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週刊 日本の100人 第50号 木戸孝允 

2019-08-30 05:18:21 | 歴史関連情報
週刊日本の100人 木戸 孝允

シリーズ第50号は、維新の風雲児 木戸 孝允です。



簡単に紹介します。

父は萩藩の藩医で裕福な家庭に生まれました。明倫館に学び、吉田松陰に兵学を習います。のち江戸・練兵館で剣術、中島三郎助に西洋兵学を学びます。
公武合体派に反対し、尊皇攘夷運動に奔走します。
藩の重職に就くと、討幕へと傾きます。

慶応2年(1866)、坂本龍馬の仲立ちで、西郷隆盛と薩長同盟を結びます。
王政復古のクーデター後は、五箇条の誓文草案を起草します。

参与に任ぜられ、版籍奉還、廃藩置県の実現に尽力しました。
明治3年(1870)6月参議。4年(1871)岩倉遣外使節団に副使として参加。征韓論や征台論に反対します。
以後文部卿、内務卿、地方官会議議長、内閣顧問等を歴任し、立憲国家の基礎をつくりました。

西南戦争の最中、44歳で亡くなりました。

西郷、大久保と並び「維新の三傑」と称されていますが、2人に比べて今ひとつ地味な気がします。

確かに、維新以後の主な業績は、五箇条の誓文草案の起草、版籍奉還、廃藩置県などぐらい。
もちろん、細かなものが多々あると思いますが、若くして亡くなったのでしかたありません。むしろ、調整役として力を発揮しました。

大久保を「明治政府の父」、木戸を「明治政府の母」と表現することがありますが、言い得て妙です。

やはり、なくてはならない人でした。

私は、むしろ明治政府樹立までの功績が大だと考えています。
維新の主役は、薩摩よりも長州です。
その長州をまとめたのが木戸孝允なのですから。


本誌の目次です。

特集 木戸孝允
 人民は病人なり。政府は医者なり

ライフ&タイム
 明治日本のビジョンを描いた理想家の44年
  長州に麒麟児誕生/国難に立ち向かうために
  動乱の都で危機一髪/苦悩する改革者
  迫り来る病魔に無念の死

ヒューマンエピソード
 繊細にして大胆な人間味あふれる革命家

クローズアップ
 太平洋を渡る維新の巨頭 岩倉使節団の帰結とは?
 
人物スクランブル
 木戸孝允 人物相関図
  青木周蔵/西郷隆盛/木戸幸一/アントニウス・フランシスカス・ボードイン
 
後世への遺産
 普通教育、上野の桜…… 現代に生きる木戸の心

評伝アラカルト
 木戸孝允考
  童門冬二/中岡慎太郎/松平春嶽
  徳富蘇峰/岩倉具視/古川 薫

ビジュアル人物事典
 白河天皇/白洲次郎/神功皇后/新見正興
 神武天皇/新村 出/親鸞/推古天皇

日本の100人ミュージアム


このシリーズでの100人は・・・
織田信長
徳川家康
豊臣秀吉
坂本竜馬
伊達政宗
平清盛
勝海舟
真田幸村
源 義経
武田信玄
西郷隆盛
明智光秀
上杉謙信
石田三成
徳川家光
前田利家
高杉晋作
徳川慶喜
聖徳太子
徳川吉宗
近藤勇
黒田官兵衛
足利尊氏
吉田松陰
空海
大久保利通
東郷平八郎
徳川光圀
東条英機
北条早雲
山内一豊
土方歳三
田中角栄
福沢諭吉
宮本武蔵
加藤清正
毛利元就
吉田茂
源頼朝
山本五十六
直江兼続
平賀源内
伊藤博文
松尾芭蕉
白州次郎
徳川綱吉
千利休
細川幽斎
大石内蔵助
木戸孝允
島津義弘
足利義満
渋沢栄一
井伊直弼
大友宗麟
福島正則
松下幸之助
伊能忠敬
板垣退助
後醍醐天皇
平将門
乃木希典
南方熊楠
大隈重信
日蓮
ジョン万次郎
野口英世
大村益次郎
山本勘助
田沼意次
松平容保
菅原道真
北条時宗
藤堂高虎
榎本武揚
島津斉彬
二宮金次郎
後藤新平
手塚治虫
岩崎弥太郎
本田宗一郎
親鸞
津田梅子
藤原道長
山田長政
上杉鷹山
原敬
森鴎外
葛飾北斎
岩倉具視
芥川龍之
新渡戸稲造
犬養毅
黒澤明
日野富子
豊臣秀長
今川義元
本居宣長
高橋是清
夏目漱石

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