座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

月次祭の準備

2019年02月28日 | 境内の様子

今日は朝方から雨が降り午後には雨脚が強まり、肌寒い一日となりました。

2月も今日で終わりを迎え明日からは3月に入ります。当社では1日、15日に月次祭を斎行致しますので、今日はその準備をしています。

月次祭の準備はお供え物(御米、御酒、塩、水)の用意や境内の注連縄や紙垂の取り換え等を行います。今日は生憎の雨模様でしたので雨で濡れない場所の紙垂・注連縄の取り換えを致しました。

拝殿前

鐘撞堂(かねつきどう)

手水舎

 

 

月の初めというのは、新年を迎えるような新たな気持ちを感じさせてくれます。今は季節の変わり目でもありますので、ご自愛頂いて新たな季節をお迎えください。


勧学祭・ランドセル御祓い式

2019年02月27日 | その他

今日は陽射しもほとんどなく、冷え込む一日となりました。

2月ももうすぐ終わりとなり、3月を迎えて卒園、卒業式が近づいてきました。

来年度から新入生となり新しくランドセルや通学・通園用のバックを購入される方もいるのではないでしょうか。当社では参拝者からの御依頼があり数年前より御子様の勧学祭・ランドセル御祓い式を行っています。

人生の節目である入学また入園の御報告とこれからの御子様の健康・学業成就・通学安全を大神様に御祈念し御祓いを致します。御予約等は必要ありませんので、9時から16時30分の間に神社にお越し頂ければ御祓いを受けることが出来ます。

平成31年4月より入学・入園の御子様が対象で、当日はランドセル又は通園・通学用のバックを御持参下さい。皆様の御来社心よりお待ちしています。


装束の調達事情

2019年02月26日 | 神社知識・作法・歴史

当神社では神職が身に着ける装束の内、狩衣など上から着ける装束を神社の持ち物、白衣袴など肌に着けるものを神職個人の持ち物としています。

御正月・節分と過ぎ、本格的に暖かくなる前にと先日神職の内幾人かが自分用の装束を購入していました。

新品の袴

神社向けの装束を扱う装束店というのが各地にあり、多くの神職はそのいずれかで着る物を調達しているかと思います。直接足を運んでもいいのですが装束店が遠方という事もままありますので、実際には品物を送っていただく場合がほとんどなのではないでしょうか。

“通販”というと今時の言い方になってしまいますが、昔からやっているお店ではホームページやカタログの取り扱いなどが無い事も多く、一般に想像されるような通販とは様相が違うかもしれません。私共も以前からお付き合いのあるお店にお願いすることがほとんどです。

直しながら大切に使っているつもりでも、墨汁のシミがついてしまったり清掃中に引掻けて破いてしまったりする事があります。装束と共に気持ちも新しくして、神明奉仕に励んで参りたいと思います。


梅の季節

2019年02月25日 | 境内の様子

“東風吹かば匂いおこせよ梅の花 主なしとて春な忘れそ” とは天神様、菅原道真公の詠まれた歌として有名です。今日は朝こそ肌寒くはありましたが、境内には柔らかな風が吹いて歌にあるように梅の香りと花弁を散らしています。

鐘楼前の梅はほとんど満開になっています

社務所前の松竹梅

秋の金木犀などに比べればほんのささやかな香りではありますが、梅の下を通ると確かに春の空気というようなものを感じます。

今は花と言えば桜ですが、古くは梅の方が人気があったと言われます。梅や桜がこれほど好まれるのは、周りを染めるように沢山の花が咲く事と、散っていく花弁と香りにも美しさがあるためではないでしょうか。“季節をつくる力”とも言えるかもしれませんが、他の花にはない風情があるように思えます。

しかし春の大風が続けば梅の見頃ももうすぐ過ぎてしまうかもしれません。梅も今が一番良い時ですね。


花粉の季節

2019年02月24日 | 境内の様子

今日は日中を通して陽射しがあり、穏やかな1日となりました。

暦の上では春も半ばに差し掛かり、徐々に暖かく過ごしやすい日々が近づいては来ましたが、同時に花粉症持ちの人間としては辛い時期になってきました。

本殿横の杉の木がこの時期は恨めしく見えます。

まだ、時折は気温が冷え込む事もあります。皆様も体調管理、花粉症には充分御心配下さい。

 


