座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

境内稲荷社 初午祭奉仕

2014年02月28日 | 神社祭事

全国の稲荷信仰の大本は伏見稲荷大社ですが、最初に祭礼が行なわれたのが午の日だったという事に因んで、毎年立春のあとの最初の午の日に“初午祭”というお祭りが全国大小の稲荷社で行われます。

いわば稲荷社にとっての誕生日ともいえるお祭りですが、広く崇敬を受ける稲荷神のこと、同じ日同じ時間にすべてお祭りを行うとなると人が足りなくなってしまいます。

そのため止むを得ず日にちを替える場合は、同じ午の日に行う、というやり方が一般的のようです。もちろんこれは次善のことなのですが、この鈴鹿明神社境内の稲荷社も本日三ノ午の日にお祭りを行う事ができました。

池の脇、赤い鳥居の稲荷社

そしてもう一社、一の鳥居近くにも稲荷社が鎮座しています

斎主祝詞奏上の様子

稲荷神は力が強く不敬をなすと祟りがある、とも言われています。雨も心配されていましたが、一日暖かな天気となり、無事お祭りができて安心致しました。

ただ明日以降はまた寒さが戻るとのこと。週末でお出かけになる方も多いと思いますが、お身体にはお気を付けてお過ごしください。


3月祭事予定・参集殿改修工事のご案内

2014年02月27日 | 神社祭事並びに行事予定

本日は久しぶりの雨となっております。昨日までの気温の上昇で境内の雪も解けました。三寒四温を繰り返し、徐々に春に向かっているようです。今年も早いもので2カ月が過ぎました。

皆様にご報告でございますが、昭和54年に竣工致しました、参集殿も35年の月日が経ち、所々で老朽化が見られるようになりました。今後の事を考え、3月中旬から7月中旬にかけて改修工事を行います。工事中は足場がかかっており、ご参拝の皆様にはご迷惑をお掛け致しますがご理解とご協力をお願い申し上げ致します。工事中も神社は通常通り御祈祷並びに授与品頒布を行っております。

昭和54年竣工当時の参集殿

現在の参集殿

3月の神社予定表

 3月 1日(土) 8:30~月次祭

 3月 3日(月) 10:30~小池白髪弁財天例祭

 3月 4日(火) 安産戌の日

 3月15日(土) 8:30~月次祭

 3月16日(日) 安産戌の日

 3月17日(月)~7月中旬 参集殿改修工事

 3月18日(火) 座間市慰霊祭

 3月22日(土) 神輿保存会入谷睦総会

 3月28日(金) 安産戌の日


伐木

2014年02月26日 | 境内の様子

今日もとても暖かい一日になりそうです。先日のブログで雪によって神社の木々が折れている様子を紹介させて頂きました。今日は我々神主では伐る事の出来ない高い場所にも折れ始めている木を確認した為、急遽植木屋さんにお願い致しました。それにあたり朝本殿にて伐木の安全祈願祭を斎行致しました。

プロの方による伐木

伐って頂いた木々

全国で沢山の被害が出ました、今回の雪で天災の怖さを改めて実感致しました。昨日のお話ではありませんが、神様にただただ、感謝、感謝、の毎日です。

ここ最近、花粉が飛び始めてるように感じます。今年もしっかり対策をしてこの花粉シーズンを乗り越えていきたいと思います。


神恩感謝

2014年02月25日 | 神社知識・作法・歴史

今日も穏やかな晴天になりました。気温もここ数日は春と言っていいくらいの暖かさで、週末までこのような空が続くそうです。

また節分の頃までと比べると大分落ち着きましたが、友引というお日柄も相まって厄除けなどの御祈願も奉仕させていただきました。

その中でも今日は “神恩感謝” のお祭りについてのお話です。

“神恩感謝(しんおんかんしゃ)” は自分が無事に過ごせていること、あるいは願い事が叶ったことなどを文字通り神様に感謝・報告することで、神社では “報賽(ほうさい、かえりもうし)” とも言います。

奉賽の『賽(さい)』の字は御賽銭と同じで、“神様の恩に応える、感謝する”という意味があります

相手が人であっても、挨拶もなしにお願い事をするのは失礼であるように思います。そのため神社でお参りする際は、心の中でまず挨拶・感謝の言葉を述べてからお願い事をするのが正しい作法とされています。

