天皇観の相剋―1945年前後 (岩波書店) 武田 清子
読み応えがありました。
まずはAmazonの紹介をご覧ください。
出版社/著者からの内容紹介
廃止か保持か―日本降伏をめぐる英・米・オーストラリア・中国など連合国側のさまざまな天皇観の対立・相剋をはじめて実証的に明らかにし,戦後改革を伝統社会の変容のドラマとして解明した画期的研究。諸外国の「鏡」に映し出された天皇制のイメージは,同時に日本人のいかなる思考や集団行動様式を反映しているのか。
1945年、日本の敗戦が目前の連合軍は、天皇制をどうするか決めかねていました。
当時の連合国は、天皇制をどう見ていたのか。なぜ、存続できたのか。
そもそも、日本人にとって天皇とは?
豊富な資料から実証的に研究しています。
さらに興味深いのは、いろいろな人が、この本にレベルの高いコメントをしていることです。
わたしは、書物の価値は、その書物に対するコメントのレベルの高さでうかがい知れます。
いくつか紹介します。
Tagebuch(たーげぶーふ)http://yaplog.jp/kanu165/archive/1259
東南アジア・ヴァーチャル・トラヴェル http://blog.goo.ne.jp/y-akita-japan/e/2813c9e1e888b7f79524ce4228f86e80
著者の武田 清子(思想史学者、国際基督教大学名誉教授)は、1978年『世界』に連載したこの『天皇観の相剋』で毎日出版文化賞受賞しています。
[目次]
第1章 アメリカ国務省における天皇観の対立
第2章 イギリス人にとっての天皇制
第3章 太平洋問題調査会の天皇論
第4章 「天孫民族の世界制覇」観とオーストラリア
第5章 中国人と日本の「覇道」主義
第6章 無条件降伏の「鍵」
第7章 占領政策と天皇制-「伝統主義的支配」変革のドラマ
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出版社/著者からの内容紹介
廃止か保持か―日本降伏をめぐる英・米・オーストラリア・中国など連合国側のさまざまな天皇観の対立・相剋をはじめて実証的に明らかにし,戦後改革を伝統社会の変容のドラマとして解明した画期的研究。諸外国の「鏡」に映し出された天皇制のイメージは,同時に日本人のいかなる思考や集団行動様式を反映しているのか。
1945年、日本の敗戦が目前の連合軍は、天皇制をどうするか決めかねていました。
当時の連合国は、天皇制をどう見ていたのか。なぜ、存続できたのか。
そもそも、日本人にとって天皇とは?
豊富な資料から実証的に研究しています。
さらに興味深いのは、いろいろな人が、この本にレベルの高いコメントをしていることです。
わたしは、書物の価値は、その書物に対するコメントのレベルの高さでうかがい知れます。
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Tagebuch(たーげぶーふ)http://yaplog.jp/kanu165/archive/1259
東南アジア・ヴァーチャル・トラヴェル http://blog.goo.ne.jp/y-akita-japan/e/2813c9e1e888b7f79524ce4228f86e80
著者の武田 清子(思想史学者、国際基督教大学名誉教授)は、1978年『世界』に連載したこの『天皇観の相剋』で毎日出版文化賞受賞しています。
[目次]
第1章 アメリカ国務省における天皇観の対立
第2章 イギリス人にとっての天皇制
第3章 太平洋問題調査会の天皇論
第4章 「天孫民族の世界制覇」観とオーストラリア
第5章 中国人と日本の「覇道」主義
第6章 無条件降伏の「鍵」
第7章 占領政策と天皇制-「伝統主義的支配」変革のドラマ