座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

月次祭の準備

2017年10月31日 | 境内の様子

昨日の木枯らし一番で境内は落ち葉でいっぱいとなりました。

境内全体を清掃するのに午前中までかかってしまいましたが、落ち葉が乾燥しているので掃きやすく感じました。

明日からは霜月、11月です。

その霜月を思わせるかのように今朝の最低気温はひとけた台となり霜が降りるそんな気温となりました。

月次祭の準備として境内の注連縄と紙垂の交換をしています。

11月15日は七五三祝の日でもあり、11月前半は七五三本番ともなります。

七五三の御祈祷は10月の平日でも毎日数件ありますが、明日の1日は県内の幼稚園で来年度入園予定者の願書受付が一斉に行われ在園児はお休みとなるようです。

11月に入ると直ぐに3連休とますます件数は多くなりそうです。


数え年

2017年10月30日 | 神社知識・作法・歴史

本殿で御祈祷を行う際は、まず受付にてお名前や御祈祷の内容をお伺いして、それを祝詞の中で奏上する事になります。

その時神社側としては普通でも、御祈祷を受ける方にとってはそうでない事もあるかもしれません。 その中の一つが「数え年」です。

数え年というのは戦前まで普通に使われていた年齢の表し方で、今の満年齢より一歳か二歳足した数になります。

今でいう「零歳」を“生まれて一年目”の「一歳」と数えるためで、誕生日に関わらず新年を迎えると次の年齢となります。

“零歳の内は母親のお腹の中にいるため生まれた時に一歳になる”という説もありますが、個人的には昔は“零”という数字を生活の中で使っていなかった為ではないかと考えています。

では満年齢で読むのは間違いか…というとそんな事はないのですが、今はまだ歳祝(還暦や古稀)なども数え年で行われることが多く、伝統を大切にする気持ちから神社では数え年を多く用いています。 ですが時代が変わればやがてこれも使われなくなってしまうのかもしれませんね。


雨続き

2017年10月29日 | その他

本日も台風の影響で一日雨模様となりました。然しながら、七五三を予定されている方は衣裳や着付けの予約があり足元の悪い中、お参りにご来社下さいました。

神社と致しましても以前ブログで書きましたように極力雨に濡れないように、玄関ロビーまで車をつけて頂き、お祝いのお子様が濡れることなくお参りできるよう警備員による誘導を行っております。

また、駐車場も参集殿前駐車場、普段は駐車場ではありませんが境内を駐車場として使用頂けます。また、折角のお祝いで境内での写真撮影が出来ないため、参集殿の2階、3階を写真撮影の場所として開放しております。

11月に入り七五三詣が本格的シーズンに入ってきます。神社と致しましてもお祝いのお子様がお参り後、境内で写真が撮れるよう晴れを願いながら11月を迎えたいと思っております。今のところ週間天気予報では11月3日、4日、5日と雨マークは無さそうです。このまま雨マークにならないことを願っております。

本日、お祝いを迎えられたお子様の更なる成長を御祈念致します。誠におめでとうございました!


読書週間

2017年10月27日 | その他

暦を開くと、ちょうど今日27日の欄に「読書週間」と書かれていました。 確かに随分夜が長くなり、最近は雨もよく降るので読書に耽るには良い頃かもしれません。

神社にもそれなりに本が多く置かれていますが、社務関係の書類や記念誌の類を除けば、やはり場所柄神道に関する参考書・教本といったものになります。

社務所本棚の一角

一般的な本屋には並ばない本ですから、表紙では何の本なのか分からない本も多いかも知れませんね。 社務上写真にある『神道事典』や『祝詞例文集』などはよく使用しますが、それ以外の教本となるとなかなか開かないのが実際の所です。

ですがこうした知識にしろ体を動かす行事作法にしろ、長年の内に自分の頭の中で思い違いをしたりして、ずっと確実なまま覚えているという訳にはいかないものです。 時間を見つけて学び直しをする事もしていかなければなりません。


稲刈り

2017年10月26日 | 注連縄奉納同志会

本日、雨で延期されておりました稲刈りを秋晴れの中注連縄奉納同志会・氏子青年会の会員の皆様のご奉仕により執り行われました。

収穫された稲はこの後、「はさがけ」を行い乾燥していきます。

 

