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週刊 日本の100人 第40号 山本五十六 

2019-08-20 05:10:47 | 歴史関連情報
週刊日本の100人 山本五十六

シリーズ第40号は山本五十六です。



山本 五十六(1884年4月4日 - 1943年4月18日)は、新潟県出身の大日本帝国海軍軍人。第26、27代連合艦隊司令長官です。

「やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、 ほめてやらねば人は動かじ。

話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。

やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」


この言葉はあまりにも有名です。


実際にやってみせる。やり方を言って聞かせて、褒める。
そして「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。」は、人を育てる方法を端的に言い表しています。
話し合って、相手の言葉に耳を傾け、相手を認めて、仕事を任せることによって人を育てる。
最後に「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」は、人の成長を促す秘訣です。
やっている姿を感謝で見守って、信頼する。

こうした言葉は有名なのですが、実際の行動は、「日本の100人」に選ばれるのにふさわしいかどうかは、個人的には疑問もあります。
軍人の評価は難しい・・・・。

信長や秀吉、家康も軍人なのだけれど・・・・。

みなさんはどう思われますか?

下にコメントをいただき、私が回答をしています。
併せてお読みいただけるとありがたいです。

本誌の内容です。

特集 山本五十六
 勇戦奮闘、戦場の華と散らんは易し

ライフ&タイム
 真珠湾攻撃を決断!!昭和の智将の59年
  厳格な教育を受け海軍軍人へ/大国の実力を知ったアメリカ留学
  航空部隊の充実に尽くす/軍縮派、戦争反対者と呼ばれて
  奇襲作戦の成功と無念の死

ヒューマンエピソード
 温かい心と冷徹な眼をあわせもったガキ大将

クローズアップ
 なぜ実行されたのか ハワイ真珠湾攻撃

人物スクランブル
 山本五十六 人物相関図
  井上成美/南雲忠一/ウィリアム・F・ハルゼイ/河井継之助

後世への遺産
 戦争映画、名言、長岡・・・・・・敬愛される名将の面影

評伝アラカルト
 山本五十六考
  源田 実/丹羽文雄/ゴードン・W・プランゲ
  坂井三郎/秦 郁彦/生出 寿

ビジュアル人物事典
 後水尾天皇/小村寿太郎/後陽成天皇/金地院崇伝
 近藤 勇/近藤長次郎/西園寺公望/西行

日本の100人ミュージアム


このシリーズでの100人は・・・
織田信長
徳川家康
豊臣秀吉
坂本竜馬
伊達政宗
平清盛
勝海舟
真田幸村
源 義経
武田信玄
西郷隆盛
明智光秀
上杉謙信
石田三成
徳川家光
前田利家
高杉晋作
徳川慶喜
聖徳太子
徳川吉宗
近藤勇
黒田官兵衛
足利尊氏
吉田松陰
空海
大久保利通
東郷平八郎
徳川光圀
東条英機
北条早雲
山内一豊
土方歳三
田中角栄
福沢諭吉
宮本武蔵
加藤清正
毛利元就
吉田茂
源頼朝
山本五十六
直江兼続
平賀源内
伊藤博文
松尾芭蕉
白州次郎
徳川綱吉
千利休
細川幽斎
大石内蔵助
木戸孝允
島津義弘
足利義満
渋沢栄一
井伊直弼
大友宗麟
福島正則
松下幸之助
伊能忠敬
板垣退助
後醍醐天皇
平将門
乃木希典
南方熊楠
大隈重信
日蓮
ジョン万次郎
野口英世
大村益次郎
山本勘助
田沼意次
松平容保
菅原道真
北条時宗
藤堂高虎
榎本武揚
島津斉彬
二宮金次郎
後藤新平
手塚治虫
岩崎弥太郎
本田宗一郎
親鸞
津田梅子
藤原道長
山田長政
上杉鷹山
原敬
森鴎外
葛飾北斎
岩倉具視
芥川龍之
新渡戸稲造
犬養毅
黒澤明
日野富子
豊臣秀長
今川義元
本居宣長
高橋是清
夏目漱石

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Dr.ガイ)
2012-12-19 23:05:36
はじめまして!
>実際の行動は、「日本の100人」に選ばれるのにふさわしいかどうかは、個人的には疑問もあります。
軍人の評価は難しい・・・・。

このように、お考えになるのもわかります。山本元帥が真珠湾攻撃を指揮したからでしょう。しかし、このように考えるのは、当時の社会情勢と山本元帥の立場に関する知識と見解が不足しているからです。

詳しくは、深く調べればわかることなので省略しますが、アメリカとの戦争を避けることは不可能でした。
だとすれば、短期決戦で講話に持ち込むしかないと考えるのも当然です。

さらに真珠湾攻撃は奇襲のつもりではありませんでした。アメリカの外交と諜報活動によって奇襲になったのです。これも詳しく調べればわかります。

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コメントありがとうございました (管理人)
2012-12-20 12:27:18
コメントありがとうございました。

>このように、お考えになるのもわかります。山本元帥が真珠湾攻撃を指揮したからでしょう。

 私は、真珠湾攻撃は彼の功績だと思っています。戦術として、航空機、航空母艦の重要性に熟知していた先見性も評価しています。
 何より、アメリカ滞在経験を通して、アメリカの国力を熟知し、合理的に対米戦争に反対していたことは高く評価しています。

 ここで言いたかったのは、軍司令官としてです。
 ミッドウェーの大敗は、真珠湾の功績をもっても、やはり評価を下げざるを得ません。

 確かに、山本長官だけの責任ではありませんが、精鋭機動部隊と主力空母4隻を失った事実。南雲中将、源田航空参謀らの配置と指揮。準備の不足、油断はなかったのか、作戦は正しかったのか。情報管理も不備がありました。陸軍との連携の弱さ、当時の事情はあるにせよ、日本にとってマイナスでした。
開戦に反対したことも、結果的には果たされませんでした。
 
「軍人の評価は難しい・・・・。」と書きました。敗北という結果を、どう人物評価に織り込むかが難しいのです。

 信長は、最後は討たれましたが、戦国時代を終焉させたという事実が残ります。
 では山本五十六は? 東条英機は?

 「日本の100人」に入れてよいのかどうか、いまだに迷います。

 人物としての山本五十六さんは好きですが。
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