滝廉太郎:2つのピアノ小品(スコア付き)
滝廉太郎: 2つのピアノ小品(スコア付き) 作曲年代:1900年、1903年 ピアノ:小川典子
0:00 『メヌエット』 (ロ短調) 2:18 『憾』 (ニ短調)
歌曲『荒城の月』や組歌『四季』より『花』などで知られる滝廉太郎 (1879 – 1903) ですが、2つのピアノ作品を遺しています。『メヌエット』は日本人作曲家による初めてのピアノ独奏曲で、組歌『四季』と同時期に作曲されました。『憾(うらみ)』は、肺結核で亡くなる3か月前の作品で、亡くなる前の無念の気持ちが表現されています。両曲とも西洋音楽が輸入されたばかりの日本において、日本人による音楽表現を先駆的に成し遂げた、貴重な作品です。