このはさがけは、昔からの稲の乾燥方法として用いられ、太陽の恵みと風を通し乾燥させる事でより美味しい御米になるとされています。はさがけが終わると先端にビニールシートを掛け、雨流入しないように致します。そして最後にスズメに食べられないよう網を全体に掛けていきます。本日の作業はここまでとなります。

次の工程は11月5日に脱穀作業を行い、12月中旬に収穫した藁を用い、注連縄を作成致します。

今後の様子も『社務日記』でお知らせいたします。

本日は注連縄奉納同志会・氏子青年会の皆様、長時間にわたり誠にありがとうございました。


紅葉まもなく

2017年10月25日 | 境内の様子

この数週間寒い日々が続いており、今日は12月初旬の気候だそうです。寒い日々が続いたせいか境内の装いも少しづつ変化をみせております。

木々が青から黄色へと変化してきております

本殿左側の紅葉はまだこれからといった様子です

今年は例年より色付くのが遅く感じますがゆっくり気長に色付き始めるのを待ちたいと思います。

 


落ち葉の山

2017年10月24日 | 境内の様子

関東を直撃した台風は幸い神社に被害を及ぼすことはなく、今回は無事にやりすごす事ができました。 ただ台風が過ぎ去ると毎回の事ですが、昨日今日とその時間の大部分を掃除に費やしました。

昨日の内は落ち葉がまだ濡れていたので袋に回収したのは今日の事ですが、体感では普段の一週間分位の落ち葉になったでしょうか。 まだ青い銀杏の葉なども雨で落とされています。

昨日朝の境内

この時期取り扱いに困るのがどんぐりの実です。 落ち葉と違って砂利と分けにくい上に量が増えると重く…何か使い道があればいいのですが、思い当たりません。

ですがなんとか今日の午後には掃除が完了し、元通りの境内になりました。 今は次の台風がこちらに来ない事を願うばかりです。


七五三詣の祝詞

2017年10月22日 | 神社知識・作法・歴史

七五三詣はご家族で参列するものですので、普段機会がなかったが初めて昇殿祈祷を受けた、という方も多いかと思われます。

本殿での御祈祷の内多くの時間を占めるのが『祝詞(のりと)奏上』ですが、祝詞でどんな内容の言葉を読み上げているのかご存知でしょうか?

 

よく言われるように祝詞は「呪文」ではなく「古語」ですので、耳慣れない言葉は多いですが文字にすると大意が分かるのではないでしょうか。

少し長くなりますが、七五三詣の祝詞例文を一つ挙げてみます。

 

 “掛け巻くも畏き 〇〇神社の大前に 何某恐み恐みも白さく

 大神の広き厚き御恵により 郷の幼児等 身健やかに生立ち行くは 愛たき極になも有りける

 故何某 去にし年月に生れ出でて 今年は言祝ぐ齢となりぬれば

 家人等と相共に大前に参出で 七五三詣の儀執り行ふ真心を 愛ぐしと思ほし見そなわし坐して

 今ゆ行く先も御心放たず 守り給い幸へ給いて 優れたる大和男子・大和撫子と成さしめ給へと

 恐み恐みも乞願奉らくと白す”

 

 “(訳)心に掛けるのも畏れ多い 〇〇神社の御神前に 「神主名」畏まって申し上げます。

 神様の広大で深厚なお恵みをいただいて 地域の子供達が健やかに成長する事は 大変喜ばしい事です。

 そこで「子供名」が 去る年月日に生まれて 今年祝歳を迎えましたので、

 家族と共に御神前にお参りして 七五三詣を行う真心を 愛おしい気持ちでご覧になって、

 これから先も御心から離さず 守護し祝福なさって 立派な男性・女性となされますように、

 畏まってお願い申し上げます。”

 

これは当神社の祝詞でもなくあくまで例文で、実際には神社や神主によって自分なりの言葉、装飾語や言い回しが使われますので全く違う文章になります。

ですが子供の成長を御神前に奉告する、という文章になるのは間違いありません。 難しい部分もありますが、せっかくの祝詞ですので、昇殿祈祷の際は耳を傾けていただければと思います。


