座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

紅白の設え

2018年12月14日 | お正月

お正月用看板の準備も進み、今日は提灯を掲げる時に用いる枠の紅白の飾りつけ等を行いました。

もう少し後には御神籤掛けにも紅白の色をつけ、そうなると境内は一気にお正月の雰囲気が強くなります。

神社の視点から言えば紅白の赤は“明るい”に通じる魔除けの色、白は清浄・純粋・素朴を表し「浄衣」という装束にも使われる色でもあります。実際になぜ昔から紅白が御祝の色であるかについては諸説あるようですが、不思議と紅白以外は思い浮かばないほど、この色が定着していますね。

暦の上でももうお正月事始めを迎えました。あれもこれもと思い出しては忙しくなる時期でありますが、冷え込みも厳しくなって参りましたので、皆様もお体に気を付けて年末年始のご準備を進めていただければと思います。


大麻(おおぬさ)の奉製

2018年12月12日 | 神社知識・作法・歴史

昨日に続き雨が降り、今日は大変に寒い一日になりました。水気を含んだ風は、木枯らしと言うより直接川に手を浸したような冷たさを感じさせます。

このような日は屋外での作業は難しいので、中での準備が主になります。まだまだお正月の準備が残っていますので手が余る事はありません。細かな諸準備の間に、大麻の奉製も行いました。

大麻は毎日の神事で用いるお祓いの神具ですが、ご覧の通り芯棒に紙垂を沢山垂らしたものですので、時間が経つにつれどうしても痛んできてしまいます。そのため一月か二月に一度ほど、当神社では大麻を奉製し直しています。

神事で用いるものは紙と木でできているものが多く、時折“ビニール等で取り替えずに済むものがないか”と考えてしまう時もありますが、やはりその都度新しいものをつけ直すというのが神様に対する敬礼の作法でもあります。このような時期でも普段の社務をおろそかにしないよう気を付けて参りたいと思います。


かまじめの頒布

2018年12月10日 | 御祈祷・授与品

年末年始は神棚の御札を新しく取り替える時期でもあります。社務所では例年の通り『かまじめ』の準備を行いました。

「かまじめ」という言葉には“お正月の間かまどにしめ縄を張って休ませる”という意味があったそうですが、当神社ではそこから転じてかお正月用の御札の一揃いをかまじめと呼んでいます。

内容は上の写真にある通りですが、左から

①神宮大麻(伊勢の神宮の御札)、②鈴鹿大麻(この鈴鹿明神社の御札)、③幣串付荒神大麻(かまどの火神の御札)、④年神様(新年の実りを表す御札)、⑤晦日祓(ご家庭・ご家族をお祓いするための神具)、⑥紙垂(神棚のしめ縄用)

となります。

社務所窓口にて頒布しておりますので、ご希望の方はお気軽にお尋ねください。


平成31年厄年一覧表を設置

2018年12月09日 | 境内の様子

本日、境内3カ所に来年の厄年一覧表を出しました。

暦に続いて新しい年数を見る事になり、いよいよ年明けが近づいているようです。

厄年という考えは古く室町時代頃から言われているようで、人生の節目に当たり注意しなければならない年、とされています。

今も昔も平坦な人生などないという事でしょうが、自分が厄年に当たっているかどうか知っているだけでも心持ちが違ってくるのではないでしょうか。

今回は社務所、鳥居、第二駐車場に表を立てましたので、ご参拝の際はご覧になってみて下さい。


御社殿用注連縄玉縄作り

2018年12月08日 | 注連縄奉納同志会

本日早朝より注連縄報道同志会による御社殿用注連縄の玉縄作りを行いました。

今朝の気温は9度前後と低く又風も少しあったのでじっとしているとかなり寒く感じました。

神社の注連縄は全て同志が毎年奉製して奉納していただいています。

材料は先日御齋田にて収穫した餅藁を使いました。

 

注連縄作りの技術をおもちの方は氏子会でも少く伝承が急務となっています。

そのような中で氏子青年会もお手伝いして奉製の技術を学んでいただいています。

今日は玉縄の他に摂末社の注連縄も奉製しました。

作業は午前中までに終わりました。

来週土曜日15日には御社殿と鳥居の注連縄作りを行う予定です。神社各所注連縄の交換も当日行われお正月を迎える準備が一層進んできます。

本日は注連縄奉納同志会並びに氏子青年会の皆さん今日はお疲れ様でした。15日も宜しくお願い致します。


絵馬

2018年12月07日 | 神社知識・作法・歴史

このところ暖かい日々が続いておりますが、今週末は年明けの冷え込みになるそうです。

境内では、七五三専用の絵馬掛けを用意しており今年も多くの絵馬がかかりました。

皆様願いを込めてお書き頂きました

本殿向かって左側に一般の方の絵馬掛けもございます

絵馬は元々、神社に神様の乗り物として馬を奉納されておりましたが、馬は高価で誰もが神社に奉納出来るものではなかったので、木や紙で馬作り奉納されたのが始まりと言われております。

それが段々と木に馬の絵を描き絵馬として今の形に変化をして参りました。

来年の亥の絵馬です

新年にお参りにお越しの際は絵馬に願いを込めて奉納されてみてはいかがでしょうか?


