全国の稲荷信仰の大本は伏見稲荷大社ですが、最初に祭礼が行なわれたのが午の日だったという事に因んで、毎年立春のあとの最初の午の日に“初午祭”というお祭りが全国大小の稲荷社で行われます。
いわば稲荷社にとっての誕生日ともいえるお祭りですが、広く崇敬を受ける稲荷神のこと、同じ日同じ時間にすべてお祭りを行うとなると人が足りなくなってしまいます。
そのため止むを得ず日にちを替える場合は、同じ午の日に行う、というやり方が一般的のようです。もちろんこれは次善のことなのですが、この鈴鹿明神社境内の稲荷社も本日三ノ午の日にお祭りを行う事ができました。
池の脇、赤い鳥居の稲荷社
そしてもう一社、一の鳥居近くにも稲荷社が鎮座しています
斎主祝詞奏上の様子
稲荷神は力が強く不敬をなすと祟りがある、とも言われています。雨も心配されていましたが、一日暖かな天気となり、無事お祭りができて安心致しました。
ただ明日以降はまた寒さが戻るとのこと。週末でお出かけになる方も多いと思いますが、お身体にはお気を付けてお過ごしください。