週刊朝日百科 仏教を歩く [改訂版] 7号は、何と良寛です。
これまでの6人は、それぞれ宗派の創始者でした。
なぜここで良寛が?
良寛について見てみましょう。
良寛は江戸時代後期の曹洞宗の僧侶であり、歌人や書家でもあります。
越後国出雲崎の大名主・橘屋の長男としてうまれました。
このあたりは、佐渡金山の窓口として、繁栄した街です。
18歳で名主見習いだった良寛は、うまくいかず出家しました。
出家後、22歳で、玉島(岡山県倉敷市)の円通寺の国仙和尚に師事します。
もともと優秀だった良寛は、そこにあった多くの仏典の教書を熱心に学びました。
そして、これまでの自分を捨てて、諸国を廻る旅に出ます。
48歳で越後国蒲原郡国上村国上寺の五合庵、59歳のとき乙子神社内の草庵、70歳で島崎村の木村家の離れにそれぞれ移り住みました。
無欲で、生涯寺を持たず、諸民に慕われました。
難しい説法や議論を一切行わず、自らの生き方や、簡単な言葉(「愛語」「戒語」)によって、解り易く仏法を説きました。
その姿勢は、広く共感や信頼を得ることになりまた。
最期を見とった弟子の貞心尼が『蓮の露』に良寛の和歌を集めて今に伝えています。他に漢詩や狂歌、俳句があり、書も残っています。
新潟県長岡市の隆泉寺に墓所があります。
k-styleの良寛の言葉(詩歌、愛語、信仰) 前編
http://www.fruits.ne.jp/~k-style/ryoukan1.htmlには、良寛の言葉が集められています。中編、後編もあります。
本誌の内容です。
良寛とはどんな人?
子供と手まりをこよなく愛した日本人のあこがれ
栗田 勇
■イラスト良寛交友録
良寛 教えの広がり
心のふるさとを失った競争社会で慕われる良寛
竹村牧男
■良寛のあゆみ
良寛のことば
死をも超越した禅僧良寛の真実の吐露
竹村牧男
良寛ゆかりの旅
新潟県中越地方
良寛を支えた人々の優しさがいまも残る心ゆたかな風土
編集部
◆ゆかりの地・周辺図・主な年中行事
この地のおすすめ
おこわだんご/夕日
[仏教 見る・聞く・ふれる]
良寛書画の楽しみ方
松本市壽
良寛と貞心尼を結ぶ真情あふれる相聞の歌
岡田彩佑実
◆名僧の遺産
良寛遺愛の手まり(燕市分水良寛史料館)
塚本智弘
■連載
この仏さまが好き!(7)
伐折羅大将(新薬師寺)
田中ひろみ
梅原猛の新「授業・仏教」第7講
良寛 漢詩、和歌、書が渾然一体の芸術
梅原 猛
ドイツ人住職が伝える「禅の道」第7話
放下著
ネルケ無方
法話 仏教への誘い 第7話
「愛別離苦」 別れが苦しい、欲望が苦しい
瀬戸内寂聴
週刊お遍路さん(7)
徳島県6日目 鶴林寺から太龍寺
小野庄一
典座きんの食べる仏教(7)
なすの利休汁と切り干し大根のかき揚げ
藤井宗哲・藤井まり
初歩からの仏教入門 第7回
教えを広めた仏弟子たち
釈 徹宗
暮らしの仏教Q&A(7)
お焼香と香典袋
佐藤達全
仏教聖地巡り(7)
スワヤンブー(ネパール)
田村 仁
これまでの6人は、それぞれ宗派の創始者でした。
なぜここで良寛が?
良寛について見てみましょう。
良寛は江戸時代後期の曹洞宗の僧侶であり、歌人や書家でもあります。
越後国出雲崎の大名主・橘屋の長男としてうまれました。
このあたりは、佐渡金山の窓口として、繁栄した街です。
18歳で名主見習いだった良寛は、うまくいかず出家しました。
出家後、22歳で、玉島(岡山県倉敷市)の円通寺の国仙和尚に師事します。
もともと優秀だった良寛は、そこにあった多くの仏典の教書を熱心に学びました。
そして、これまでの自分を捨てて、諸国を廻る旅に出ます。
48歳で越後国蒲原郡国上村国上寺の五合庵、59歳のとき乙子神社内の草庵、70歳で島崎村の木村家の離れにそれぞれ移り住みました。
無欲で、生涯寺を持たず、諸民に慕われました。
難しい説法や議論を一切行わず、自らの生き方や、簡単な言葉(「愛語」「戒語」)によって、解り易く仏法を説きました。
その姿勢は、広く共感や信頼を得ることになりまた。
最期を見とった弟子の貞心尼が『蓮の露』に良寛の和歌を集めて今に伝えています。他に漢詩や狂歌、俳句があり、書も残っています。
新潟県長岡市の隆泉寺に墓所があります。
k-styleの良寛の言葉(詩歌、愛語、信仰) 前編
http://www.fruits.ne.jp/~k-style/ryoukan1.htmlには、良寛の言葉が集められています。中編、後編もあります。
本誌の内容です。
良寛とはどんな人?
子供と手まりをこよなく愛した日本人のあこがれ
栗田 勇
■イラスト良寛交友録
良寛 教えの広がり
心のふるさとを失った競争社会で慕われる良寛
竹村牧男
■良寛のあゆみ
良寛のことば
死をも超越した禅僧良寛の真実の吐露
竹村牧男
良寛ゆかりの旅
新潟県中越地方
良寛を支えた人々の優しさがいまも残る心ゆたかな風土
編集部
◆ゆかりの地・周辺図・主な年中行事
この地のおすすめ
おこわだんご/夕日
[仏教 見る・聞く・ふれる]
良寛書画の楽しみ方
松本市壽
良寛と貞心尼を結ぶ真情あふれる相聞の歌
岡田彩佑実
◆名僧の遺産
良寛遺愛の手まり(燕市分水良寛史料館)
塚本智弘
■連載
この仏さまが好き!(7)
伐折羅大将(新薬師寺)
田中ひろみ
梅原猛の新「授業・仏教」第7講
良寛 漢詩、和歌、書が渾然一体の芸術
梅原 猛
ドイツ人住職が伝える「禅の道」第7話
放下著
ネルケ無方
法話 仏教への誘い 第7話
「愛別離苦」 別れが苦しい、欲望が苦しい
瀬戸内寂聴
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徳島県6日目 鶴林寺から太龍寺
小野庄一
典座きんの食べる仏教(7)
なすの利休汁と切り干し大根のかき揚げ
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初歩からの仏教入門 第7回
教えを広めた仏弟子たち
釈 徹宗
暮らしの仏教Q&A(7)
お焼香と香典袋
佐藤達全
仏教聖地巡り(7)
スワヤンブー(ネパール)
田村 仁