昨日に続き雨が降り、今日は大変に寒い一日になりました。水気を含んだ風は、木枯らしと言うより直接川に手を浸したような冷たさを感じさせます。
このような日は屋外での作業は難しいので、中での準備が主になります。まだまだお正月の準備が残っていますので手が余る事はありません。細かな諸準備の間に、大麻の奉製も行いました。
大麻は毎日の神事で用いるお祓いの神具ですが、ご覧の通り芯棒に紙垂を沢山垂らしたものですので、時間が経つにつれどうしても痛んできてしまいます。そのため一月か二月に一度ほど、当神社では大麻を奉製し直しています。
神事で用いるものは紙と木でできているものが多く、時折“ビニール等で取り替えずに済むものがないか”と考えてしまう時もありますが、やはりその都度新しいものをつけ直すというのが神様に対する敬礼の作法でもあります。このような時期でも普段の社務をおろそかにしないよう気を付けて参りたいと思います。