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大塚国際美術館お奨めの一枚

2016-03-15 05:55:48 | 取材・旅行
大塚国際美術館報告の続きです。

私のイチオシ!を紹介します。

「耕地に向かう牛」トロワイヨン



トロワイヨン・コンスタン(1810~1865)の紹介をします。

1810 セーヴィルの磁器製作所の絵付け職人の家庭に生まれる。セーヴル陶磁器博物館長リオクルーに師事
    ※ 磁器絵付師として働きながら、森での写生に励む
1833 サロンに風景画3点を出品。ジュール・デュプレ、ナルシス・ディアスから学ぶ

1838 サロン三等賞

1840 フォンテーヌブローの森で制作。その後も大作をサロンに出品

1846 サロン一等賞を獲得

1849 レジョンヌ・ドヌール勲章授与。バルビゾン派の中で最もはやく成功

1859 モネと出会い、野外での制作を勧める

1865 死去
 出典 http://www.artkaitori.com/antique_kaitori/19seiki_kaiga/constant_troyon.html

 主に、牛や馬の絵を描いています。

なぜお奨めか?

この絵を、向かって左斜めから見ると次のように見えます。 



次に、右斜めから見ると・・・



写真ではわかりづらいかもしれませんが、牛が絵を見る人を見ているのです。

すなわち、前を通り過ぎるときに、体の向きを変えてじっとこっちを見続けているように見えるのです。

大塚国際美術館へ行ったら、ぜひ体感してみてください。

ちなみに、本物は オルセー美術館 にあります。
 http://www.musee-orsay.fr/en/collections/index-of-works/resultat-collection.html?no_cache=1&zoom=1&tx_damzoom_pi1%5Bzoom%5D=0&tx_damzoom_pi1%5BxmlId%5D=000894&tx_damzoom_pi1%5Bback%5D=en%2Fcollections%2Findex-of-works%2Fresultat-collection.html%3Fno_cache%3D1%26zsz%3D9

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