あなたも社楽人!

社楽の会の運営者によるブログです。社会科に関する情報などを発信します。

Bruno Walter Brahms: The Symphonies

2012-08-08 06:35:55 | 音楽雑感&関連サイト
Bruno Walter Brahms: The Symphonies

ワルターのマーラーシリーズが良かったので、このシリーズを注文しました。



全部聴きました。

実は、amazonのカスタマーレビューで次のものがありました。

 ワルターというと、ステレオ録音のコロンビア交響楽団の穏やかな録音のイメージが強いと思う。しかし、引退前のニューヨークフィルとのモノラル録音の凄さは、全く別人のように激烈である。このブラームスの4作品を聴くと、緩急自在、フルトヴェングラーのような柔軟さとコントラストの付け方、どの楽器の音も聞こえるように指揮をしております。
 テンポもインテンポに拘らず、聴き手の耳に効果的な早さである。1953年の録音であり、第2番のみ3日間のレコーディングで、後の3曲は全て一日で録音している。モノラル録音ですが、ダイナミック・レンジは意外に広く、ステレオ録音ほどではないにしろ、演奏内容はこちらが断然素晴らしい!


この通りだと素直に思いました。

モノラルで音質が悪いのは確かですが、音楽に入ってしまえば気になりません。


そもそも、私が今回聴きたいと思った理由は、ワルターがブラームスを聴いているかもしれないと思ったからです。

ブルーノ・ワルター(Bruno Walter, 1876年9月15日-1962年2月17日)は、ドイツ出身の指揮者・ピアニスト・作曲家です。トスカニーにより5歳、フルトヴェングラーより10歳年上です。

ヨハネス・ブラームス(Johannes Brahms, 1833年5月7日 - 1897年4月3日)が亡くなったときは、ワルター21歳。
指揮者デビューが1894年ですので、その時はまだブラームスは健在でした。

ワルターは、ハンス・フォン・ビューローの実演を目の当たりにして指揮者になることを決意しています。
1885年の交響曲第4番の初演では、ブラームス自身が指揮をし、ビューローが大太鼓を担当していました。

すなわち、ブラームス自身の音楽を、ワルターは何らかの形で、感化を受けているだろうと思うのです。

今回のニューヨークフィル版の全集は、トスカニーニ、フルトヴェングラーより、ぐっと自然なブラームスだと感じました。

ブラームスを聴き込むなら、まずはワルターからですね。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。