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金融経済教育研究会工場見学(1)リンナイ株式会社 大口工場

2014-07-31 06:04:39 | 日記
 昨日は、平成26年度第4回金融経済教育研究会 工場見学として、丹羽郡大口町にあるリンナイ株式会社 大口工場を見学しました。



 主に、ガステーブルコンロ、システムレンジ、食器洗い乾燥機などの製造工程を見学しました。



 主な感想です。

・ リンナイは、1920年に、内藤さんと林さんが「林内商会」を操業したことにより始まる。
・ 大口工場は、約2万坪の敷地に、建坪9,200坪、正社員768名(男性6割)、契約社員を含めて914名。1964年設立。
・ 加工から組立の一貫生産で、原材料から、塗装・琺瑯、組み立て、取扱説明書の印刷、箱詰めまで、すべて行っている。
・ 250mを、東から西へ、無駄なく生産ラインを流している。
・ 厨房製品の5割以上のシェアがある。
・ 1日あたり、テーブルコンロ 4025台(284型式)
        システムコンロ 2922台(1129型式)
        システムレンジ  116台(96型式)
        食器洗い機・乾燥機 574台(65型式)
・ 年商の72%を大口工場で担っている。
・ 主要部品は見えるところで作る。
  誰が見てもどのような状態か見てわかる「見える化」を徹底している。
・ 生産設備も自前で作る。多品種少量生産、トヨタ自動車と似ている。
・ 「安全道場」「訓練道場」など、育成システムもトヨタの工場と似ている。
・ 職人の手作業に頼る部分もある。
・ 多くのロボットが、職人の動きを覚え込み、行っている。
・ 50mのラインに20名の人、ロボットが作業する。
  20台に1回、型式が変わる。
・ バーコードや、検査器を活用。検査員が1日3回見回り指導し、ミスをなくしている。
・ ロボットは、デンソーの標準仕様で100数十万円のものから。
・ 琺瑯(ホーロー)は、ガラスや粘土などを塗って850度で焼き上げるとできる。
・ ISO9001、14001を取得している。         

 生産管理が素晴らしく、またロボットと人がうまく役割分担していました。
 ポリシーのある会社だと思いました。

 リンナイ株式会社HP

 ここから http://www.rinnai.co.jp/

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