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英語教育の在り方に関する有識者会議(第2回) 配付資料

2014-04-02 05:25:48 | 教育関連情報
英語教育の在り方に関する有識者会議(第2回) 配付資料を紹介します。


 ここから http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/102/shiryo/1345784.htm

 注目は、資料3-2 言語獲得/学習の臨界期に関する補足メモ

 2 第一言語(母語)獲得・(狭義の)第二言語獲得・外国語学習の区別 です。

 言語を身につける3つの形態:
これら3つをしゅん別した上で議論をすべきである。ことに、狭義の第二言語獲得と外国語学習を混同してはならない。
 
A 第一言語(母語)獲得
日本に生まれ、日本で育った赤ちゃんが日本語を身につける

B(広義の)第二言語獲得

(1)(狭義の)第二言語獲得
日本に生まれた子供が3歳でアメリカへ移り住むことになり、英語も身につける(疑似的ケースとしてのイマージョン教育)

(2)外国語学習
日本に生まれ、日本で育った子供が英語を学習する

 さらに、脳科学と英語教育にも触れています。 

 いわゆる脳科学は近年、脳機能画像法の開発、進展と相まって、著しい進歩をとげたが、言語の脳科学の研究成果で現実の言語教育、ことに、外国語としての英語教育に関する政策や教授法に直接示唆を与える研究成果はいまのところない。もちろん、関連する研究は数多くあり、それらの成果に目を配ることは重要ではあるが、脳科学研究は、言語理論研究同様、飽くまで基礎研究であって、現実の英語教育の諸問題と短絡的に結びつけるのは慎重にしなくてはならない。

 参考 井原康夫. 2005. 『脳はどこまでわかったか(朝日選書)』朝日新聞社



はじめに
1.脳はどこまでわかったか-イントロダクション
2.早期教育はほんとうに意味があるのだろうか
3.心とは何なのだろうか-ロボットと人間
4.頭がよいってどういうことだろう
5.外側から脳を調べる
6.脳の「操縦士」はどこにいる
7.経験を積み重ねてつくられる神経回路
8.なぜ、ものを覚えていられるのか-記憶のしくみ
9.「ボケ」はどうして起こるのか
10.パーキンソン病のしくみ
11.不思議なプリオン病
12.「ノックアウトマウス」でわかったこと
13.発生から見た神経回路のでき方

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