雨天でも七五三祈祷は安心です。

2017年10月21日 | その他

今日も雨。明日は台風の影響もあって朝から大雨の予報です。

雨が降ると七五三衣装の水はねや泥汚れなど心配ですね。

今日も七五三の祈祷など多くの参拝者が来られました。

明日は今日よりも雨量が多く、土砂降りの時間もありそうです。

当社は参集殿前には屋根がある部分がありますので、七五三の衣装を着ているお子様を載せている車は直接この場所に車を進めていただきお子様を下してから所定の駐車スペースにお停め下さい。

参集殿前の屋根付きスペース

参集殿で祈祷の受付を行っております。

参集殿には記念写真を撮る場所も複数個所用意しております。

明日は大安。衣装や着付け、写真の御予約をされている方も多いかと存じます。

当日は警備員の指示に従って車をお進め下さいますようお願い申し上げます。

ご来社お待ち申し上げております。


平成30年巫女・男子奉仕者募集のお知らせ

2017年10月20日 | お正月

平成30年正月巫女奉仕者・男子アルバイトの募集を致します。
奉仕内容は、御守りの授与、ご祈祷受付、案内、参拝者へのお茶出しの接待等となります。男子アルバイトは、テントの設営、甘酒、お蕎麦の販売、御焚き上げの受取等となります。
巫女奉仕者は、白衣、緋袴での奉仕となります。(白衣、緋袴、草履は神社にて貸与します。)
男子アルバイトは、半纏を貸与します。定員になり次第募集は終了致します。募集要項は、下記の通りとなります。

【募集要項】

巫女奉仕者
①平成29年12月31日(日) 21:00~
②平成30年1月1日(月) 8:00~18:00
③平成30年1月2日(火) 8:00~17:00
④平成30年1月3日(水) 8:00~17:00
⑤平成30年1月4日(木)以降 8:00~17:00

※①は深夜となりますので高校生の方は②からの募集となります。
※高校生の方は②から④全てに出勤できる方。専門生・短大・大学生の方は①から④全てに出勤できる方。
※部署によって、多少勤務時間が前後することがあります。
※上記以外で、12月に1日研修(2~3時間程度)がございます。この研修会は採用者全員必須となります。

男子アルバイト

①平成29年12月31日(日) 9:00~15:00
②平成30年1月1日(月) ~ 平成30年1月3日(水) 8:00~17:00
※多少勤務時間が前後することがございます。

【応募資格】

巫女奉仕者
・高校1年生から25歳の心身共に健康な未婚の女子
・真面目で明るい女子(茶髪、マニキュア、ピアス、ネックレス不可)
・近隣市町村にお住まいの方
・募集要項の条件を満たす方

男子アルバイト
・体力に自信のある方

【募集人数】

巫女奉仕者
40名

男子アルバイト
10名程度

【申込方法】

・市販の履歴書に記入し、顔写真、捺印の上、鈴鹿明神社までご郵送下さい。履歴書到着後、電話連絡させて頂き、面接の日を相談させて頂きます。

(必ず連絡先をご記入下さい。携帯電話若しくは自宅電話番号)
※定員になり受付けを終了致します。受付終了はホームページのTOPページ「最新情報」の欄でお知らせ致します。
※受付終了後はお受けできませんので、早めに履歴書をお送り下さい。

【履歴書送付先】

〒252-0024
神奈川県座間市入谷1丁目3500番地
鈴鹿明神社 正月奉仕担当者 行
電話番号046(256)1122


埋井祭の御奉仕

2017年10月20日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

台風が近づいている影響もあるかと思いますが、まだ暫くは雨が続きそうです。

ただし雨の場合でも屋外の御祭は行われます。 昨日は井戸を埋める前のお祓い、『埋井祭(まいいさい)』の御奉仕を致しました。

こちらは晴れた日の埋井祭の様子

こうした工事に関わる土地のお祓いは“延期にしては縁起が悪い”或いは単に“今後の予定に関わる”として少しの雨では日にちが変えられる事は殆どありません。 “雨降って地固まる”という言い回しがあるようにむしろ良い事と捉える方もいらっしゃいます。