神社ではお宮参りや厄払いのお祓いと並んで神恩感謝のお祭りも行うことができます。ただこうした言い方は何ですが、お願い事をせずに神恩感謝だけで昇殿なさる方はごく稀と言えます。今日はそのお祭りを奉仕できて、神主としても嬉しく思いました。


梅の様子

2014年02月24日 | 境内の様子

本日も肌寒い一日となっております。明日からは晴天に恵まれ気温も上昇しそうです。境内に残った雪も解けてくれそうです。

さて、二週に渡って降り続いた雪で梅の木も被害を受けましたが、その他は順調に花を咲かせ始めました。

菅原道真公が京を去り大宰府に移る際、「東風(こち)吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」(※春の東風が吹くようになったら、花を咲かせて香りを届けておくれ、梅の花よ。 私(菅公)がいなくても、春を忘れないでいておくれ。)と和歌をお読みになり、その梅が大宰府に移動したという飛梅伝説から天満宮では多くの梅が植えられていると言われております。

参集殿脇参道

天満宮と言えば学問の神様。1月、2月は受験シーズンで多くの受験生にとっては一番大事な時期となりますが、日頃の成果を充分に発揮し、心願成就なされますことお祈り致します。

手水舎前

旧神輿庫裏

参集殿駐車場

参集殿駐車場

社務所前

 まだまだ寒い日が続き、インフルエンザも流行しているようです。皆様方におかれましてはお身体ご自愛頂き日々の生活をお送り下さい。


池の鯉

2014年02月23日 | 境内の様子

今日は昨日に引き続き清々しい晴天に恵まれました。

ただ、雪解けが水たまりをつくる光景からは意外ですが、空気はとても乾燥しているようで、市内では火災が発生したとのこと。皆様も火の元には充分お気を付け下さい。

さて、この鈴鹿明神社の参道脇には池があります。“弁天池”と呼んでいて、池の中央には末社である厳島神社が祀られています。

詳しい資料は残っていないのですが、昔は雨乞いの祭事である“竜神いじめ”という行事が行われていたそうです。

今は鯉が放されていて、参拝の方が足をとめて眺めておられるのをよく見かけますが、先日ご指摘を受けて池を確認したところ、鯉が一匹病気にかかっているのを見つけました。

節分以降は雪などもあり、池の中まで気遣う余裕がありませんでしたが、かわいそうな事をしました。相談の後、見つけた鯉は隔離することに。

いきものを飼うというのは難しいものです。もしまたそうした鯉をお見かけになりましたら、神主や職員にお知らせいただければ幸いです。


おみくじについて

2014年02月21日 | 神社知識・作法・歴史

歳旦祭にはじまり正月、節分、初午、そして先日の祈年祭とようやく新春のお祭りが一段落し、今日は仏滅ということもあって穏やかな境内になりました。

雪が残っておりまだ元通りというわけではありませんが、整備・清掃などももう行っていかなければなりません。年明けから一月余り、一杯になった境内のおみくじもお焚き上げをさせていただきました。

境内に残ったおみくじ掛け

お正月の様子

神社やお寺に参拝しておみくじを引いた事がない、という方はあまりいないのではないでしょうか?

日本のおみくじは古くは中国の“天竺霊籤”が伝わったもので、江戸時代に有名な天海僧正らによって今の形が広められたという説があります。

転職や結婚など人生の大事に直面して悩んだときにお坊さんなどに引いてもらう、のが本来であったようですが、今は誰でも引くことのできる、日常的な吉凶判断として定着しています。

鈴鹿明神社にて頒布しているおみくじ、三種

おみくじに関してよくあるご質問は、“何回も引いて良いのか”。

おみくじは神様の言葉ですので、基本的に引くのは一回だけです。吉凶といっても吉には“戒め”、凶には“励まし”の意味がありますから、どちらの結果でもしっかり受け止める事が大事です。

また“境内に結ぶ意味は?”というものもあります。

おみくじを結ぶのは吉なら“実を結ぶように”、凶なら“神様に悪運を引き取ってもらえるように”という意味がありますので、結んでいただいても結構ですし、上記のように神様の言葉でありますので、持ち帰って御守りにしても大丈夫です。

