本日は、友引と言うことで、個人住宅・共同住宅地鎮祭、マンション新築工事安全祈願祭をはじめ、社頭でのご祈祷がございました。
先日、境内での清掃中に参拝の方から質問を受けました。
『この樹はなんていう樹なんですか?』
『あぁ、その樹は榊の樹ですよ』
『いえ…その奥の大きい樹なんですけど』
境内には様々な樹が植えられています。
特別由緒のある樹、樹齢を重ねた樹は“御神木”として祀られる事もありますが、樹自体が縁起物として植えられている場合もあります。
当社御神木 |
榊の樹はその代表的なものです。四季を通して青々とした葉をつけるので、生命力のある樹として古くより神社の祭事や装飾に使われてきました。
いちょうは“公孫樹”とも書き、実をつけるまでに長い年月がかかることから、長寿・家々の繁栄を祈るものとして、こちらも神社でよく見かける樹です。
南天は“難を転ずる”の意味から、一般の家でもよく植えられていますね。
冒頭のくだり、恥ずかしながら私は答えることができませんでしたが、葉から調べるとすぐに分かりました。便利な時代です。
正面看板の背面の木「スダジイ」 |
◎スダジイ(ブナ科シイ属)
南東北から九州・沖縄にかけて分布する常緑高木。育つと20メートル程になる。
5月下旬~6月に花が咲き、実は食用にもなる。シイタケの原木にも利用。
神社仏閣によく植えられている、とあります。
特に気を引かない樹と思っていましたが、人生勉強ということですね。
色々考えさせられる一日になりました。