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愛知教育大学附属中学校 第56回教育研究発表会

2013-10-05 05:41:43 | 日記
昨日は、愛知教育大学附属中学校 第56回教育研究発表会へ行って来ました。

 テーマは、



の最終年次です。

理科の授業です。


家庭科の授業が始まります。



2時間目は社会科の授業を見ました。

多くの資料を読み込み、積極的に高いレベルの意見交換をする姿を見ることができました。
また、そうした授業にありがちな一部のエース級だけで行われる討論ではなく、周囲との話し合いではほとんどの生徒が参加し、多くのつぶやきが聞こえました。

ただ、生徒の話し合いだけでは限界もあるのは事実です。

例えば、「価格を下げて外国製品に対抗する」というグループの話を聞いていましたが、1ドル360円の頃の昭和40年代に日本はそれで成功したという根拠で話し合っていました。

私なら、ここでインドの自動車タタ・ナノの写真を見せて値段を当てさせます。
10万ルピー(今なら15万8千円)という値段に驚くでしょう。
トヨタなどの日本のメーカーでは、とうてい不可能な値段です。
価格というのは、人件費や為替レートなど、多岐な要因で決まります。

生徒同士の討論に加え、そうした「揺さぶり」で既成概念をいったん崩し、さらに社会認識を広げることが教師の役割であり、出る場でしょう。

ただ、それでは「家計と企業」というテーマを遙かに超えています。
これは、「日本の家電産業が復活するために、生み出されなければならないものは何か」というテーマが大きすぎるからでしょう。
だからこそ、つかませたい概念的知識と乖離してしまったのです。

もう少し学習を深めた後、経済単元のまとめとして取り上げるのなら、とてもおもしろいテーマであり、それに耐えうる生徒です。

これだけの思考ができる生徒を育てた先生の力に感服しました。

社会科協議会の場面です。


 その後の記念講演です。


 演題 「状況・場面と言語」
講師 名古屋大学大学院文学研究科・文学部教授  町田 健 先生

 
 内容は別の機会に報告します。

1 コメント

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お礼 (加藤一輝)
2013-10-06 01:47:21
先日は,研究発表会に来ていただき,ありがとうございました。先生をはじめとするいろいろな先生方のご意見を糧に今後も新シリーズに向けて研究を重ねて参ります。またいろいろとご指導くださいますようよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
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