ただ、境内の木に結びつける方をたびたびお見受けしますが、木に結ぶと枝や花を傷付ける事にもなりかねません。おみくじを掛ける場所が見あたらない場合は、神社やお寺の人へ聞くようにお気を付け下さい。


安産戌の日

2014年02月20日 | 御祈祷・授与品

今日は朝から陽ざしがあり雪解けが進みそうです。

今月の戌の日は、8日(土)、20日(木)の2日のみとなっています。

8日は大雪となり参拝者もほとんどない状況でしたが、安産の御祈願が数件ありました。

神社にお越しの際、又お帰りの際に足を滑らせたりはしないかとひやひやしながら、ご祈祷の終わりに御足もとには充分お気お付けいただくよう何度も注意を致しました。

干支の戌はお産が軽い生き物とされています。

 

ご祈祷の際には腹帯を持参頂くと御神前にお供えし、お祓いをさせていただきます。

腹帯は、麻布だけではなくコルセット状の物でも構いません。

事前にお買い求めいただきましたらご持参ください。


雨水

2014年02月19日 | 

今日、2月19日は暦の二十四節気で“雨水(うすい)”に当たる日です。

全国的にはまだ寒さの中にありますが、春の気が強くなり雪が雨に変わる頃、といった意味で名付けられました。奇しくも一週間前に付いていた水曜~木曜の降雪予報が消えていて、毎回の事ながら暦は面白いな、と思わせます。

境内は砂利のせいかまだ厚く雪が残っていますが

普段、お祭りの時に雨風に見舞われても“神様のなさることだから”と考える癖がついていましたが、こう何回も雪が降るとは思いもしませんでした。

この週末は好天になりそうですので、ようやく一安心といったところでしょうか。


大雪の爪痕は生々しく。

2014年02月18日 | 境内の様子

境内の雪は徐々に解け始めています。

駐車スペースを確保するために駐車場の雪かきを昨日午後行いましたが、雪を捨てる場所がなく所々に前回の雪の上にまたのせることになってしまいました。

境内を見回すとあちらこちら木の枝が折れていることに気が付きました。

前回の大雪の時には枝が折れたりという被害はありませんでしたが、今回の雪は湿った重い雪だったようでかなり多くの枝が折れたり裂けたりしていました。

常緑樹が主に折れています。

 

折れて落ちている枝が多すぎて元々あった木が雪の重みで倒れているようにもみえます。

裂けてしまっています。

主に榊や楠に被害がでています。

 

咲き始めた白梅の枝にも被害がでました。

折れていない白梅の木でも多くの蕾が雪と共に落ちてしまいました。

20日にも雪の予報がでていましたが、今朝の天気予報では南岸低気圧の進路が陸地より遠いところを通過していくようで多くても薄っすら積もる程度ではないかとのことでした。

今回の大雪の前にスコップ等を用意しようとあちこち探し回っては見たものの結局一本も購入出来ませんでした。

20日の雪はなるべく天気予報の予測通りになってくれたらありがたいです。


祈年祭を斎行しました。

2014年02月17日 | 神社祭事

本日午前11時より、当社氏子会役員の参列により祈年祭を斎行しました。

通常は境内を参進して拝殿へと入るのですが、境内にはまだ多くの雪が残っている状態なので参集殿より回廊を通って内手水舎にて手水を行ないました。

30人程の参列となりました。

修 祓

宮司一拝

献 饌

宮司祝詞奏上

浦安の舞奉納

玉串奉奠

氏子会会長玉串奉奠

これにて恙なく斎行致しました。

此の後、参集殿にて直会を行い、午後1時半頃散会となりました。

近年座間は田んぼや畑がどんどん住居に変わっていきましたが、この入谷地区にはまだまだ田畑が残っています。

祈年祭では、主に米の生育などを祈願するお祭りでした。

都市部ではそういった関係から祈年祭をしない神社もあると聞いたことがあります。

しかし、今では祝詞の内容も少しずつ色々な事が付け加えられ、様々な生産物や職種に対応したものにし、時代にあった方法で祈年祭を斎行することが一般的になってきたようです。

