PHP研究所の[図解]人を動かすリーダーに大切な40の習慣 を読みました。
著者は、東レ経営研究所特別顧問 佐々木 常夫氏です。
企業向けですが、学校のリーダーにも応用できるところがいくつかあります。
今後、数回にわたって、自分流に解釈してみます。
第1章 「これからのリーダー」に知っておいてほしい10のこと
○ 信頼を得られるリーダー、得られないリーダー
これは明快でした。
その違いは、自分のことだけを考えているかどうかです。
自分のことよりも、学校全体や児童生徒、職員の幸せを本気で考えていると信頼が得られるリーダーになれるのです。
思い当たる人がいる?
○ 困難な仕事に立ち向かい、乗り越えることで人は成長し、部下から感謝される
学級担任をやっているときに、リーダーを集めてよく言いました。
「学級でレクリエーションをやるときに、リーダー自身が楽しむと失敗するよ。
楽しい振りをしながらみんなを観察し、みんなが楽しんでいる姿を楽しむことがリーダーなんだ。」
学校のリーダーも同じです。
児童生徒や同僚が楽しんでいる姿を見て楽しむ。
しかし、いったん何かあったときには、率先してリーダーシップを発揮して困難を乗り越える。
ピンチをチャンスに変えるのです。
働き者な部下でなく、できの悪い部下に手間をかけよ
どの組織でも、ミツバチの法則があるそうです。
良くはたらくミツバチを一つの巣に集めると、2割は一生懸命働き、6割は普通に働き、2割はさぼるようになるというものです。
学校もそうだとしたら、その6割の中間層と下層の2割を戦力化することで、とても強いチームになれるでしょう。
ましてや、子供達の将来を預かる身。どの子にも相応の教育を受けさせる義務があります。
リーダーは、まずはボトムアップを心がけるべきでしょう。
部下を変えようと思うな。リーダーが変われ
リーダーである自分自身が変わることは難しいことです。しかし・・・
今年の9月に、三重大学教授 岡野昇先生を迎えて、セミナーを開催しました。
そのときの先生の言葉が印象に残っています。
○ 子供を変えてみようとするのではなく、私たちの見方を変えてみる
例えば、リレーの基本はバトンを正確に渡すことではなく、スピードを渡す
○ 環境を変えることにより子供が変わる
なぜ、今なぜ椅子にもたれているか? 答えは、ここに背もたれがあるから。丸椅子なら、もたれない。
我々は環境に動かされている動物。主体的に動いているようで、実は環境を受動的にキャッチしてそれに答えて動いている(アフォーダンス理論)。
授業を1つの環境と見た時、その環境を変えると子どもが変わる。
見方を変えることは、比較的簡単です。
子供や親のせいにしていては教師は成長しません。
同様に、職員のせいにしていては、リーダーは成長しないのです。
こんな感じで、明日に続きます。
著者は、東レ経営研究所特別顧問 佐々木 常夫氏です。
企業向けですが、学校のリーダーにも応用できるところがいくつかあります。
今後、数回にわたって、自分流に解釈してみます。
第1章 「これからのリーダー」に知っておいてほしい10のこと
○ 信頼を得られるリーダー、得られないリーダー
これは明快でした。
その違いは、自分のことだけを考えているかどうかです。
自分のことよりも、学校全体や児童生徒、職員の幸せを本気で考えていると信頼が得られるリーダーになれるのです。
思い当たる人がいる?
○ 困難な仕事に立ち向かい、乗り越えることで人は成長し、部下から感謝される
学級担任をやっているときに、リーダーを集めてよく言いました。
「学級でレクリエーションをやるときに、リーダー自身が楽しむと失敗するよ。
楽しい振りをしながらみんなを観察し、みんなが楽しんでいる姿を楽しむことがリーダーなんだ。」
学校のリーダーも同じです。
児童生徒や同僚が楽しんでいる姿を見て楽しむ。
しかし、いったん何かあったときには、率先してリーダーシップを発揮して困難を乗り越える。
ピンチをチャンスに変えるのです。
働き者な部下でなく、できの悪い部下に手間をかけよ
どの組織でも、ミツバチの法則があるそうです。
良くはたらくミツバチを一つの巣に集めると、2割は一生懸命働き、6割は普通に働き、2割はさぼるようになるというものです。
学校もそうだとしたら、その6割の中間層と下層の2割を戦力化することで、とても強いチームになれるでしょう。
ましてや、子供達の将来を預かる身。どの子にも相応の教育を受けさせる義務があります。
リーダーは、まずはボトムアップを心がけるべきでしょう。
部下を変えようと思うな。リーダーが変われ
リーダーである自分自身が変わることは難しいことです。しかし・・・
今年の9月に、三重大学教授 岡野昇先生を迎えて、セミナーを開催しました。
そのときの先生の言葉が印象に残っています。
○ 子供を変えてみようとするのではなく、私たちの見方を変えてみる
例えば、リレーの基本はバトンを正確に渡すことではなく、スピードを渡す
○ 環境を変えることにより子供が変わる
なぜ、今なぜ椅子にもたれているか? 答えは、ここに背もたれがあるから。丸椅子なら、もたれない。
我々は環境に動かされている動物。主体的に動いているようで、実は環境を受動的にキャッチしてそれに答えて動いている(アフォーダンス理論)。
授業を1つの環境と見た時、その環境を変えると子どもが変わる。
見方を変えることは、比較的簡単です。
子供や親のせいにしていては教師は成長しません。
同様に、職員のせいにしていては、リーダーは成長しないのです。
こんな感じで、明日に続きます。