座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

新戸集会場竣工祭斎行

2016年03月04日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

この鈴鹿明神社から県道を北に進んで座架依橋の入口を通り過ぎた辺り、相模原市に入ってすぐの所が“新戸(しんど)”で、兼務神社の氏子地域となっています。

新戸には三社もの兼務神社が鎮座しており、春と夏との例祭の折には氏子総代の皆様と共にご奉仕をさせていただいております。

その地域の集会場を建て直すという事で昨年9月に地鎮祭を行いましたが、この度目出度く竣工をし、本日御祝のお祭りを執り行う事ができました。

真新しい広間に祭壇を設けます

氏子の皆様にもお手伝いいただいて準備が出来ました

祭典後の記念撮影

本日は春らしい陽気にも恵まれ祭典のご奉仕ができました。 誠におめでとうございます!

新戸地域の益々のご発展と、ご参列の方々をはじめ地域の皆様のご多幸とご健勝とを心よりお祈り申し上げております。


小松原稲荷神社秋祭礼奉仕

2015年10月11日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

本日午前10時過ぎより、座間市小松原鎮座の『小松原稲荷神社』にて秋のお祭りが斎行されました。

普段神職の常駐していない神社なのですが、毎年秋のお祭りの際には氏子会・奉賛会のご依頼により神事のご奉仕をさせていただいております。

天気は生憎曇りと雨の間を行き来しているような状態でしたが、小雨決行との事で祭典終了後は子供会の皆さまも集まり子供神輿の渡御がはじまりました。

本日は秋祭礼の斎行誠におめでとうございます。 小松原地域の益々のご発展を心よりご祈念申し上げております。 また今日は肌寒くも感じますので、風邪など召されませんように…


例大祭助勤

2015年07月13日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

先日までの雨が嘘のように暑く晴れた日が続いております。

7月11日(土)7月12日(日)に厚木神社の例大祭に祭員としてお手伝いに伺わせて戴き、11日は本殿にて例大祭、12日は本殿にいらっしゃる大神様に御神輿に御移りいただき出御をする出御祭、渡御も無事に終わり御神輿から本殿にお帰り戴く還御祭、両日合わせて3つのお祭りが、御座いました。

厚木神社神輿

出御祭前の様子

天狗様が御神輿の先導をします

宮入の様子

当社もは8月1日に例大祭を斎行致しまして11時頃宮出しを行います。境内には出店も出ますので、ご都合が合いましたらご来社下さい。

例大祭を迎えられた厚木神社の皆様、この度は誠におめでとう御座います。

 


神事の準備

2015年05月14日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

明日の15日は月次祭の日、また大安吉日のため地鎮祭のお約束を多くいただいている日でもあります。

境内の清掃・紙垂の張り替えに加え、今日は明日以降のお祭りの準備を行いました。

この時期特に気を遣うのが、榊の枝で作る大麻(おおぬさ)と玉串(たまぐし)の準備です。

大麻はお祓いをする為の神具として、玉串は参列者の皆様にお供えしていただくものとして用意します。 明日のようにまとまった数のお約束があると、写真のように沢山の枝を切り出して準備する事になります。

また今はちょうど若葉の季節で、新しい葉は採ってすぐに萎れてしまうため、使うときは残念ながら若葉を取り去ってしまわなければなりません。

 

とはいえ毎回これほどの枝を採っても大丈夫なのは、境内に榊が充分植わっているからです。

話によると、以前の神主の方々が挿し木で榊を沢山増やしてくれたとか。 それがなければお祭り全ての榊を自力で賄うことはできなかったかもしれません。 先輩方には感謝しなければいけませんね。


地鎮祭の竹採り

2015年04月18日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

今日のような土曜日曜、また大安吉日などの日には家を建てる前の“地鎮祭”の申し込みをお受けする事が多くあります。

実際に家を建てる土地までお伺いしてお祓いをさせていただくのですが、その時に必要になるのがしめ縄を張るための“竹”です。 明日、また週明けの火曜日大安にまた地鎮祭のお約束がありますので、今日時間を見計らい竹採りを行いました。

“以前は何処でも生えていた”と言われるこの竹ですが、近年は開発が進み逆に珍しいものとなってしまいました。 苦心して造花のような竹や木製の柵を使用してしめ縄を張る神社もあると聞きますが、幸いこちらでは竹林の地主の方の許可をいただいて竹を用意する事ができています。

