座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

月次祭を迎える準備として

2021年03月31日 | 境内の様子

年度納となった今日は明日の月次祭に備えて境内の注連縄や紙垂を交換を行っています。

御社殿や鳥居、神輿庫や手水舎などは紙垂を新しく致しました。

境内に鎮座する摂末社の社殿や鳥居は注連縄と紙垂併せて新しく致しました。

明日から新年度、社会では新入社員を迎える準備をし、入学や進学をするお子さんがいらっしゃるご家庭では必要となる物の最終確認をされている頃でしょうか。

神社の祭事は祓いに始まり祓いに終わるとよく言われています。

祓うという事はただ罪や穢れを除くという事だけではなく、新しく生まれ変わるという意味も含まれています。

今までの概念に囚われていると新しい事を始めようとするのに足かせとなってしまいます。

新しい年度を迎えるに今年度に行ってきた事は一旦ここで一区切りをつけて明日から始まる未来には無限の可能性が与えられるよう心も頭の中も空っぽにして迎えていただければと思っております。


梅の実

2021年03月30日 | 境内の様子

境内の桜も徐々に散り始めていて今週いっぱいで見納めとなりそうです。

桜の前に咲いていた梅は小さいながら実を付け始めました。

まだピーナッツ位の大きさですが、6月初めにはピンポン玉くらいまでになります。

実の付き加減は少々少なめです。

しかしここから雨風にさらされて少しずつ間引かれていくので、収穫時には今の7割程までに減ってしまいます。

これから枝に葉が茂り栄養が実に届いてとどんどん大きくなると6月には収穫の時期を迎えます。


雨上がりの掃除

2021年03月29日 | 境内の様子

昨日は大変な春の嵐になりました。

日中は通り雨のような一時の雨でしたが、日が落ちてから長く降った事とずっと強風だった事で、今朝は桜の花弁や常緑樹の生え変わりの葉が叩き落されたように境内に散っています。

特に花弁は濡れると地面に張り付いてしまい、加えて濡れたまま道の端に寄せられたりすると団子の様に固まって乾きにくく、非常に厄介な相手です。

今日の様に天気が良いならば完全に乾くまで丸一日置いておきたいところですが、ほったらかしにしてしまうのも気が咎めます。結局時間をかけて掃き掃除をする事になりました。

意外にも本殿前の枝垂桜や山桜は昨日の風雨に耐え、まだ花を保っています。駐車場周りの染井吉野もほぼ満開で、もうしばらくはお花見ができそうです。


安産戌の日

2021年03月27日 | 御祈祷・授与品

境内の桜も満開を迎え、しだれ桜のもとで卒業式の帰りに袴姿で記念撮影をされて帰られる方が結構いらっしゃいます。

今日は安産戌の日。午前中早い頃から安産の御祈祷が続いていました。

週末は雨が降っていなければ境内の右側で御守等を授与しています。

ご祈祷を受けた記念に桜の前で写真を撮られる方も多く見られます。

日々安らかにお過ごしいただき、大神様のお導きにより無事にお子様がお生まれになりますよう心よりご祈念申し上げております。


桜の咲くに思う

2021年03月26日 | その他

今日は風が冷ややかながらも陽射しの明るい、春らしい一日になりました。

当神社のフェイスブックやブログを見て下さったのか、或いは偶々見つけられたのか、ここ最近は本殿前の満開の桜にカメラを向ける方の姿を多く目にします。私自身も普段あまり写真に興味はないのですが、思わず何枚か写真を撮ってしまいたくなる光景です。

下から見上げると“霞か雲か”と歌われるのが腑に落ちます

桜の写真を撮る方の姿を見て、ある漢詩の一場面を思い出しました。少し長いですが引用すると、

 『且夫天地之間 物各有主 苟非吾之所有 雖一毫而莫取 惟江上之清風 與山間之明月 耳得之而為聲 目遇之而成色 取之無禁 用之不竭 是造物者之無盡藏也 而吾與子之所共適』