注連縄玉(〆の子)作り

2018年12月06日 | 注連縄奉納同志会

本日は久しぶりの雨と急激な気温の下降で底冷えの一日となりました。

最近の社務は正月の準備を進めております。今週の土曜日には注連縄に取り付ける玉(〆の子)作りを行います。この〆の子についてインターネットで検索すると、注連縄は「雲」、紙垂は「雷」、〆の子は「雨」を表していると記載がございました。

昨年の玉(〆の子)作りの様子

注連縄は天照大御神が天岩戸から引き出された際、二度と天岩戸に入れないよう太玉命が注連縄で戸を塞いだこと(古事記)が伝承上における起源とされております。また、注連縄の材料そのものが、刈り取って干した稲藁、又は麻であることから、稲作文化とかかわりの深い風習から来ているとも考えられております。

日本は稲作文化。すなわち、お米を作るのにこの環境が必要となり、全てを合わせて五穀豊穣を願う物と言うことのようです。

今年も注連縄奉納同志会、氏子青年会お手伝いのもと玉作りを行います。今週の土曜日晴れる事を願いながら準備してまいります。

昨年作製した玉(〆の子)


御神籤掛けの設置

2018年12月04日 | 境内の様子

今日は大安の次の日ともあって外でのお祭りのお約束も無く、境内でお正月の準備を行っていました。

その一環で、少し早くはありますが御神籤掛けの増設をしました。外に出す看板の確認も行い、段々と境内が姿を変えていきます。

また今日は一転して随分暖かい一日にもなりましたが、そのせいなのかどうなのか、とりわけ落ち葉の多い日でもありました。

朝の内は風も吹かず、駐車場などはほとんど葉を残さないで綺麗にできたのですが、午後は誰かが合図を送ったかのように葉が落ちて、本殿前は正に絨毯を引いた如くに色が変わっていました。

今年は紅葉も遅かったように感じますがやはりいつか葉は落ちるものです。明日朝は気を引き締めて掃除に掛かろうと思います。


狐雨

2018年12月03日 | 境内の様子

今日は大安吉日、特に午前中は日差しも出て明るい日中になりましたが、そんな中急に地面が濡れ始めたのに気が付きました。

天気雨、所謂『狐雨』とか『狐の嫁入り』と呼ばれるものですね。

一見明るい境内ですが

数回雨が降る事がありました

神社では稲荷神社の神使としてお馴染みの狐ですが、この雨の場合はそれと違って一種の妖怪としての狐が題材になっているようです。

この天気雨が狐の仕業、という言い方は日本の割と広い地域で使われているようで、その由来も地方によって様々です。分かりやすいところでは「狐が自分達の婚礼の行列を人に見られないように雨を降らせている」など。ただ妖怪が起こす変わった天気、というのとも少し違った言い方です。

今では科学的に言い表す事も可能なのでしょうが、古くからの言い回しというのは何となく人情のある、味のあるものですね。


月次祭奉仕

2018年12月02日 | 神社祭事並びに行事予定

昨日午前7時より師走一日の月次祭を斎行致しました。

昨日の朝は放射冷却の影響かかなり寒く感じられ、又空が明るくなるのもかなり遅いように思われました。

修  祓

宮司祝詞奏上

参列者玉串拝礼

宮司による講話

12月に入っても日中は20度前後とかなり暖かい日もあるそうで暖冬傾向にあるようです。とは言っても朝晩は天気が良ければかなり寒く感じるので日中との温度差があれば風邪やインフルエンザなど引きやすく体調を維持するのが大変となります。

師走ともなれば大掃除など何かと忙しく慌ただしく過ぎてゆく感じが致しますが、くれぐれもお身体ご自愛いただきますようそして新しい年を気持ち良く迎えられるよう御準備いただければと思っております。

《今月の行事予定》

1日(土) 7:00~ 月次祭

8日(土) 安産戌の日

8日(土) しめ縄作り予定日(玉作り)

15日(土) 7:00~ 月次祭

15日(土) しめ縄作り予定日(縄作り)

20日(木) 安産戌の日

26日(水) 13:00~ 敬神婦人会本殿清掃奉仕

25日(月) 安産戌の日

27日(木) 13:00~ 歳越大祓式 

31日(月) 大晦日