特に井戸のお祓いは“工事を始めてから古井戸の存在が分かった”という場合も多く、急なお約束になる事もしばしばです。

その際でも神社から小型のテントを持参するなどして、できるだけ省略なしに御祭ができるよう努めています。

 

しかし参列の方が体調を崩してしまっては勿体ない事です。 ご自宅の地鎮祭などで“延期するのは失礼かと思った”とおっしゃる方もいますが、大切な御祭ですので、迷われたらどうぞ神社の方へご相談下さい。


神宮大麻の到着

2017年10月19日 | 神社知識・作法・歴史

早いもので年末年始の事を考える時期が近づき、当神社にも伊勢の神宮の御札である『神宮大麻』が到着しました。

近隣の神社を含めた「相模中央支部」の分をまとめてお預かりしましたので、大変な数です。

御正月は一年の内で最も多くの御札・御守を扱う時期です。 各神社では授与品店や職人へ依頼して、昔ならば職員が手で刷るなどして御正月の御札御守の準備をするのですが、この神宮大麻だけは少し事情が違います。

伊勢の神宮は皇室の御祖神をお祀りする神社ですが、それ故日本の総氏神、言わば“国の守り神様”としての役割を持つ神社でもあります。 そのため神棚をお祀りする際は国の守り神として「神宮大麻」、地域の守り神として「地域の神社の御札」両方をお祀りするのが習わしです。

なので毎年神宮大麻授与のお願いを出して戴いた御札を、各神社は自社の御札御守と併せて頒布しているのです。

 

この相模中央支部では11月2日に『神宮大麻暦頒布始奉告祭』が行われ、その後各神社へ神宮大麻が渡される事となります。 年の瀬の準備ももう始まろうとしています。


参拝記念の看板設置

2017年10月18日 | 境内の様子

今神社は七五三詣の季節ですが、他にも初宮詣や十三詣、正式参拝などハレのお参りをされる方も多くいらっしゃいます。

そういった方々にもお使いいただけるよう、今回境内に『祝七五三』に加え『参拝記念』の看板を出させていただきました。

こちらは七五三の季節に限らず、一年を通して境内に設置しておく予定です。

当神社では御祈祷をする本殿の中を除いて撮影自由となっていますので、ご来社の方はぜひご利用ください。


雨の合間に

2017年10月17日 | 境内の様子

今日も昼過ぎまで静かな雨が降り続いていましたが、曇り空ながら段々と明るくなり、夕方前にはすっかり雨が上がりました。

また降らない内に、という事で遅ればせながら境内で掃き掃除が始まっています。

掃除は神社の威儀を高めるとともに、境内を安全に清潔に保つためのものですから、ずっと放っておくわけにはいきません。

雨で濡れた落ち葉は大変掃除しづらいものですが、銀杏の葉がまだ混ざっていないのが幸いだったのか、一応目立つ所の掃除はする事ができました。

明日一日を挟んでまた明後日から雨が降り始めるとか。 体調を崩す方も多いと聞きましたので、皆様も御身体ご自愛いただいてお過ごしください。


鎮物(しずめもの)

2017年10月16日 | 神社知識・作法・歴史

今日も冷たい雨が降り続いています。

気温も12月上旬のような寒さ。今週は気温の低い日が続くようです。

明日は大安、家を建てる時に執り行う地鎮祭も多数受け賜わっており雨の降り方が気になるところです。

地鎮祭を執り行う際、当社では必ず鎮物(しずめもの)をお渡ししています。

当社の鎮物

当社の鎮物は陶器ですが、形式は神社によってさまざまです。

鎮物とは、土地の神様に対するお供え物と共にこれからこの場所で生活するご家庭の安寧をご祈念するものです。

地鎮祭祭典時は御米やお酒、乾物や野菜、果物などのお供え物と一緒に神前にお供えを致しますが、祭典後にはお施主様を通じて家を建ててもらう会社にお渡ししてもらいます。

施工会社はその鎮物を家を建てる基礎を行う前にその土地の真中に埋めるのです。

時々鎮物の中にどのようなものが入っているのかお尋ねになられるお施主様がいらっしゃるので当社ではこのような由緒書も一緒にお渡ししています。

地域によっては特に鎮物を用いない所もあるようですので、地鎮祭を執り行う際には各神社へお問い合わせ下さい。