みんなの教育技術より小3道徳「生命尊重」一休禅師の言葉に学ぶ指導アイデアを紹介します。
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目次
授業の設計図
第三学年・第四学年にある20の内容項目のなかで、「一番大切な項目は、なんですか」と問われたら、何を選びますか。
もちろん、どれも大切な内容項目ですが、そのなかで一つと言われれば、「D 生命の尊さ」を挙げる方が多いのではないでしょうか。命なくして、道徳はありません。希望をもつことも、礼儀正しく振る舞うことも、国や郷土を愛する心をもつことも、すべて命あってのことです。
教科書でも、「生命の尊さ」の項目は、重点的に扱われています。各社とも、三つ程度の教材を掲載しているようです。もちろん、ストーリーや登場人物は異なりますが、生命はかけがえのない大切なものであることを伝える内容になっていることは、共通しています。
また、この時期の子供たちは、現実性をもって死を理解できるようになってきます。命の対極にある死について考えることは、生命の大切さについて考えを深めることにつながっていきます。
本稿では、前半で教科書教材「お父さんからの手紙」(「3年 生きる力」日本文教出版)を扱い、かけがえのない命について学びます。そして、後半では、一休禅師の言葉から、家族の死(命の順番)を教材として、命についての考えを深めていきます。