座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

当社頒布御札について

2012年10月31日 | 御祈祷・授与品

今日は穏やかな一日となりました。本日も七五三、初宮詣のご奉仕がございました。明日から11月。今年も残り2カ月となって参りました。

本日は当社の御札について説明致します。

当社には、神宮大麻(伊勢神宮の御札)、鈴鹿大麻(鈴鹿明神社の御札)、鈴鹿明神社八方除の御札、三柱荒神様、荒神様、諸災除がございます。

(写真左から4番目)

神宮大麻(伊勢神宮の御札)は、伊勢神宮の御札です。伊勢神宮は日本の総氏神様として、神棚の真ん中にお祀りする御札です。

(写真左から3番目)

鈴鹿大麻(鈴鹿明神社の御札)は、この地域の氏神様の御札です。家内安全としてお祀り致します。神棚向かって右側にお祀り致します。

(写真左から2番目)

鈴鹿明神社八方除は、家の中心若しくわ神棚に祀り、四方八方からの災いから家を守る神札となります。

(写真右から2,3番目)

三柱荒神様、荒神様の御札は、台所、竈の神様の御札です。

(写真左から1番目)

鈴鹿明神社諸災除の御札は、家の玄関にお祀りする御札です。家の中で一番では入りが多いのが玄関となり、様々な災いが入りやすい場所でもあります。その災いを除ける御札となります。

また、神宮大麻、鈴鹿大麻、年神様、晦日祓い、紙垂をセットにしましたかまじめも年末には頒布致しております。

毎年、神札を新しくする理由を参拝者の皆様からよく質問を受けます。これは、神様は清浄が第一で、御札を新しくすることによって、新たな神様の大御威(お力)、恩頼(みたまのふゆ)の力を頂き、より一層のご加護を頂くために、新たな力の入った神札をお祀り致します。


11月祭事予定

2012年10月30日 | 神社祭事並びに行事予定

本日で10月もあと2日で11月「霜月」となります。神社も本格的に七五三シーズンとなり境内も賑わいを見せそうです。

今月の祭事予定

  1日(木) 8:30~月次祭

 9日(金) 安産戌の日

15日(木) 8:30~月次祭

21日(水) 安産戌の日

23日(金) 11:00~新嘗祭 「豊作に感謝する秋祭り」

※新嘗市とは、新穀を神様にお供えして、神恩による収穫を感謝するお祭りです。祈年祭とともに神社において特に重要とされるお祭りの一つです。天皇陛下もこの日、皇居で新穀を神様にお供えになり、一緒にお召し上がりになられるお祭りをなされます。

29日(木) 地元中学生職場体験

※七五三詣をはじめ諸祈願はご予約は要りません。直接神社へお越し下さい。駐車場につきましては、土日の場合は警備員が誘導させて頂きます。誘導に従ってご駐車なされますようお願い致します。駐車中につきましては「社務日記」10.12の記事に地図がございますのでご確認下さい。

昨年の七五三の様子


秋の境内

2012年10月29日 | 境内の様子

本日は秋晴れの中、七五三詣、初宮詣、交通安全祈願、地鎮祭のご奉仕がございました。10月末となり夕方には気温もぐっと下がって肌寒くなってきます。境内もここのところの気温で葉も色付いてきました。

2012全国紅葉最前線のホームページを見てみますと、神奈川県の見頃は11月中旬ぐらいの予想となっております。 

四季折々境内の木々は様々な表情を見せてくれます。お参りに来る際の楽しみでもあるかと思います。皆様のご来社お待ち致しております。

本日の境内の様子をアップ致します。夕方に撮影した為少し暗いかもしれませんが御了承下さい!

社務所前の庭

玉垣・神社外周

参集殿駐車場入り口

弁天池の鯉

手水舎

参道

湧水水路

参集殿駐車場より

手水舎脇銀杏

本殿


安産戌の日

2012年10月28日 | 御祈祷・授与品

本日は小雨の降りしきり寒い一日となりました。今日は安産戌の日。安産祈願をはじめ七五三詣、初宮詣、地鎮祭のご奉仕ございました。

雨でございますが、参集殿から本殿まで回廊で繋がっておりますので、雨に濡れずにご参拝出来ます。多くの可愛らしいお子様が、礼儀良く御祈祷をお受けになられておりました。

また、本日10月最後の安産戌の日と言うことで、ご家族でお参り頂き、無事の安産をご祈念申し上げ致しました。

安産祈願は、3種類からお選び頂いております。小式(初穂料5,000円)8寸祈祷札+安産御守、中式(初穂料7,000円)1尺祈祷札+安産桐箱御守、大式(初穂料10,000円)1尺祈祷札+御守付き腹帯となっております。また、腹帯をお持ちの方は、持参下さい。御本殿でお祓いさせて頂きます。

