後より相模原市南区麻溝台にある麻溝台睦という会が維持管理している御神輿のお祓いにお伺いしました。

数年前よりお祓いを承っていて、今年は4月3日に行われる相模原市民さくらまつりで御神輿を出されるということです。

御神輿はかなり大きなものです。

これからしばらく暖かい日が続くようで、当日には花も満開を迎えるかもしれませんね。 桜まつりと渡御の御成功をお祈り申し上げております。


座間総合病院 竣工祭奉仕

2016年03月26日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

本日11:30より、座間市相武台に新しく建てられました『座間総合病院』の竣工祭を、宮司以下祭員の奉仕にて執り行いました。

奉仕する身ですので祭典前の光景のみの撮影になりましたが

工事は一昨年の11月に始まり、今年の2月に漸く終わった所です。

来る4月から開院と言うこともあり、祝賀の華やかな雰囲気と、慌ただしい空気も感じられました。

今後は待望の二次救急病院として、座間市にとって欠かせない存在になっていくのだろうと思います。

本日は竣工誠におめでとうございます! 御関係の皆様の御健勝と御生業の弥栄をお祈り申し上げております。


地鎮祭の竹採り

2016年03月10日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

今週一杯は冬日が続くようですが、週末の土曜日は大安吉日となり、地鎮祭のお約束が多くあります。

雨が降らないうちにという事で、今日竹を採りに向かいました。

地鎮祭では建築現場にてこの四本の竹を柱のように立て、しめ縄を張って祭壇を作ります。

昔はどこでも採れたので竹が使われたとも言いますが、今は逆に町中では殆ど見なくなり、貴重なものになってしまいました。 そのため造花の竹を用いたり、木枠を用いてしめ縄を張るなどしている所もあると聞きます。

当神社では幸い竹林の地主の方の許可をいただいてお祭りの竹を採ることができています。 その場限りの柱とはいえ、やはり青々とした竹をお祭りで使えるのは清々しい事ですね。


埋井祭のご奉仕

2016年03月05日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

井戸を埋める前の奉告のお祭りを“埋井祭(まいいさい)”と言い、度々ご依頼をいただいてご奉仕させていただく事があります。

埋めるに至った訳を御神前に奉告し、続く作業の安全を祈念する神事です。

先日の埋井祭

こうした神社から出向いての御祓いは建築に関するお祭りが多いのですが、井戸は工事の際に古いものが見つかる場合もあり、急遽お祓いをと求められる事もしばしばあります。

そうした場合でもお供え物を揃え、真心のお祭りを行えるよう努めています。