やはり自然の物を使ってお祭りができると、奉仕する神主としても清々しい気持ちになります。 今日は大変風が強い一日でしたが、明日以降も晴はつづくとの事。 良いお祭りがご奉仕できるよう努めて参りたいと思います。


建築儀礼について

2015年02月20日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

当神社では御依頼のあった場所に神主が出向いてお祓いを行う、出張祭典を受け付けております。

多くの場合、家の建設に関わる『建築儀礼』がそれにあたりますが、実際に立ち会った事がなければイメージするのが難しいかもしれません。

ここでは順を追って、一軒家が建つまでの建築儀礼についてご紹介したいと思います。

 

①『解体奉告祭』『埋井祭』『伐木祭』  …建物を建てるにはまずその場所を整地しなくてはなりませんが、土地に長くお住いの方がいると、その御屋敷や井戸、思い出のある樹があるかもしれません。 “全ての物に神が宿る”というのが神道の考え方ですので、取り除ける場合はその奉告をするお祭りを行います。

伐木祭の様子

②『地鎮祭』  …これは名前を聞いたことがあるという方も多いかもしれません。 建設工事の開始に先立ち、土地の神様へ工事安全と建物が堅固であることを祈るお祭りです。 建築儀礼の中では最も重要視されています。

③『上棟祭』  …“棟”とは“家の一番高い所”の意味。 屋根が組上がる時に行うお祭りで、改めて工事の安全を祈るとともに、大工さんや近隣の方を招いてお祝いをする事もあります。 昔と家の建て方が変わってきたために近年ではあまり行われなくなってしまいました。

④『竣工奉告祭』  …建物が無事完成したことを土地の神様へ奉告し、施主様と工事関係の皆様が集まってお祝いをするお祭りです。 ここまで来ると皆様の表情も晴々として、奉仕する神主としても気持ち良いものがあります。

工場の竣工祭の様子。屋内に紅白幕を引いて斎場をご用意いただきました

⑤『入居奉告祭(新室祓)』  …建物が自宅の場合、竣工祭ではなくこちらを行うことになります。 ご家族の参列の元、土地の神様へこれから住まう奉告をし、またご家族にもお手伝いいただいて新居の部屋それぞれのお祓いをします。

 

以上が家が建つまでの建築儀礼の流れです。何かお知りになりたいことがありましたら、お気軽に社務所までお尋ね下さい。


初午祭 斎行

2015年02月11日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

今日は2月11日、建国記念の日であると共に『初午(はつうま)』の日でもあります。

この日は稲荷山に神様の降臨した、いわば全国の稲荷社の誕生日にあたるような日です。この社務日誌でも幾度か取り上げましたが、毎年お伺いしている地域・会社の稲荷社へ神主が出向き初午祭を執り行うことになりました。

相模原市南区上鶴間本町鎮座の“惣吉稲荷神社”の様子

こちらは相模川の畔に位置する“川除稲荷神社”での初午祭です

暦を見るとその日ごとに十二支が割り振られているのが分かるかと思います。そのため何日が初午の日になるかはその年によって異なるのですが、今年は祝日と重なりご参列の方もいつもより多くこられたようです。

昨年は雪の中での初午祭になりましたが、今年はお陰様で穏やかな晴天の元お祭りを執り行うことが出来ました。ご参列、ご関係の皆様方のご健康とご多幸とを心よりお祈り申し上げております。


雨天での祭事

2015年01月22日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

明け方には一時止んでいたようではありますが、昨日に引き続き雨となり、大変寒い一日になりました。

この雨で参拝にいらっしゃる方はそれ程多くないように感じましたが、友引という日柄もあり外へ出向いてお祓いを行う“出張祭典”のお約束が幾つかありました。

当社ではお電話等で出張祭典の受付もしておりますが、よく聞かれるのが“雨の場合はどうしたら良いですか”というものです。

地鎮祭に代表されるように、神主が出向いてお祓いを行う場合は屋外で祭壇を立てる事が少なくありません。

土地や木々、井戸のお祓いでは必然的に外でお祭りをする事になります

ただ雨を理由に約束した日にちを替えるのは縁起が悪いと考える方もいらっしゃいますし、梅雨時などは替わる日を探すのも大変です。

地鎮祭の時などは大工さんがテントを張ってくれる事もありますが、当社ではそうでない場合も神社から簡単な屋根・テントを持参して、なるべく雨天でも普段通りにお祭りが出来るよう準備させていただきます。(ただしお供え物を覆う程度の大きさですので、参列者は外で傘をさしてもらう場合もあります)

 

