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たったひとりの反乱

2009-08-06 06:08:23 | 教育関連情報
 NHK4日22時からの番組が「たったひとりの反乱」。
 立場の弱い人たちが困難に挑み、乗り越えていく姿を描いたNHKのドキュメンタリードラマシリーズの第2話です。

 7月15日 読売新聞には次のように紹介されています。
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 「突然の娘の死 医療の壁と闘った8年間」は、すぐに退院できるはずだった5歳の娘が亡くなり、真相究明を求めて病院を訴えた両親の物語。
 患者に十分な説明をした上で治療方針に同意してもらう「インフォームド・コンセント」や、異なる医療機関の意見を聞く「セカンドオピニオン」などがまだ一般的でなかった時代。
 この裁判は、患者本位の医療の実現に向け、大きな一歩になったという。
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 その時の医師の知識、または技術がなかったために命を落とした両親が、市民病院を訴え、一度は敗訴したものの、控訴で勝訴したという実話ドラマでした。
 もちろん、同じ親として、愛娘を亡くした両親の思いは痛いほど分かりますし、当時の水準を考えれば、病院側の言い分も分からないではありません。
 賠償金は市民の税金なのですから、納税者としては簡単に「はい、そうですか」というわけにはいけません。

 でも、ちょっと待てよ?

 病院が、学校ならどうでしょうか?

 教師の知識や技術がないばかりに、学校がいやになり、道を外れていった子の話はよく聞く話です。その結果、命を落とした子さえいます。

 教師は専門職です。
 知識と確かな技術が必要です。
 教員免許はその証なのです。命を預かる医師と、その重みは遜色ないはずです。

 責任の重みを感じると同時に、教員免許の与え方も、今のままでよいのか考える必要があります。

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