参拝作法

2019年02月23日 | 神社知識・作法・歴史

以前参拝の作法についてお話しましたが、間があいておりますので改めてお話いたします。

お参りの作法は実はいくつかありますが、その中でも今回は標準的な作法についてです。

まず、神社入り口に鳥居があり、その鳥居をくぐる際は軽くお辞儀をし真ん中を避けくぐります。

くぐると参道があり、その途中に手水舎(てみずしゃ)がございます。

これは、お参りする前に手や口また心身を清める為に行うものです

当社では手水の作法を示している看板がございますので、そちらをご覧下さい

つづいて、本殿でのお参りです。

まず御賽銭を入れ、次に鈴を鳴らします

そののち二礼・二拍手・一礼の作法でお参り致します。

簡単ではございましたが、以上がお参りの作法です。

あくまでもこれは標準になるお参りの作法ですので、この作法の通りに出来てないといけない訳ではありません。

一番大切なのは神様への感謝の気持ち・神様を敬う気持ちが一番になります。

神様に日々無事に過ごす事が出来ている感謝の気持ちを忘れる事無く、お参りをして頂けたら幸いです。


伐木祭

2019年02月21日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

昨日は境内の榊の剪定について書きましたが、一連の作業の中で伐らなければならない木が出てきました。

参拝の方が通る事のない裏手にある木なのですが、やはり伐る前にお祓いをする事になりました。

こうした木を切る際のお祓いの事を神社では「伐木祭」「伐木奉告祭」などと呼びます。

悪い事が起こらないように周りをお祓いをするのと同時に、木の神様や土地の神様に向け作業のご奉告をして障りが無いよう祈る神事です。

神社の中で行う事もあれば、ご依頼を受けて外に出向いてお祓いを行う事もあります。もしお考えの方がありましたらどうぞお気軽にお尋ねください。


神社での榊の剪定

2019年02月20日 | 神社知識・作法・歴史

神社ではお祓いの道具としての『大麻(おおぬさ)』、また御神前にお供えする『玉串(たまぐし)』として頻繁に榊の枝を用います。

幸い当神社では境内に多く榊の木がありますので自給自足ができていますが、それ故に榊の手入れも行わなくてはなりません。

 

...とは言え榊に関しては、実際にはほとんど剪定らしい事はしていないのです。

先に書いたように大きい枝は大麻として、小さい枝は玉串として使う事ができますが、どちらも枝先まで葉の揃った美しい姿が求められますので、木を全体で見て伸びた部分を整えるような普通の剪定をすると神事に使えなくなってしまうからです。

ですので普段は「一本の木から枝を採りすぎないように」「採る場合は日当たりや風通しが良くなる所を優先して」、その程度ではありますが気をつけて採るようにしています。

結果として榊だけ不格好な樹形になってしまいますが、神社ならではの事と思っていただければと存じます。

この辺りは放って置きすぎてしまったかもしれません


二十四節気『雨水』

2019年02月19日 | 境内の様子

今日は二十四節気の雨水、又七十二候の土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)です。

これらの意味は両方とも今まで降っていた雪が雨に変わり大地に潤いを与える頃。気温も少しずつ暖かくなり山に降り積もった雪が徐々に解けだし田畑を潤すという事だそうです。

この言葉通り今日は各地で暖かい雨となっています。今回の低気圧に伴う前線が南の暖かい空気を呼び込んで関東地方では明日気温が15度以上になり4月上旬の気温になるようです。

その後も天気は周期的に変わり気温も15度前後と暖かい日が続くとのこと。

一気に春本番がやって来そうです。

梅の花もどんどん咲いて紅梅は満開、白梅も三分咲きまでになっています。

午後になると雨も降り始めました。昼過ぎの気温は12度程。

今日は正に暦通りの天候となりました。


古札のお預かり

2019年02月18日 | 神社知識・作法・歴史

『古い御札や御守はどこにお納めしたらいいですか』とは社頭にいると一年を通して聞かれる質問ではありますが、御正月の時の記憶が強いのか境内に大きな屋根付きで古札納所があるとお思いの方がまだ多くいらっしゃるようです。

当神社では普段、社務所の横に古札納所を開いております。御正月飾りや熊手など新年の縁起物もまだ入れていただいて結構ですが、お人形や神棚等は別にお祓いを致しますので、ここへは入れずに窓口へ直接お尋ねください。

また、いたずらを防ぐために神社を閉める午後5時以降は古札納所も片付けてしまいます。他にご不明な点がありましたらどうぞお気軽にお尋ねください。


平成31年祈年祭斎行

2019年02月17日 | 神社祭事

本日11時より、本殿にて祈年祭を斎行致しました。

祈年祭は、“としごいのまつり”、とも読み、これからの1年の豊作を祈る御祭で神社では三大祭(例祭・祈年祭・新嘗祭)の一つであり、重要な御祭とされています。また、11月に行われる収穫の感謝を祈る新嘗祭と対をなす御祭でもあります。

手水の儀を終えた後、本殿へ参進

祈年祭が始まります

 修祓、御参列の皆様方をお祓い致します。

 宮司一拝(宮司にあわせて拝礼を致します)