安産祈願~御祈祷の種類~

11月の安産戌の日は、11月9日(金曜日)・11月21日(水曜日)となっております。戌の日以外でも御祈祷受付しております。


十三夜~じゅうさんや~

2012年10月27日 | 

本日は、旧九月十三日に行うつきみの行事日です。十五夜の「仲秋の名月」に対して「後の月」と言います。十五夜と同じように月見団子や柿をお供えしますが、季節柄、大豆などが主役となります。このことから十五夜の「芋名月」に対して、「豆名月」「栗名月」などの名があります。

十五夜の月見をしたら、必ず十三夜の月見もするものとされ、十五夜の月見をして十三夜の月見をしないことを「片月見」としてこれを忌む風習がありました。

本日は天気も良く、夜には月見が出来そうですね!

本日、七五三詣の可愛らしい衣装をまとったお子様で境内が賑わいを見せております。今年は10月の半ばからご来社される方が多くなっております。

本日はベビーカステラ・お面の露店も出てます。

御祈祷の様子

本日、お祝いを迎えられたお子様の健やかなるご成長をご祈念申し上げます。おめでとうございました。


座間市民ふるさと祭り~神輿渡御~

2012年10月26日 | その他

 本日も秋晴れの清々しい一日となっております。皆様のおかげをもちまして、ブログの訪問者が50,000人を突破致しました。いつもありがとうございます。
 本日のタウン誌「タウンニュース 座間版 http://www.townnews.co.jp/0403/2012/10/26/163057.html」に11月4日日曜日に行われる「座間市民ふるさと祭り」に当社の神輿を担ぐ記事が掲載されております。当社の宮神輿は例大祭のみの渡御でございますので、今回は小田急電鉄相模大野工場から奉納された神輿がふるさと祭りで担がれます。この神輿は昨年、須賀川市で行われた松明あかしのパレードに参加した際に担いだ神輿です。
 今回は10年ぶりにふるさと祭りで神輿が出るということで、座間市内にある神輿会5団体、また、復興祈願としての渡御ということで座間市と災害時の相互応援協定を結んでおります秋田県大仙市、都市間交流を進めております福島県須賀川市、市民レベルで交流のある宮城県南三陸町、女川市の皆様も担ぎ手として参加頂けます。
 また、当社の友好団体囃子保存会もお囃子の披露がございます。日時は11月4日(日)午前9時~午後3時 座間中学校で行われます。お時間がございましたら是非ともご参加下さい。

同様に神社facebookにも同様の記事を掲載しております。→鈴鹿明神社facebook http://www.facebook.com/suzukajinja

小田急電鉄相模大野工場から奉納頂いた神輿


霜降

2012年10月25日 | 

本日は、一日雲におおわれ寒い一日となりそうです。

先日の雨から朝晩の冷え込みが厳しくなりはじめました。朝掃除をしてると、以前は涼しくなり過ごしやすくも感じておりましたが、先日の雨を境に朝はとても寒く、手足の冷えすら感じる程冷えはじめております。

ふと思い返すと暦の上では先日、10月23日に霜降を迎えておりました。この霜降は、秋も末となり霜が降りるという意から霜降と呼ばれております。

また、霜降を迎えると当社の境内の木々も少しずつ秋の支度をはじめているのが感じられます。

徐々に色づきはじめております

改めて境内を見回してみると、先日までは青々としていた銀杏の葉も徐々に黄色く色づきはじめ、また境内には銀杏も多く落ちております。人が気づいていないところでも、少しずつ季節は移り変わっておりました。

時間が経つのは、早いもので紅葉の季節が近づいてまいりました。来月11月7日に暦の上では、もう冬を迎えます。今の季節一日を通して気温の変化が厳しい日々が続いてはおりますが、風邪も流行っているそうなので、皆様どうかお身体御自愛下さい。


神宮大麻(じんぐうたいま)

2012年10月23日 | 神社知識・作法・歴史

本日、神奈川県神社庁より、来年ご家庭に頒布する神宮大麻が届きました。この神宮大麻は皆様御承知の通り、伊勢の神宮の御札のことです。各地域に氏神様がございますが、この伊勢の神宮は、日本の総氏神様として伊勢の地にお祀りされております。

来年頒布される神宮大麻

まず、伊勢の神宮に於かれまして神宮大麻・暦頒布始祭というお祭りが行われ、各都道府県の神社庁へ送られてきます。その後、各神社庁で同様に頒布始祭が執り行われ、神奈川県で言えば神奈川県下10の支部があり、その事務局へこの神宮大麻が送られてきます。