しかしお祭りが原因で身体を壊しては元も子もありません。替わる日があるようでしたら、急にお祭りの日を移動されても結構です。(逆に台風や大雪の場合は神社から延期の相談をさせていただく事もあります)

もしこうしたお祓いをご希望の際はご一考下さい。


小松原稲荷神社 秋祭礼奉仕

2014年10月12日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

本日朝より、座間市小松原一丁目に鎮座します『小松原稲荷神社』にて秋の祭礼をご奉仕致しました。

普段は地元の氏子会・奉賛会の皆様の手で管理なされていますが、この秋のお祭りには当社神職が招かれ神事が執り行われています。

台風の予報がありながら今日は正にめぐり合わせで、穏やかな天気になりました。子供神輿の巡幸も行われ、盛大な催しとなりました。

今年も早朝からのご準備ご奉仕、誠にご苦労様でございました。氏子崇敬者の皆様のご多幸を心よりご祈念申し上げております。


新戸日枝神社 境内樹木伐木祭奉仕

2014年10月09日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

本日朝9時より、兼務社であります相模原市南区新戸鎮座の『日枝神社』境内にて、樹木を伐採するに際してのお祓いを執り行いました。

実は今月6日に予定されていたお祭りではありましたが、台風18号接近のため、危険を避けて日取りを改めたという経緯があります。

境内地の整備、また建物の工事にかかるためやむを得ず伐採する事になりました。朝方雨が降ったため天気が心配されましたが、祭典の時間は晴空にめぐまれ、神社委員の皆様をはじめ職人の方々など20名余りのご参列をいただき無事に伐木祭を斎行することができました。

竣工式・植樹祭など晴れやかなお祭りほど一般に知られてはいないかもしれませんが、こうした木を切る・池や井戸を埋めるなどに際して神様にご報告申し上げることも大切な事です。


解体奉告祭(清祓)

2014年09月27日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

本日、建物解体前の清祓についてご相談を受けました。

神社から神主が出向いてお祓いを行う事も当社では受け付けていますが、『地鎮祭』『竣工式』といったお祝いの祭典のほか、こういった『解体奉告祭』、また『埋井祭』『伐木祭』なども執り行う事ができます。

井戸を埋める前のお祓い、『埋井祭』の様子

全ての物に神が宿るというのが神道の考え方ですが、それ故に人の都合で木を切る、池を埋めるなどする時は特に慎重にならなければいけません。

予約制になりますが、曜日に関係なく受け付けておりますので、ご希望の方は神社までお問い合わせ下さい。


上棟祭・棟札

2014年08月21日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

本日、社頭にてご自宅の上棟祭、また棟札についてのお問い合わせがありました。

『上棟祭(じょうとうさい)』とは何かご存知でしょうか? “棟(むね。家の一番高い場所)”を“上げる”と書きますが、重機の無い時代、家を建てるのに最も人手が掛かるのが柱を立て屋根を作ることでした。上棟祭はその棟上げに際して、残る工事の安全と建物が堅固である事を祈るお祭りです。

その上棟祭を行った印として屋根裏などに祀るのが、『棟札(むなふだ)』です。

棟札。表には建築に関わる御神名が、裏には建主氏名や年月日など記録が書かれます

昔は大工の方だけでなく近隣にお住いの方まで大勢招待して、2階から餅やお菓子を撒いたり皆で食事をしたりと盛大なお祝いをしたようですが、今は工事方法が変わった事もあり、上棟祭自体があまり行われなくなっています。

しかし、伝統に則って神事を行い棟札を祀り… こうした事は皆の心を一つにし、新居への愛着を高めてくれる筈です。ご興味のある方は、どうぞお気軽に社務所までお尋ねください。

屋根裏に祀られた棟札


地鎮祭について

2014年08月18日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

本日はお盆休み明けの大安。社頭は落ち着きを見せておりましたが、地鎮祭のご奉仕がございました。真夏の地鎮祭ともあって、お施主さんの熱中症が気になるところでもあります。

しかしながら、皆様揺らぐことなく参列され、祭典をお受けになっておりました。

さて、地鎮祭とは、工事を始める前にその土地の神様に、工事の安全と変わらぬ守護を願うお祭りです。

とは言いましても一生のうちに1度ないし2度あるかと言うお祭りかもしれません。これから、地鎮祭を行う方に地鎮祭の式次第についてお話し致します。

地鎮祭舗設の様子

当日は、地鎮祭開始の約30分前に現地に到着し、祭壇を舗説致します。(忌竹、祭壇、神饌、盛砂など)その後、お施主さん、施工(設計)会社の皆さんがお揃いになられましたら式を開始致します。
式の次第は下記の通りです。
 
