あなたも社楽人!

社楽の会の運営者によるブログです。社会科に関する情報などを発信します。

ポンペイの魅力-1-

2010-03-01 06:31:20 | 社会科こぼれ話
大ローマ展の紹介をしましたが、思い出しました。

2002年に名古屋でポンペイ展が開かれ、朝日新聞に依頼されて、7回にわたって仲間と見学ガイドを連載しました。
それが、「発掘!ポンペイ展のふしぎ 子どもたちのための見学ガイド」

名付けて
発掘!総合的な学習のネタ-小中学生のためのポンペイ展参観ガイド-

次に紹介するのは、実際にはボツになった記事です。
他の紹介記事とかぶったからです。
この機会に紹介します。



この写真は当時のあるモノです。何に使われたものでしょうか。
これは、シストルムとよばれる古代エジプトから伝わった楽器で、信仰の儀式に使われました。

当時(弥生時代)の日本が、同じ青銅製の銅鐸を鳴らして神に祈っていたことと似ていますね。時空を越えたロマンを感じます。古代の各地に残る「信仰と楽器」を調べてみるのもおもしろいテーマです。

愛知県岩倉市にある舩橋楽器資料館館長・舩橋靖和氏によると、シストルムのような、貫通する棒が動いて音を鳴らす発想で作られた打楽器は、日本の玩具“カタカタ”(写真)に見られる以外は、ほとんど例がないそうです。



世界に残るいろいろな楽器の音が出るしくみを調べて、模型を製作してみてもおもしろいですね。楽器は、人類の知恵が形になって表れたものなのですから。

ポンペイ展は、学習のネタの宝庫です。きみは、どんなネタを見つけることができるかな。
 
ここで問題です。ポンペイ展では、シストルムの他にもいろいろな楽器が展示または紹介されています。その楽器を2つ書いてください。
          
---------------------

答えは、シンバル、フルート、ドラ、タンバリン、たて琴と5種類ありました。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。