神奈川県神社庁は、10月5日の例祭日に併せ、この神宮大麻・暦頒布始祭が執り行われます。当神社が座間市、綾瀬市、海老名市、大和市、厚木市、愛甲郡を管轄する神奈川県神社庁相模中央支部の事務局になっております関係で当神社に来年頒布する神宮大麻が届きました。

当支部に於きましても、11月5日15時より、鈴鹿明神社におきまして神宮大麻・暦頒布始祭を行います。この頒布始め祭では、毎年この支部員の宮司さんと祭員、典儀の3名により奉仕されます。

この祭典では、神宮大麻がこの支部の地域の皆様に、無事に頒布でき、伊勢の神宮の大御璽を頂き、大神徳、大御稜威を頂き、新しき1年が何事もなく過ごせますようにとお祈り致します。

10月末でございますが、すでに来年に向けての準備も進んでおります。この神宮大麻が、皆様に無事にお届けできますようにしっかりと準備して参ります。


御神田稲刈り

2012年10月22日 | 神社祭事

本日、秋晴れの中御神田の稲刈りを行いました。今年も例年通りの収穫となりました。鈴鹿明神社注連縄奉納同志会の皆様30名にお手伝いを頂きました。

機械で稲を刈ると注連縄用のとして背丈が短くなるため、人力での作業となります。約4束づつまとめ、はさがけの準備を致します。束日にまとめられた稲乾燥した稲で縛り、はさがけ用の架台に吊るしていきます。

このはさがけは、昔からの稲の乾燥方法として用いられ、太陽の恵みと風を通し乾燥させることでよりおいしいお米になるとされています。はさがけが終わると、先端にビニールシートを掛け、雨が流入しないように致します。

最後に、せっかく収穫したお米がすずめに食べられないように、網を全体にかけていきます。これで本日は完了!後はしっかりと乾燥させて、脱穀、また、足踏み脱穀機を用いて注連縄用の藁を整え、注連縄用として12月まで保存致します。

10月下旬には、脱穀作業を行います。その様子は、また、ブログにて報告させて頂きます。本日、お手伝いを頂きました注連縄奉納同志会の皆様お疲れ様でした。


鈴鹿明神社での七五三詣について

2012年10月21日 | お正月

今日は終日暖かな日差しに恵まれ、大勢の七五三詣のご家族のご参拝をいただきました。

七五三とは元々、武士の家で子供の成長を祝うために始まったものとされています。 “七つ前までは神のうち”という言葉があり、昔は小さい子が無事に大人になるのは大変な事でありました。七五三は子供が立派な家族の一員になっていくのを祝う、大切な儀式なのです。

現在では3歳の『髪置き(かみおき、髪を剃るのをやめて伸ばし始める)』、5歳の『袴着(はかまぎ、男子が大人と同じ形の袴をはく)』、7歳の『帯解き(おびとき、女子が大人と同じ形の帯・着物を着る)』の3つを合わせて“七五三”と呼ばれます。

この鈴鹿明神社でも曜日に関わらず、朝9時より夕方4時半まで七五三など御祈祷を受付致しております。御祈祷の際にはご予約は不要です。本殿内は写真撮影は御遠慮いただいておりますが御家族全員でお入りいただくことができます。ご不明な点はお気軽に神社までお問い合わせください。


本日のご奉仕

2012年10月20日 | 御祈祷・授与品

本日は秋晴れの晴天に恵まれ、一日清々しい天気となりました。本日は友引土曜日とお日柄もよく、七五三詣をはじめ初宮詣と可愛らしい衣装を身に付けたお祝いのお子様で境内が賑わいを見せました。

また、午後より神前結婚式、新郎新婦の凛とした衣装での参進。気持ちよくご奉仕をさせて頂きました。

参進

参進

報太鼓

浦安の舞奉納

誓杯の儀

指輪交換の儀

誓詞奏上

大勢のお友達に囲まれ盛大に執り行われました。これからも二人力を合わせて末永くお幸せに過ごされますようお祈り申し上げます。本日はおめでとうございました。

また、本日地鎮祭をはじめ、道祖神の入魂祭のご奉仕もございました。

道祖神の入魂に於きましては、氏子区域の上谷戸地区の道祖神の石像が長年に渡り雨風に打たれ、古くなってきたため、こたび新たに道祖神の石像を造り、入魂祭を執り行いました。この古くなった石像は石に刻まれた記録を見ると388年もの月日、この地域の道祖神として、行き通う人々の交通安全をお守り続けた神でありました。

