あなたも社楽人!

社楽の会の運営者によるブログです。社会科に関する情報などを発信します。

新・授業で役立つ指導の技術-31-

2024-10-25 05:15:01 | 全員参加型授業の指導技術

《 集中力を高めるツールを持とう! 》

教師の授業力で子どもの集中力は高まる。
しかし、これは一時的。
指導が緩めば、元に戻ってしまう。

子どもの集中力そのものを高める方法がある。

あるサイトには次の6点が紹介してあった。

1.快適な状態・環境をつくる
2.こまめに休憩を取る
3.勉強する科目・種類を変える
4.勉強する場所を変える
5.勉強したいと思ったタイミングを逃さない
6.思い切って休む


これは、勉強する側から書かれているが、授業する立場からも参考になる。

○ 授業に関係のないものは片付ける。
○ 発見する場面、考える場面、聞く場面、話す場面など、メリハリを付ける。
○ 時には、図書館やコンピュータ室など、場所を変えてみる。
○ 勉強しようとするタイミングを演出する、など。


さらに、実践的なトレーニングもある。

私は、よく、百人一首を活用した。
上達すると、下の句を読み上げる時に全員の腰が浮き、目に力が入り、息が止まる。
空気がピリピリし、次の上の句を読み始める。
そして、決まり字を過ぎると、あちこちで「はい!」という声がし、同時にため息が漏れる。
これほど知的な集中力トレーニングを私は知らない。

百マス計算も、実は計算力と言うよりは集中力のトレーニングである。
時間を計るのがポイントである。

3桁×3桁などの暗算を、頭の中で筆算をやらしても集中力が付く。
(頭の中のそろばんを使ってはいけない。あくまでも筆算で計算するのがポイントである。)
これは、集中しないととてもできない。

集中力を高めるために、何か一つツールを持つとよい。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。