昨日は、知立市立来迎寺小学校へ伺いました。
研究授業を参観し、その後の研究協議に参加しました。
来迎寺小学校は、「思考力の育成」をテーマにしています。
私は、以前、『社会科教育』に次のように書きました。
最近の社会科研究の潮流は、習得したものの活用、すなわち「思考力・判断力・表現力の育成」に重心が移っている。しかし、その多くが「話す・書く」という、考えた結果を表出する訓練に終わっており、思考力そのものに目を向けた研究は少ない。(2014年6月号)
「話す・書く」には思考力が必要ですが、それはあくまで国語力でしょう。
私自身は、「社会的思考力」を関連思考・比較思考・条件思考・因果思考・発展思考の5つに分けて、意識的に育てようと実践してきました。
当時は意識していなかったのですが、今でいうシンキングツールもよく使っていました。
使わなくてもこれらの思考はできるのですが、使った方がシンプルで分かりやすく、焦点化もしやすいのです。
何より、子供たちが動くのです。
来迎寺小学校も、思考力とは何かを分析して、その育成に取り組んでいます。
今回は、その授業の一つを参観しました。
4年生とは思えないほど、多くの情報が書かれた付箋がノートに貼られていました。
かなり鍛えられた集団であることがわかりました。
ただ、予想の段階で、単元全体の課題を概ねクリアしてしまっていたので、さらに課題のレベルを上げてもよかったのかもしれません。
研究協議は、和やかなムードではありますが、鋭い指摘がいろいろと出ていました。
社会科の本質に迫るものも多く、意識の高い職員集団であることを感じました。
秋の発表会には、ぜひとも伺いたいと思います。
多くの刺激をいただきました。
研究授業を参観し、その後の研究協議に参加しました。
来迎寺小学校は、「思考力の育成」をテーマにしています。
私は、以前、『社会科教育』に次のように書きました。
最近の社会科研究の潮流は、習得したものの活用、すなわち「思考力・判断力・表現力の育成」に重心が移っている。しかし、その多くが「話す・書く」という、考えた結果を表出する訓練に終わっており、思考力そのものに目を向けた研究は少ない。(2014年6月号)
「話す・書く」には思考力が必要ですが、それはあくまで国語力でしょう。
私自身は、「社会的思考力」を関連思考・比較思考・条件思考・因果思考・発展思考の5つに分けて、意識的に育てようと実践してきました。
当時は意識していなかったのですが、今でいうシンキングツールもよく使っていました。
使わなくてもこれらの思考はできるのですが、使った方がシンプルで分かりやすく、焦点化もしやすいのです。
何より、子供たちが動くのです。
来迎寺小学校も、思考力とは何かを分析して、その育成に取り組んでいます。
今回は、その授業の一つを参観しました。
4年生とは思えないほど、多くの情報が書かれた付箋がノートに貼られていました。
かなり鍛えられた集団であることがわかりました。
ただ、予想の段階で、単元全体の課題を概ねクリアしてしまっていたので、さらに課題のレベルを上げてもよかったのかもしれません。
研究協議は、和やかなムードではありますが、鋭い指摘がいろいろと出ていました。
社会科の本質に迫るものも多く、意識の高い職員集団であることを感じました。
秋の発表会には、ぜひとも伺いたいと思います。
多くの刺激をいただきました。