これからもこの新しい道祖神が、この地域の守神として末永く鎮座しますことお祈り申し上げます。

新しくなった道祖神

上谷戸講中の皆様


晦日祓作り

2012年10月19日 | お正月

ここ1・2週間ほどで急に晩秋の気配が濃くなり、風も寒さが涼しさに勝るようになってきました。

神社でも少しずつ年末年始の準備を行っていますが、今日は“晦日祓(みそかばらい)”の奉製を始めました。

晦日祓とは文字通り、年末の大晦日にお祓いを行うための道具です。神社ではよく“大麻(おおぬさ)”というお祓いの道具を用いますが、この晦日祓はそれを神棚に置けるように小さくした物です。

年越しの際にはその家のご主人が神主のようにこの晦日祓で家族をお祓いし、使い終わった後は神棚や玄関にお祓いのしるし、または来た人をお祓いするものとして置いておきます。

先日お話をした“荒神札”と同じく、この晦日祓も“かまじめ”の中の一つとしてお頒けします。

完成した晦日祓

神社で用いる大麻


座間市神社氏子総代会総会

2012年10月18日 | 氏子会・敬神婦人会・神輿保存会入谷睦

本日、毎年10月に行われます座間市神社氏子総代会総会が行われております。この座間市神社氏子総代会は、神社本庁に所属する座間市の鈴鹿明神社、入谷諏訪明神、新田宿諏訪明神、日枝大神、座間神社、栗原神社、北向庚申神社の7社からなる総代会で、毎年輪番制で総会が執り行われます。

まず、今回の当番神社でございます、新田宿諏訪明神での正式参拝後、当社参集殿に場所を移しまして、29名の参加で総会が行われており、当社も宮司以下責任役員4名が参加しております。

総会の様子

当番新田宿諏訪明神総代長挨拶

氏子総代と申しましても、なかなか分からないかとも多いと思います。氏子とは、分かりやすく言えばその土地に鎮座する神社周辺の住民の皆様のことで、氏子総代とは、その神社の護持運営に努める氏子の中で、その代表ないし世話人に当たる人を総代と言います。

この総代の役割として、現在の神社本庁規定では、氏子または崇敬者で徳望の篤い人物の中から選任することになっており、神社の祭礼にあたって神職に協力したり、氏子崇敬者に対して便宜を図ったりと神社の護持運営の核となる人が総代になります。

神社は神職、総代、氏子、崇敬者全員の協力のもと護持運営されているわけであります。今回の総会を通じ、お互いの神社の意見交換など一年に一度の重要な総会となっております。


御神田の様子

2012年10月17日 | 神社祭事

来週の月曜日の稲刈り前に、御神田の様子を伺ってきました。稲穂も垂れて収穫には最適な状態になっております。

収穫後は、新嘗祭にお供えするのも勿論、刈り取られた稲は注連縄として乾燥させ、12月中旬に境内で注連縄保存同志会の皆様により新しい注連縄を作って頂き本殿、神輿庫、手水舎、参集殿、御神木の注連縄が掛け替えられます。

稲刈り、注連縄作りの時はブログにて報告させて頂きます!


荒神様

2012年10月16日 | 神社知識・作法・歴史

鈴鹿明神社では種々の御札・御守をお頒けしています。

御札においては 『神宮大麻(伊勢の神宮の御札。国の守護神)』 『鈴鹿大麻(鈴鹿明神社の御札。この地域の守護神)』 の2体の御札が中心的な存在ですが、中に一風変わった御札が一種類あります。 『荒神札』がそれです。

『荒神様(こうじんさま)』とは文字通り“荒ぶる” “荒れやすい”神様であるという意味で、台所や鍛冶場等で祀られる火の神様を指します。歴史的には最近まで薪を燃やした炎がどの家庭でも使われていたということで、制御できない火・火の神様の怒りを畏れる気持ちが強くあったのは想像に難くありません。

『火産霊神(ほむすひのかみ)』『奥津彦神(おくつひこのかみ)』『奥津姫神(おくつひめのかみ)』の火神の御神名がみえます

こちらも荒神札。三本の御幣が三柱の火の神様を表しています

この鈴鹿明神社でももうすぐ年越しの準備が始まりますが、『かまじめ』と呼ばれる新年の御札の一式の中には必ずこの荒神札を入れています。

今でも古い御屋敷では荒神様のための荒神棚を設けているのを目にすることがあります。殊に炊事・暖房には便利な世の中になりましたが、冬を前にしたこの季節、火に対する感謝、というものをもう一度考えてみてもいいかもしれません。