 『(意訳)およそ天地の間にあるものには全てその持ち主があり、自分のものでなければ少しでも奪ってはならない。しかし川面を吹く風や山間に見える月は、耳で捉えれば音曲となり目で捉えれば情景となる。取っても咎められず使っても尽きる事がない。自然が造りだした無尽蔵のものは、誰も遠慮しなくても良いのだ』

 

これは『赤壁の賦』という詩の一部で、赤壁とは古戦場の名前。一人が諸行無常、盛者必衰を儚んでいるのに向かってもう一人が元気づけるように答える台詞なのですが、特に今の時代では示唆に富んだ台詞と言えるのではないでしょうか。

ご興味のある方はお調べになると全文が見つけられるかと思います。いつの時代も自然は心や人生の豊かさを思い出させてくれる存在です。


2021年03月25日 | 境内の様子

今日は朝から雲が広がりどんよりとした天気になっています。

境内の桜も順番に咲き誇り、境内の枝垂れや山桜は今が満開。一方、駐車場等のソメイヨシノはまだ二分咲き。

こちらの満開は来週でしょうか。

社務所前の庭には筍が顔を出し始めました。

石やコケを押しのけて小さい頭がちょこんと出始めました。

こちらの方はだいぶ出てきました。

今年は何本ぐらい筍が出てくるのでしょうか。 沢山出る年とそうでない年があるようで順番からすると今年は多く出る年のはず。

若竹の如くすくすくと育っていく事と思います。


勧学祭・ランドセル、通園バックのお祓い

2021年03月24日 | 御祈祷・授与品

昨日に引き続き、大変気持ちの良い天気に恵まれたお参り日和の一日となりました。

早いもので三月も半ばを過ぎ、近隣の小学校では先日卒業式を終え、明日終業式を迎えるそうです。

当社では幼稚園・小学校に上がられるお子さんの、勧学祭・登下校の交通安全(ランドセル・通園バック)のお祓いをしております。

お祓いをお受けになられる方は、本殿でお祓いをさせて頂きますので、ランドセル・通園バックをお持ちください。

丁度今の時期ですと、境内のあちらこちらで、桜が咲き乱れております。

お子様の進学の記念に、桜を背景にランドセル・通園バックを背負ったお写真を撮ると、とても映える良い写真になるのではないでしょうか?


お参り日和

2021年03月23日 | 境内の様子

青空が澄み渡るとても気持ちの良い陽気に包まれた、そんな一日にとなりそうです。

幾度か当ブログでもお伝えさせていただいておりますが、日に日に境内の桜が花開き、ピンクや白と境内を色づけております。

また、当社の限定御朱印についてお問い合わせを多くいただきますので、改めてこちらでもお知らせいたします。

20日より、2種類の数量限定の御朱印をお出ししております。(数量限定ではございますが、今のところまだ数に余裕がありますので大丈夫です 3月23日現在)

こちらの御朱印は

・『平日』社務所にて

・『土日、祝祭日』参集殿にて

承っておりますので、そちらにお声掛け下さい。

また受付時間ですが、平日・土日祝祭日ともに9時~16時30分となりますので宜しくお願い致します。

御朱印はその日にお参りをした印(しるし)としてお出しするものになりますので、神様にお参りをされてからお受け下さい。

皆様のご参拝心よりお待ち申し上げます。


紙垂の交換

2021年03月22日 | 境内の様子

昨日は春の嵐というべきか、大変強い雨風の一日でした。

そういった日はどうしても境内の注連縄の紙垂が破れ飛ばされてしまいます。今日は大安の日ではありましたが、手の空いた時に紙垂の交換を行いました。

昨日は屋根がかかっている筈の本殿の紙垂も切れてしまいました

普段は1日と15日の月次祭の前に交換していますが、その日以外に換えてはいけない、というわけではありません。むしろ境内の清掃と同じく、常に清浄を心がけるのが良い神社の在り方とも言えるでしょう。紙以外の(金属製など)紙垂にしてしまうという手もありますが…

交換は無事済んだものの、午後にはまた小雨が降ってきました。春の天気はままならないものですね。


雨の日曜日

2021年03月21日 | 境内の様子

昨日の明るい天気とは打って変わり、今日は朝から強い雨と風に見舞われました。

しかし春も深まってきているせいか冷たさのない暖かな雨に感じます。地鎮祭など外にお伺いするお約束もありませんでしたので、社務所で明日以降の祭事の準備を主に行っています。