今の政権は、長く続けられてきた減反をやめて食料自給率やお米の商品価値を高め日本ブランドとして海外に輸出する方法も模索しているとのこと。

祈年祭もこれからはもっともっと盛大に執り行われてゆくことになるのではないでしょうか。

座間は坂が多く、先日の雪解け水で坂の各所で凍結しているので来社するのに大変だったとの声が多く聞かれました。

氏子会役員の方々にはご足労いただきましたが、無事斎行することが出来ました。

ありがとうございました。

神社の前の道も午前中にかけて車の渋滞が長く続いていました。


雪かきが続きます。

2014年02月16日 | その他

金曜日から土曜日にかけて降った雪は、前回の量よりも多かったようです。

大雨と強風は、雪を融かす程の効果もなく、大量の雪が残ってしまいました。

駐車場も境内も沢山残っています。

午前中は、巫女や事務員、警備員らが雪かきをして駐車スペースを数台確保するのが精いっぱいでした。

今日は、二の午なので付近の稲荷社では初午祭が行われ、又大安の日曜日とあって地鎮祭など外のお祭りも多く予定が入っていたので本格的な雪かきが出来ない状態となってしまいました。

それでも巫女や事務員たちのおかげで参拝路など少し通りやすくなっています。

 

人がすれ違うことが出来るくらいまでの参拝路が出来ました。

女手で一生懸命雪かきをしていた巫女や事務員に感謝、感謝です。

この雪が融けきる前にまた雪が降りそうな水曜日。

昨年末の長期予想では、雪が多いとの話でしたが本当になってしまいました。

今度の水曜日はチラチラの降りのみでお願いしたいものです。


関東地方記録的な大雪でした!

2014年02月15日 | その他

昨夜の雪で今朝から雪掻きに追われております。なんとか鳥居から本殿までの通路を確保致しました。

先週より積雪量は多かったような気が致します。神社の周辺道路もこの雪で、車の立ち往生で大渋滞が発生しておりました。先ほどから晴れ間も見え雪解けが進んできておりますが、まだまだ外出するには勇気が要りそうです。

明日は、大安日曜日、また、二の午ともあって、外でのお祭りが多く入っておりますが、この雪で現地に行けるかどうか不安です。

午後からは神社周辺の道を地域の皆様とともに雪掻きを行います!外出される皆様十分にお気を付けて下さい。

朝6時半の境内の様子です。


再び、雪の日

2014年02月14日 | 境内の様子

予報通り今朝から雪が降り始め、境内は再び銀世界となっています。

先週ほどの風はまだありませんが、この座間市にも朝の時点で大雪・風雪・着雪注意報が出ているようです。

砂利の境内は早くも薄く雪が積もっています

松竹梅も雪化粧で、冬らしい景色が広がっています

つい先週降ったばかりですので、もう前回のような困惑・混乱はないかと思いますが、一日降ればまた足が埋まるくらいの積雪になるのでしょうか。前の雪が氷塊として残ってもいますので、外出の際は充分お気を付けください。

 

夕刻の積雪。足跡もどんどん消えてゆきます

明日は雪から雨に変わるそうで、参道だけでも溶かしてくれると助かるのですが


地鎮祭の竹取り

2014年02月13日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

今日は終日曇り空、冷やかながら落ち着いた天気となりました。

次の日曜には大安吉日ということで地鎮祭のお約束もありますので、今日の社務の一つはその竹取りです。

地鎮祭など屋外で神事を行う際は一般的に、竹を四本、柱のように立てて注連縄を張り、その中に祭壇を準備します。

竹を立てるのは一年中青々として縁起の良い木だから、あるいは単純に昔は竹藪などありふれたもので簡便に取って使えるから、などといろいろと謂れがありますが、開発の影響で自由に取れる竹は最近ごく僅かになっています。

もし取れなくなれば作り物の竹やテントなど代わりの柱を以て注連縄を張るなど考えなければいけませんが、今は竹林をお持ちの方に許可をいただいて、なんとか必要な分の竹を用意できているといったところです。

 

明日から雪が降るとの予報があり、日曜の天気も気になるところですが、普段通りのお祭りが出来るよう気を引き締めてまいりたいと思います。