神饌(御米や御酒、御餅、魚や野菜、果物など)を神前にお供え致します。

宮司が祈年祭の祝詞を奏上致します。

神前に浦安の舞を奉奏致します 。

宮司、神前に玉串を奉りて拝礼。祭員は後方にて宮司にあわせ拝礼。

氏子会会長玉串を奉りて拝礼。氏子会役員など参列者はあわせて拝礼致します。

神饌を撤します。

宮司一拝、宮司にあわせ拝礼致します。

祈年祭斎行後は、先日行われました節分祭の反省会並びに祈年祭の直会を参集殿にて執り行いました。

祈年祭の参列は氏子会役員、氏子青年会、神輿保存会入谷睦の各役員も参列し盛大に執り行われ、午後2時頃散会となりました。

近年では、どこの地域でも宅地化が進み農地など耕作をする人がいなくなったという事で祈年祭を省略する神社もあるそうですが、氏子地域に関わらず日本又世界の人々の生活に直結する食糧の安定的な栽培、確保を考えるとグローバルな目線から言って祈年祭が最も重要なお祭りではないかと考えます。

もう一度この祈年祭というお祭りの意義を考えてみるのも良いかと思われます。


巫女舞の練習

2019年02月16日 | その他

まだ寒さが残るものの数日前と比べると少し気温が上がったように思える1日となりました。

お昼前までは御祈祷も続きましたが、お昼過ぎには時間に余裕が出来たため、明日の祈年祭に向けて浦安の舞の確認を行いました。

浦安の舞は平和を祈る歌と共に、舞われる巫女舞で当社でも例祭を始めとした祈年祭、新嘗祭といった三大祭と神前結婚式などで奉奏されいています。

一人は初めて舞うという事もあり念入りに練習を行っていました。

祈年祭は明日午前11時から。舞の練習は明日早朝にももう一度最終的な合わせを行う予定です。

初めての神前の奉奏、神様に喜んでもらえるのと同時に氏子会の役員など大勢参列されるので日ごろの成果が出ると良いですね。


月次祭斎行

2019年02月15日 | 神社祭事

本日、2月15日午前7時より月次祭を斎行致しました。

今朝はとても冷え込んでいて厳しい寒さとなりました。

それでも7時定刻までに幾人かご参列されて始まりました。

修  祓

宮司祝詞奏上

宮司玉串拝礼

参列者玉串拝礼

宮司一拝

初めて参列された方もおり、宮司の講話は神社の基本的な事柄によるものでした。

午前中県内あちこちで雪が舞っているようです。今日は寒いですが、明日以降は少しづつ暖かくなっていくようです。

関東地方の南岸を低気圧が何度も通り過ぎていますが幸いにも積もるような雪にはなっていないの助かります。

周期的に雨が降り潤いがあると花粉やウイルスなどの幾分楽になるのではないでしょうか。


稲荷神社初午祭斎行

2019年02月14日 | 神社祭事

本日、境内に鎮座する稲荷神社の初午祭が斎行されました。

今日は空気がとても冷たくて屋外でのお祭りには厳しい天気ではありましたが、雨も降らず穏やかな空になったのは思し召しという事でしょう。今年も無事に神事を終える事ができました。

まずは池の隣に位置する稲荷神社にて。修祓

蓋を開ける事で御神前にお供え物を献じる、献饌

宮司祝詞奏上

続いて、鳥居横に位置するもうひとつの稲荷神社にて初午祭奉仕

毎年、2月の初午・二ノ午・三ノ午の日にはご依頼を受けてご家庭や会社の中に鎮座する稲荷神社で初午祭を行っておりますが、今年もこの境内末社の初午祭を以て一段落という所です。

まだ暫くは寒い日が続くようですが、神社も春のお祭りに向けてこれから動いてゆきます。


初午祭の準備

2019年02月13日 | 神社祭事

明日2月14日は二の午。

稲荷神社の神様が京都の伏見山に降臨されたのが2月初めての午の日。今年は2月2日が初午でした。

町会などでお祀りされている稲荷社はこの初午で御祭を行いましたが、企業などでお祀りされている稲荷社は今年の初午が土曜日という事もあり二の午でされるところが多いようです。

又、神社境内で摂末社としてお祀りされている稲荷社も御本社の大祭に遠慮して二の午で行う事も多いようです。

当社の稲荷社も明日初午祭を斎行致します。

本日、社殿の清掃とお使いの狐を拭いて明日の御祭に備えています。

稲荷社は商売の神様とお思いの方も多いようですが、衣食住を司る神様で人々の生活に最も親しみがある神様と言えます。

明日の天気は曇り空。気温も低いようで寒い一日になりそうです。