昨日行われた丹葉フィールドワークの様子を紹介します。
はじめは、一昨日に続き、武豊火力発電所です。PR館に入ります。
(写真は一昨日のものです)
丹葉地区の社会科18名が参加しました。
ここで、永崎所長さんの熱い説明を伺いました。
3.11の明くる日、菅首相が福島へ視察に行くと言った時点で、「この人は浜岡原発を止めるかもしれない」と直感し、供給電力が足らなくなることを直感しました。
この勘がすばらしく、すぐさま、2年前に廃炉にした武豊2号機の復旧に着手します。
一度廃炉にしてほかり放しの発電所は、さび付き、部品も他に回しており、再稼働は簡単ではありません。
「人」「もの」「こと」を駆使し、準備をつづけます。
案の定、菅首相により、政権浮揚策として浜岡原発要請がありました。
そこから、7月中の再開を目指して、まさにプロジェクトXが始まるのでした。
原油タンクです。5万㍑入ります。
これが2号機
いろんなところが痛んでいます。
手前から、2号機、3号機、4号機です。
2号機のコントロール室です。
現在は動いていませんが、いつでも動かせるように準備をしています。
機会は古く、ブラウン管です。
最後に動かした、6月20日の記録が生々しく残っています。
準備から、最大出力にするために12時間ほどかかります。
続いて、メガソーラを見学しました。
ナゴヤドーム3個分の敷地 約14万㎡に、100㎝×130㎝ のパネルが39,168枚並んでいます。
想定年間発電量は730万kWh。一般家庭2000世帯分の年間使用量です。
この写真は16日。17日は、12時頃に約5500kw発電していました。
この1年間分の発電量を、碧南石炭火力発電所では、たった1時間48分で発電してしまいます。
これは、江南市中をメガソーラにしても、碧南火力発電所16日分。
山の手線内を全てメガソーラにしても、34日分にしかなりません。
また、太陽光パネルは毎年劣化していき、寿命は20~25年ほど。
一斉につくっていますので、20年後には大量の産業廃棄物が生まれます。
直流電気を交流電気に変換するパワーコンディショナーは、10年~15年と言われています。
実用化には、まだまだ壁がありそうです。
ここから展望しました。
所長さんは言われました。
「電気が止まると人が死ぬのです。
計画停電はまだいい。
ブラックアウト(使用量が供給力を上回る時の大停電)になると、復旧に1日以上かかる。病院の非常電源はせいぜい半日。
人工呼吸器等、電気が止まると使用できない医療機器はたくさんある。それらで命をつながれている人は死んでしまう可能性が高い。
私たちは、電気の安定供給に強い使命感と誇りを持っているのです。」
プロフェッショナルの意識を感じました。
はじめは、一昨日に続き、武豊火力発電所です。PR館に入ります。
(写真は一昨日のものです)
丹葉地区の社会科18名が参加しました。
ここで、永崎所長さんの熱い説明を伺いました。
3.11の明くる日、菅首相が福島へ視察に行くと言った時点で、「この人は浜岡原発を止めるかもしれない」と直感し、供給電力が足らなくなることを直感しました。
この勘がすばらしく、すぐさま、2年前に廃炉にした武豊2号機の復旧に着手します。
一度廃炉にしてほかり放しの発電所は、さび付き、部品も他に回しており、再稼働は簡単ではありません。
「人」「もの」「こと」を駆使し、準備をつづけます。
案の定、菅首相により、政権浮揚策として浜岡原発要請がありました。
そこから、7月中の再開を目指して、まさにプロジェクトXが始まるのでした。
原油タンクです。5万㍑入ります。
これが2号機
いろんなところが痛んでいます。
手前から、2号機、3号機、4号機です。
2号機のコントロール室です。
現在は動いていませんが、いつでも動かせるように準備をしています。
機会は古く、ブラウン管です。
最後に動かした、6月20日の記録が生々しく残っています。
準備から、最大出力にするために12時間ほどかかります。
続いて、メガソーラを見学しました。
ナゴヤドーム3個分の敷地 約14万㎡に、100㎝×130㎝ のパネルが39,168枚並んでいます。
想定年間発電量は730万kWh。一般家庭2000世帯分の年間使用量です。
この写真は16日。17日は、12時頃に約5500kw発電していました。
この1年間分の発電量を、碧南石炭火力発電所では、たった1時間48分で発電してしまいます。
これは、江南市中をメガソーラにしても、碧南火力発電所16日分。
山の手線内を全てメガソーラにしても、34日分にしかなりません。
また、太陽光パネルは毎年劣化していき、寿命は20~25年ほど。
一斉につくっていますので、20年後には大量の産業廃棄物が生まれます。
直流電気を交流電気に変換するパワーコンディショナーは、10年~15年と言われています。
実用化には、まだまだ壁がありそうです。
ここから展望しました。
所長さんは言われました。
「電気が止まると人が死ぬのです。
計画停電はまだいい。
ブラックアウト(使用量が供給力を上回る時の大停電)になると、復旧に1日以上かかる。病院の非常電源はせいぜい半日。
人工呼吸器等、電気が止まると使用できない医療機器はたくさんある。それらで命をつながれている人は死んでしまう可能性が高い。
私たちは、電気の安定供給に強い使命感と誇りを持っているのです。」
プロフェッショナルの意識を感じました。