せっかくの日曜日ですが、流石に昨日に比べ人影はまばらです

“月に叢雲花に風”とは“良いものには困難が多い”という意味の言い回しですが、桜は満開を迎えるまで散りにくいという性質がありますので、どうやら今日の悪天候には耐えてくれそうです。

ですが人の体はそうはいきません。寒さが和らいだとはいえ調子を崩しやすい時期でもあります。今日は出来るだけ濡れないように、身体を休めてお過ごしください。


春分の日

2021年03月20日 | 境内の様子

本日は春分の日。春分の日は「自然をたたえ、生物を慈しむ日」とされ国民の休日と定められております。明日を終えると緊急事態宣言が解除となりますが、これ以上の拡大を防ぐため、一人一人の気持ちの持ちようが大切になってくるかと思います。いち早く収束に向かい、平穏な日々が訪れることを願うばかりです。

本日の境内の様子です。

本殿前の山桜と枝垂れ桜

枝垂れ桜

枝垂れ桜と本殿

本殿前の風景

梅も少しずつ実を膨らませ始めました

アジサイも葉を付け始めました


限定御朱印のお知らせ

2021年03月19日 | 御祈祷・授与品

この暖かな陽気に誘われ、境内の桜が次々と花開き始めどんどん、春めいてまいりました。

当社では、明日より数量限定で桜柄の御朱印(書置きのみ)を二種類頒布致します。

お参拝の後、境内の桜を愛でながら心癒され、この限定の御朱印を受けてみられては如何でしょうか?

皆様のご参拝心よりお待ち申し上げます。


ソメイヨシノ

2021年03月17日 | 境内の様子

境内の枝垂れ桜は開花を迎えましたが他の桜はまだ開花には時間がかかりそうです。

今日も陽射しは暖かいのですが吹く風はまだひんやりとしていて少し肌寒く感じています。

蕾は膨らんできてはいるもののまだ白っぽい花びらが見えてはいません。

明日明後日は少し気温が低いようで、日曜は雨模様の予報。

桜を本格的に愛でるのは来週後半頃になりますでしょうか。

どうも緊急事態宣言は今週末で解除されるようですが、今後も感染拡大防止に気を付けてお越し下さい。


彼岸入り

2021年03月17日 | 神社知識・作法・歴史

今日は暦の上で彼岸入りの日となります。

お彼岸については何度かこちらで書いておりますが、簡単に言うと『御先祖様を敬う期間』というところでしょうか。春分(秋分)の日を中日とした七日間で、中日には宮中で『春季(秋季)皇霊祭』という神事が行われます。

『彼岸』の語は“悟りを開いた向こう側の世界”を意味する仏教用語で、お寺では彼岸会という行事が行われるそうです。

一般には“暑さ寒さも彼岸まで”の諺でお馴染みかと思います。

実際に今月頭の頃は日中10℃を下回る日が続いていたと考えると、随分春らしい天気になりました。これからは桜の時期でもあります。しばらく雨風が控えめであると良いのですが...


参道側面の整備工事

2021年03月16日 | 境内の様子

本日、本殿前の参道と砂利地の間の整備工事が行われました。

御蔭様で昨年『御大典奉祝記念事業』として参道整備がなされ、本殿から鳥居まで綺麗な石畳が敷かれております。しかし本殿前の広場においては石畳と砂利地の間に段差が生じてしまいました。

当初は仕方の無いものと話しておりましたが、8月の例大祭の時などはお囃子のための車輪付の大きな舞台が通るという事もあり、安全性の確保のため今回の工事が行われる運びとなりました。

本殿に向かって右側の地面が対象です

施工方法は耐久性のある型枠を埋め込んで砂利と同化させる、というもの

見た目には工事の後は全く分かりません

外見上の変化はありませんが、これで大型の車両が通っても砂利がずれずに円滑に通れるようになったとの事です。

知らないだけで今は色々な技術があるものですね。