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人を動かすリーダーに大切な40の習慣-1-

2013-12-02 06:13:01 | 教育関連情報
PHP研究所の[図解]人を動かすリーダーに大切な40の習慣 を読みました。



著者は、東レ経営研究所特別顧問 佐々木 常夫氏です。

企業向けですが、学校のリーダーにも応用できるところがいくつかあります。
今後、数回にわたって、自分流に解釈してみます。

第1章 「これからのリーダー」に知っておいてほしい10のこと

○ 信頼を得られるリーダー、得られないリーダー

 これは明快でした。

 その違いは、自分のことだけを考えているかどうかです。

 自分のことよりも、学校全体や児童生徒、職員の幸せを本気で考えていると信頼が得られるリーダーになれるのです。

 思い当たる人がいる?


○ 困難な仕事に立ち向かい、乗り越えることで人は成長し、部下から感謝される

 学級担任をやっているときに、リーダーを集めてよく言いました。

 「学級でレクリエーションをやるときに、リーダー自身が楽しむと失敗するよ。
  楽しい振りをしながらみんなを観察し、みんなが楽しんでいる姿を楽しむことがリーダーなんだ。」

 学校のリーダーも同じです。

 児童生徒や同僚が楽しんでいる姿を見て楽しむ。
 しかし、いったん何かあったときには、率先してリーダーシップを発揮して困難を乗り越える。

 ピンチをチャンスに変えるのです。

 
働き者な部下でなく、できの悪い部下に手間をかけよ

 どの組織でも、ミツバチの法則があるそうです。
 良くはたらくミツバチを一つの巣に集めると、2割は一生懸命働き、6割は普通に働き、2割はさぼるようになるというものです。

 学校もそうだとしたら、その6割の中間層と下層の2割を戦力化することで、とても強いチームになれるでしょう。

 ましてや、子供達の将来を預かる身。どの子にも相応の教育を受けさせる義務があります。

 リーダーは、まずはボトムアップを心がけるべきでしょう。


部下を変えようと思うな。リーダーが変われ

 リーダーである自分自身が変わることは難しいことです。しかし・・・

 今年の9月に、三重大学教授 岡野昇先生を迎えて、セミナーを開催しました。
 そのときの先生の言葉が印象に残っています。

 ○ 子供を変えてみようとするのではなく、私たちの見方を変えてみる

 例えば、リレーの基本はバトンを正確に渡すことではなく、スピードを渡す

 ○ 環境を変えることにより子供が変わる

 なぜ、今なぜ椅子にもたれているか? 答えは、ここに背もたれがあるから。丸椅子なら、もたれない。
 我々は環境に動かされている動物。主体的に動いているようで、実は環境を受動的にキャッチしてそれに答えて動いている(アフォーダンス理論)。
 授業を1つの環境と見た時、その環境を変えると子どもが変わる。


 見方を変えることは、比較的簡単です。

 子供や親のせいにしていては教師は成長しません。

 同様に、職員のせいにしていては、リーダーは成長しないのです。

  こんな感じで、明日に続きます。                                                                       
 
 

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