全社、東京都知事選でしょう。
・ 小池氏再選 求められる説明と実践
・ コロナと紛争 いまこそ停戦の実現を
・ コロナと紛争 いまこそ停戦の実現を
・ 熊本豪雨 被災者の救助と支援を急げ
・ 小池知事再選 首都の活力維持に課題は多い
・ 小池知事再選 首都の活力維持に課題は多い
・ 都知事選で小池氏再選 地に足着けて問題解決を
・ スマホの中学持ち込み 生活乱さぬルールが必要
・ コロナの収束へ都知事の責務は重大だ
・ 性暴力の根絶へ幅広く行動を
・ 性暴力の根絶へ幅広く行動を
・ 小池都知事が再選 感染防止が最優先課題だ
・ あおり運転 厳罰化を根絶への契機に
・ 新しい社会への一歩を 小池都知事が再選
※ 全社が都知事選でした。
ただ、「コロナの収束へ」「感染防止が最優先課題だ」という論調は疑問です。
コロナ対策も必要ですが、本来の仕事は別にあるはず。
そんな中、中日が面白い。
変革期に行政が果たした役割は、ちょうど百年前の東京がヒントになる。一九二〇(大正九)年、現在の二十三区に当たる「東京市」の市長に、ある政治家が就いた。
後藤新平である。
江戸時代以来の旧態依然とした首都の大改造を発表し、世間の度肝を抜いた。市の年間予算の七倍のプロジェクトで、「大風呂敷」と揶揄(やゆ)された。
大風呂敷・後藤翁に倣え
計画は、三年後の関東大震災の復興を機に順次実現する。昭和通りなど縦横の幹線道路。明治通りなど八つの環状道路。都市の膨張に備えた先見性のたまものだ。
この後藤を「尊敬する人物」と公言するのが、他ならぬ小池氏である。ならば先人に倣い、五十年後、百年後に届く都政の未来図を示してはどうか。
方向性は後藤と異なる。「発展」から「成熟」へ。「ハード」から「ソフト」へ。「格差」から「連帯」へ。一人一人が「幸せ」を実感できる、そんな社会への大風呂敷を広げてほしい。
小池都知事へのエールです。