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地震の日本史―大地は何を語るのか (中公新書)

2012-10-10 06:20:59 | MY BOOK
地震の日本史―大地は何を語るのか (中公新書)



おもしろかった!

歴史学者は2種類に分かれるといいます。

「本読み」か「穴掘り」です。

文献や史料から歴史をひもとくのか、発掘して証拠を探っていくか。
その典型が邪馬台国論争です。
前者が九州説、後者が機内説が一般的。

この書は、「穴掘り」の視点からの地震史です。

ここまでわかるのです。

すなわち、これからのことも推測できるのです。

目次 です。

第1章 縄文時代~古墳時代

第2章 飛鳥~平安時代中期

第3章 平安時代後期~室町時代

第4章 安土桃山時代

第5章 江戸時代

第6章 江戸時代末期

第7章 近・現代
終章 二一世紀の地震

amazonの紹介です。

内容(「BOOK」データベースより)

日本の歴史は、地震の歴史だと言っても過言ではない。人の記憶に残らず、文書に記述がないからといって、地震が存在しなかったと速断するのは大きな間違いである。地層を掘ってゆけば、地震の際に発生する噴砂や地滑りなどが、いつ、どのようにして起きたのかを、土や砂が雄弁に物語っていることに出会う。本書は、「地震考古学」を確立した著者による、日本歴史を地震の連鎖として描く異色の読み物である。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
寒川/旭
1947年(昭和22年)、香川県に生まれる。東北大学大学院理学研究科博士課程修了、理学博士。通商産業省工業技術院地質調査所および独立行政法人産業技術総合研究所主任研究員を経て、産業技術総合研究所招聘研究員、京都大学防災研究所客員教授。地震考古学・地震地質学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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