あなたも社楽人!

社楽の会の運営者によるブログです。社会科に関する情報などを発信します。

インフルエンザ

2009-08-23 06:30:01 | 教育関連情報
 夏だというのに、インフルエンザが流行しています。
 さすがに新型。
 これは、これまでにない経験です。学校が始まる9月からは、特に警戒が必要です。

 昨冬は4年ぶりの大流行で、2種類が同時に流行し、私が勤務した学校でもインフルエンザに2度かかる生徒もいました。

 ここで、インフルエンザについてのおさらいです。NHK「ためしてガッテン!」がネタ元です。

 インフルエンザウイルスの増殖力はけた外れに高く、その増殖を抑えるために高熱が出ます。
しかし、最近は高熱の出ないインフルエンザもあり、成人の2割、高齢者の5割は高熱が出ません。
 それは、体に熱を出す力がないからなのです。熱が出る方が、健康な証拠なのです。

 昨冬のウイルスは3種類で、Aソ連型が6割、小さい子に多く比較的軽い。
 3割のA香港型が重く、肺炎や脳炎を起こし、B型が1割でした。

 1つのウイルスは、24時間後には100万個に増えます。

 なぜインフルエンザウイルスは増殖するのか?

 それは、細胞に入る鍵と、その中で増殖した後で外へ出るためのハサミを持っているからです。このことは、予防にも関連があります。

 タミフルは、菌が細胞の外へ出るハサミの働きを止めることができます。
 Aソ連型では、耐性のあるウイルスも出てきていました。しかし、リレンザは大丈夫です。
 発症から48時間以内に服用することがポイントです。

 ウイルスは、1回のくしゃみで60万個の「飛沫核」が漂います。
 実験では、5000万個のウイルスは、9時間たっても5000個が生きていました。
 飛沫感染もあり得るわけです。換気の重要性がわかります。

 そして驚きの予防法は?

 何と“歯磨き”です。インフルエンザウイルスは、気道の粘膜に張り付きます。 そのウイルスをタンパク質の膜が覆うのですが、ある酵素がその膜を破ってしまうのです。
 その酵素を作るのが“歯垢”にあるのです。だから歯磨きや、舌掃除が有効なのです。

 これからは、うがいで粘膜についたウイルスを荒い流すと共に、ぶくぶくうがいで歯垢を減らしましょう。

 そして新型インフルエンザ。

 Aソ連型と同じ、H1N1です。

この「H」や「N」とは何でしょう。?

A型インフルエンザウイルスの表面は、たんぱく質のトゲで覆われています。

 ヘマグルチニン(H)とノイラミニダーゼ(N)というトゲの種類で細かく区別されているのです。
 アジアで猛威をふるった強毒性の鳥インフルエンザは、H5N1でした。

 新型なので私たちには免疫がなく、感染力は強力です。 

 うがい、手洗いで予防に努めましょう。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。