あなたも社楽人!

社楽の会の運営者によるブログです。社会科に関する情報などを発信します。

哲学入門69 古事記の世界観

2019-04-01 05:40:39 | 哲学の窓
白坂慎太郎先生の哲学入門

第69回、古事記の世界観です。
 ここから https://www.youtube.com/watch?v=DnyijhLSi_4



外来思想と土着の思想





平安時代には






神々が次々に「成る」のであって、無数の神々が産み落とされていくという記述になっているのです。

日本は、「自然に成る」のが考え方の特徴です。

曖昧さを許容して、文化にしてしまったのです。





死に対して、塩で清めるというのも、本来の仏教にはない発想です。
中国で同郷・儒教の影響を受けて、日本で神道の影響を受けた日本のオリジナル仏教です。

スサノヲの行為は、罪であり、汚れた行為で、共同体への逆心でした。
日本は、共同体をとても大切にしてきたのです。
個人よりも共同体を重視したのです。

善き心とは、清き明るい心(清明心)です。
私心(利己心)を捨てて、集団に献身しようとする明朗でくもりのない心なのです。

古代人にとって、罪、病気や飢え、などは、何かの形に象徴しうる実態でした。

そのため、後には、罪を人形に移して流す風習も生まれました。



客観的・論理的というよりも重視しているのです。

これに、仏教やキリスト教などが入ってきても、日本に合うように取り入れてきたのです。





コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。