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名古屋城と桜

2011-04-11 06:27:05 | 取材・旅行
昨日は、名古屋城へ行って来ました。



桜は、まさに満開。








この写真の右側の建物が、本丸御殿復元工事現場です。


かつて名古屋城の本丸には、天守閣の南側に本丸御殿がありました。

この本丸御殿は、近世城郭御殿の最高傑作と言われ国宝に指定されていた建物です。

ちょうど、二条城の二の丸御殿をイメージしていただければOKです。

昭和20年5月、空襲により天守閣、本丸御殿ともに焼失してしまいましたが、多くの写真や実測図が残されており、在りし日の姿を忠実に蘇らせることが可能です。

ぜひ、数百年後に国宝といわれるような復元を期待します。



復元計画です。

赤い部分が実際の作業で、2017年の完成予定です。



平面図です。



完成イメージです。

名古屋城内では、3D映画で紹介がありました。



当時の襖絵は戦時中疎開しており、無事です。

精密な複製が作成されています。



乃木倉庫です。本丸御殿の襖絵は、空襲が始まる前からここに避難していました。
名古屋城内御深井丸(おふけまる)に残るレンガ造り漆喰塗りの平屋建て近代建築物です。

明治5年、名古屋鎮台が名古屋城内に置かれ、後に旧陸軍省に移管され、弾薬庫として建築されました。
名称の由来は、陸軍少佐・乃木希典からとされています。



写真の講習が行われており、このようなシーンが数カ所で見られました。



乃木倉庫横の庭園です。



西北隅櫓(重要文化財)です。

戦災で被害に遭わなかった唯一の建物です。
戌亥櫓とも清須櫓ともいわれ、清須越しの折りに、清洲城の古材を転用して建築されています。



扇勾配の石垣です。

姫路城や熊本城、丸亀城にも見られる石積みで、下方がゆるく上方へ向かって急勾配となるカーブがみられるように積んで行く技法です。

こうした傾斜をつけることによって石垣を高く積むことができ、さらに、石垣の内側に含む水や土の圧力で、くずれやすくなるのを防いでいます。
もちろん、攻め手がよじ登るのも難しくなっています。



場内では、名古屋おもてなし武将隊の信長が、かわら版を配っていました。



今回の名古屋城訪問の目的は、家康の町づくりです。

それ以上に、桜の美しさに目を奪われました。









西の丸展示館では、本丸御殿復元応援イベント「第五回 ステンド硝子アート 花鳥風月展」が開かれていました。



優雅で粋なステンド硝子アートの和モダンな作品が展示されていました。







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