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勇気づけの学級づくり-6-

2018-01-17 05:35:40 | 学級経営・学級づくり
赤坂真二先生の講演内容を主観的に紹介する6回目。

例で紹介したT君は、何のためにナイフを持ったのでしょうか?

大都会からの転校生でいじめやからかいの対象になっていた彼が、ナイフを見せたことで仲間として受け入れられ、彼自身の居場所ができたのです。
以後、授業妨害をする側に回りました。

原因と共に、彼の目的が見えてきました。

そこで必要なのが「勇気づけ」なのです。



-1-で紹介しましたが、アドラー心理学では、技法として「勇気づけ」を重視します。
子どもたちのさまざまな問題行動は、勇気をくじかれた状態と考えます。
勇気づけにより、適切な行動の意欲が生まれ、適切な言動が生まれ、共同体とつながるようになるのです。



勇気づけ(傾聴、アサーションなど)により、潜在能力が掘り起こされ、自尊心につながり、共同体感覚が生まれるのです。

T君の場合、構わず授業を始めたことが転機となりました。
不適切な行動には注目しないのです。


その一方で、わずかに見せた適切な行動に対して注目し、彼の居場所を変えていくのです。


こうして、人とつながる方法を教えていきます。

次回に続きます。

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