昨日は、個を育てる教師の集い(社会科の初志をつらぬく会)with 社楽の会 が開催されました。
大学院教育発達科学研究科・教育学部 准教授 柴田好章 先生による、「初志の会とは?-問題解決学習の今日的意義-」についてご講演をいただきました。
初志の会は、私が生まれる前日に発足した、社会科の研究会です。
HPには次のように説明されています。
ここから http://homepage2.nifty.com/shoshi/
本会は昭和33年(1958年)に発足した民間教育研究団体です。
学校の教員、大学等の研究者を中心として、全国に約1200名の会員・誌友がいます。(2007年現在)
わたくしたちの会は、日本の教育政策が系統主義の知識教育、徳目主義の道徳教育に大きく転換したことを批判し、1958年(昭和33年)に発足しました。それは、そのような教育では、その子にふさわしく個を確立していくことが阻害されると考えたからです。
1947年(昭和22年)に新設された社会科の初志は、新しい民主的な社会を主体的に創造する人間は子どもの切実な問題解決を核心とする学習によってこそ育つという考えにもとづいています。
今日、社会は激動し困難な課題に満ちています。そのような社会にあって、社会のよりよき変化を求めて創造的に生きる力を育てようとすれば、子どもの切実な関心と強靭な意思にもとづく主体的な問題解決学習の重要性がますます大きな意義をもつに違いないと確信し、次のことをめざします。
わたくしたちの会は、問題解決学習を進めていくことによってこそ、子どもたちはものごとの本質をねばり強く個性的に追究し、新しい社会を創造できるように育つと考えます。
わたくしたちの会は、つめこみ・教えこみの指導を排します。社会科だけではなく、すべての学習・生活指導で、子どもが中心となって進める教育の創造をめざします。
わたくしたちの会は、一人ひとりの子どもを人間として大切にして、広い視野から主体的に考え、行動できる子どもにしようと努めます。
わたくしたちの会は、社会科をはじめとして、さまざまな教科に関わる教師と、学び高めあう人間関係を築きながら、教育実践にもとづく主体的で地道な研究に邁進します。
ここに書かれた精神を、柴田先生には、具体的に教えていただきました。
「問題解決学習の大切にしてきたものは
・ 個を育てる
・ 生活の中の切実な問題
・ 協同的な問題解決
であり、これらが社会を構築する力となる
一人一人の個を、生きている人間として育てる思想である。」
こうした、公民的資質を育成するための問題解決学習を地道に実践し、個を見つめてきたのが初志の会なのです。
その後、東海市立加木屋小学校の宮下裕紀先生より実践発表がありました。
授業記録を読みとりながら、一人の児童の成長について、教師の意図が通じたのかを検証していきました。
この夏、8月9日から11日まで、名古屋大学において、全国集会が開催されます。
ぜひご参加ください!
大学院教育発達科学研究科・教育学部 准教授 柴田好章 先生による、「初志の会とは?-問題解決学習の今日的意義-」についてご講演をいただきました。
初志の会は、私が生まれる前日に発足した、社会科の研究会です。
HPには次のように説明されています。
ここから http://homepage2.nifty.com/shoshi/
本会は昭和33年(1958年)に発足した民間教育研究団体です。
学校の教員、大学等の研究者を中心として、全国に約1200名の会員・誌友がいます。(2007年現在)
わたくしたちの会は、日本の教育政策が系統主義の知識教育、徳目主義の道徳教育に大きく転換したことを批判し、1958年(昭和33年)に発足しました。それは、そのような教育では、その子にふさわしく個を確立していくことが阻害されると考えたからです。
1947年(昭和22年)に新設された社会科の初志は、新しい民主的な社会を主体的に創造する人間は子どもの切実な問題解決を核心とする学習によってこそ育つという考えにもとづいています。
今日、社会は激動し困難な課題に満ちています。そのような社会にあって、社会のよりよき変化を求めて創造的に生きる力を育てようとすれば、子どもの切実な関心と強靭な意思にもとづく主体的な問題解決学習の重要性がますます大きな意義をもつに違いないと確信し、次のことをめざします。
わたくしたちの会は、問題解決学習を進めていくことによってこそ、子どもたちはものごとの本質をねばり強く個性的に追究し、新しい社会を創造できるように育つと考えます。
わたくしたちの会は、つめこみ・教えこみの指導を排します。社会科だけではなく、すべての学習・生活指導で、子どもが中心となって進める教育の創造をめざします。
わたくしたちの会は、一人ひとりの子どもを人間として大切にして、広い視野から主体的に考え、行動できる子どもにしようと努めます。
わたくしたちの会は、社会科をはじめとして、さまざまな教科に関わる教師と、学び高めあう人間関係を築きながら、教育実践にもとづく主体的で地道な研究に邁進します。
ここに書かれた精神を、柴田先生には、具体的に教えていただきました。
「問題解決学習の大切にしてきたものは
・ 個を育てる
・ 生活の中の切実な問題
・ 協同的な問題解決
であり、これらが社会を構築する力となる
一人一人の個を、生きている人間として育てる思想である。」
こうした、公民的資質を育成するための問題解決学習を地道に実践し、個を見つめてきたのが初志の会なのです。
その後、東海市立加木屋小学校の宮下裕紀先生より実践発表がありました。
授業記録を読みとりながら、一人の児童の成長について、教師の意図が通じたのかを検証していきました。
この夏、8月9日から11日まで、名古屋大学において、全国集会が開催されます。
ぜひご参加ください!