本日はお盆休み明けの大安。社頭は落ち着きを見せておりましたが、地鎮祭のご奉仕がございました。真夏の地鎮祭ともあって、お施主さんの熱中症が気になるところでもあります。
しかしながら、皆様揺らぐことなく参列され、祭典をお受けになっておりました。
さて、地鎮祭とは、工事を始める前にその土地の神様に、工事の安全と変わらぬ守護を願うお祭りです。
とは言いましても一生のうちに1度ないし2度あるかと言うお祭りかもしれません。これから、地鎮祭を行う方に地鎮祭の式次第についてお話し致します。
地鎮祭舗設の様子
当日は、地鎮祭開始の約30分前に現地に到着し、祭壇を舗説致します。(忌竹、祭壇、神饌、盛砂など)その後、お施主さん、施工(設計)会社の皆さんがお揃いになられましたら式を開始致します。
式の次第は下記の通りです。
一、修祓(しゅばつ)
神饌、玉串、参列者をお祓いいたします。
一、降神の儀(こうしんのぎ)
神様をお迎えいたします。
一、献饌(けんせん)
神様のお食事をお供えいたします。
一、祝詞奏上(のりとそうじょう)
神様に工事の奉告ならびに工事の安全を祈願いたします。
一、四方祓の儀(しほうばらえのぎ)
土地、地縄の四隅をお祓いいたします。
一、地鎮の儀(じちんのぎ)
土地に鎌・鍬・鋤を入れます。
刈初の儀(かりそめのぎ) 鎌・・・・・・設計者
穿初の儀(うがちぞめのぎ) 鍬・・・・・お施主さん
鋤入れの儀(すきいれのぎ) 鋤・・・・・施工会社
一、鎮物埋納の儀(しずめものまいのうのぎ)
土地の神様へのお供え物を土の中にお埋めいたします。
一、玉串奉奠(たまぐしほうてん)
玉串をお供えし拝礼します。
一、撤饌(てっせん)
お供えした神饌をお下げします。
一、昇神の儀(しょうしんのぎ)
お迎えした神様をお送りいたします。
一、神酒拝戴(しんしゅはいたい)
参列した皆様で、お下げした神饌(御神酒)を戴きます。
地鎮祭の冊子をお施主様にお渡しさせて戴いております。
地鎮祭は、開始から約30分のお祭りとなります。日程等が決まりましたらお早めに神社へご相談下さい。