皆さんが土地を取得するということは、国が保障する権利を買うだけ。
つまりはその土地の使用を認められただけなのです。
大地は地域の産土神・大地主神の持ち物とされ、だからこそそこに住む住民を氏子として扱うようになったのです。
正に地鎮祭は、産土神・大地主に土地に住む事をお許しいただく為のお祭りなのです。
取得した土地だから何をしても構わないということではなく、家を建てる為に土を掘り起こし木々があれば伐採などを行い生ある物までも犠牲にすることもあるのです。
だからこそ産土神にこの土地に住む事を許してもらうと共にこうして家を構えて住まわしていただける事に感謝申し上げ、又末永くお守りいただけるようお祭りをするのです。
神社本庁「氏神さまと建築儀礼」より
地鎮祭では、産土神や土地の神様を斎場へお招きして神事を執り行います。
お供え物を差し上げ祝詞を奏上したのちは、家の建主様にもお手伝いいただく場面もございます(土地の四方のお祓い・鍬入れの儀)。
また皆様に玉串をお供えして神社と同じ “二拝二拍手一拝” でご拝礼いただいたら、神様を元の座所へお送りして神事は執り納めです。
当神社では神主が実際に建築現場へお伺いして地鎮祭を行います。
ご予約いただく必要がありますが、3日前位までに御連絡いただければ大丈夫です(神主の予定にもよります)。
四方に廻す竹やしめ縄、祭壇・お供え物等必要なものは神社から持参致します。 御神前に上げる御酒、鍬入れの儀で使用する砂(バケツ二杯程度)のみご用意いただいていますが、難しい場合はご相談ください。