2024年2月24日(土)、栄中日文化センター主催、「愛知の街道を行く シリーズ1」(2024年1~5月)「鳴海宿」へ行ってきました。 講師は、七種英康先生です。その様子を、数回にわたって紹介してきました。いよいよ大詰めです。
街道シリーズは宮宿に続いての2回目です。宮宿については 「宮宿」-1- をご覧ください。
今回のルートです。前回のゴール「桜」駅から右下の有松駅までオレンジ色の線を歩きました。
この画像の出典は前回同様 Network2010!https://network2010.org/article/451
今回は、千代倉歴史館・瑞泉寺 です。鳴海宿の後半になります。
今回のコースです。
千代倉歴史館です。曲ノ手のすぐ東側です。
「千代倉家日記の世界Ⅰ 芭蕉忌と千鳥塚」展が開催されています。
その説明を見ると、
芭蕉がこの世を去った後も、命日が近づくと、千代倉家では毎年のように芭蕉忌、蕉翁忌などと称して芭蕉をしのぶ会を催していました。
歴代当主の日記から芭蕉との深く長いつながりを紹介し、あわせて千鳥塚の建立と千代倉家との関わりを探ります。
おもしろそう!
千鳥塚(「鳴海宿」-7- 参照)と千代倉家には関係があったのです。歴史観HPをご覧ください。
https://chiyokura-rekishikan.com/
東海道・鳴海宿を東へ進みます。
瑞泉寺です。
文字起こししないので、お読みください。
すごい総門(山門)で有名です。
その門がこれ。
画像出典は https://4travel.jp/dm_shisetsu/11361019
ここで、笠寺が再登場します。
あの観音様に傘をかぶせた玉照姫は、笠寺観音の名前になったほど有名です。
しかしその玉照姫は、美濃国野上(現 関ヶ原町)に流罪となった国司の娘で、鳴海の長者・太郎成高の家で、召し使いとしてこき使われていたのです。
その太郎成高の屋敷は、この瑞泉寺の西側にあったそうです。
なかば、奴隷のような身で観音様に傘をかぶせたのを見たのが、たまたま旅の途中の京都の貴族・藤原兼平。
これを見て感動しプロポーズし、二人は結婚し京都で幸せに暮らしましたとさ・・・・・・。シンデレラストーリーなのでした。
藤原兼平は何人もいるのですが、この玉照姫の相手は、藤原基経の子の兼平です。基経は大物で、光孝天皇・宇多天皇のときには、史上初の関白を務めています。Wikipediaから引用します。
藤原 兼平(ふじわら の かねひら)は、平安時代前期から中期にかけての公卿。藤原基経の子。母は忠良親王の娘。琵琶宮内卿と号す。皇太后宮大夫を務め、従三位・宮内卿(『尊卑分脈』、『栄花物語』等)に至ったとされるが『公卿補任』に記載なし。琵琶上手とされる。
扇川を渡ります。
この建物の奥に中島砦跡があります。このあたり全体が砦だったのです。
川がこの通りだとしたら、堀に囲まれた要塞になりますね。
現在は碑があるのみです。
画像出典 https://www.hb.pei.jp/shiro/owari/nakajima-toride/
さらに西へ進みます。電信柱をご覧ください。
出ました!猩々です。
名古屋の夏の祭典・どまつりを見ている方にはおなじみです。
毎年、鳴海商工会 猩々のステージに登場するからです。
本来は鳴海八幡宮のお祭りに登場します。動画を見てみましょう。
昨年の日曜日のどまつりの鳴海商工会 猩々のステージの様子です。
猩々 が登場します。
いよいよ鳴海宿のゴールです。東の入り口 平部町常夜灯です。
文字起こししてみましょう。
平部町常夜灯
東海道品川より40番目の宿場町、鳴海宿の東入口平部町に建てられたものである。
表に 「秋葉大権現権現」右に「 宿中為安全」左に「永代常夜燈」裏に「文化三丙寅正月」の文字が刻まれている。
文化三年(一八〇六)に設置されたもので、旅人の目印や宿場内並びに宿の安全と火災厄除などを秋葉社(火防神)に祈願した。
大きく華麗な常夜灯であり、道中でも有数のものといわれ、往時の面影をしのぶぶことができる。
動画を見てみましょう。
鳴海宿のおまけです。
ヤマトタケルを祀った成海神社はおすすめです。
そしてもう一つ。
私が自動車免許を取った、名鉄自動車学校は、元鳴海球場でした。
ここから https://number.bunshun.jp/articles/photo/852869?pn=6
日本で初のプロ野球の試合が行われ、ルー・ゲーリックやベーブ・ルースもここでプレーしました。
現在の自動車学校です。当時の内野スタンドがそのまま残っています。
すごいですね・・・
今日は、最後まで行きます。「鳴海宿」-10- へ
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