一、修祓(しゅばつ)
    神饌、玉串、参列者をお祓いいたします。
一、降神の儀(こうしんのぎ)
    神様をお迎えいたします。
 一、献饌(けんせん)
    神様のお食事をお供えいたします。
一、祝詞奏上(のりとそうじょう)
    神様に工事の奉告ならびに工事の安全を祈願いたします。
一、四方祓の儀(しほうばらえのぎ)
    土地、地縄の四隅をお祓いいたします。
一、地鎮の儀(じちんのぎ)
    土地に鎌・鍬・鋤を入れます。
      刈初の儀(かりそめのぎ) 鎌・・・・・・設計者
      穿初の儀(うがちぞめのぎ) 鍬・・・・・お施主さん
      鋤入れの儀(すきいれのぎ) 鋤・・・・・施工会社
一、鎮物埋納の儀(しずめものまいのうのぎ)
    土地の神様へのお供え物を土の中にお埋めいたします。
一、玉串奉奠(たまぐしほうてん)
    玉串をお供えし拝礼します。
一、撤饌(てっせん)
     お供えした神饌をお下げします。
一、昇神の儀(しょうしんのぎ)
    お迎えした神様をお送りいたします。
一、神酒拝戴(しんしゅはいたい)
    参列した皆様で、お下げした神饌(御神酒)を戴きます。
地鎮祭の冊子をお施主様にお渡しさせて戴いております。
 
地鎮祭は、開始から約30分のお祭りとなります。日程等が決まりましたらお早めに神社へご相談下さい。

新戸相模大凧まつり。

2014年05月04日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

今年も5月4日、5日と座間市、相模原市とそれぞれが大凧祭りを開催します。

今日は天気も良く、風もある程度あるので絶好の大凧日和かと思われます。

相模原は、新戸、勝坂、下磯部、上溝と4か所の会場で執り行われていて、当社が兼務をしております新戸白山姫神社、諏訪神社、日枝神社の鎮座する相模原市南区新戸地区も新戸相模大凧保存会を組織して、相模大凧まつりを開催しています。

その新戸お相模大凧保存会が、37年間使用してきた親綱を相模原市制施行60周年の節目を迎える年に記念事業として新調することになり、清祓いと共に祭りの安全と成功の祈願祭を執り行いました。

準備された大凧

平成26年相模大凧まつりの開会式に合わせて、新戸相模大凧保存会会長の挨拶、来賓の挨拶に続いて、新調された親綱の説明と初結びなどが行われた後、祈願祭を執り行いました。

祝詞には、親綱が、野州麻を使用して40ミリの太さ、長さ110メートルの物を2本使用して作られたことなどを神様にお伝えし、祭りの安全と成功を祈願しました。

準備風景

 

大凧はこの他に、てるて姫が描かれたものや相模女子大付属中学校の書道部が描いたものなど多数あり、市制60周年を迎える相模原市のイベントとして華を添えていました。

今年中には相模縦貫道が全線開通すると市外からも多くの観光客を望めるとあって、今後の祭りの在り方など来賓の挨拶にも期待のこもったものとなっていました。

明日の天気は曇り。

ほどほど風があって天気が曇りのままであれば、絶好の大凧日和になるかも。

座間市と合わせて、相模原の大凧まつりをはしごしてみてはいかがでしょうか。

 


地鎮祭の竹取り

2014年02月13日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

今日は終日曇り空、冷やかながら落ち着いた天気となりました。

次の日曜には大安吉日ということで地鎮祭のお約束もありますので、今日の社務の一つはその竹取りです。

地鎮祭など屋外で神事を行う際は一般的に、竹を四本、柱のように立てて注連縄を張り、その中に祭壇を準備します。

竹を立てるのは一年中青々として縁起の良い木だから、あるいは単純に昔は竹藪などありふれたもので簡便に取って使えるから、などといろいろと謂れがありますが、開発の影響で自由に取れる竹は最近ごく僅かになっています。

もし取れなくなれば作り物の竹やテントなど代わりの柱を以て注連縄を張るなど考えなければいけませんが、今は竹林をお持ちの方に許可をいただいて、なんとか必要な分の竹を用意できているといったところです。

 

明日から雪が降るとの予報があり、日曜の天気も気になるところですが、普段通りのお祭りが出来るよう気を引き締めてまいりたいと思います。