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愛知県吹奏楽コンクール 西尾張地区大会 2日目

2012-07-29 06:05:22 | 日記
愛知県吹奏楽コンクール 西尾張地区大会 2日目

 今日も、A編成の残り1校の演奏を聴いてきました。



 審査結果を思って感じたことをメモしておきます。

 審査結果は概ね思ったとおり。5人の審査員の集計は、客観的といえます。

 34校中、金賞は11校、銀賞は10校、銅賞は13校。県大会出場は金賞受賞校の中から3校でした。

 もちろん、各賞の境界線はきわどく、2日目はやや辛い印象を感じましたがそれは仕方ありません。

 何が違うのでしょうか?

 自分なりの見方を紹介します。

1 金管と木管のバランス

 アンバランスなところはNG。メロディーが金管から木管に引き継がれるときに、がくっとします。
 特に、クラリネットの音色、音量は大切です。
 オーケストラならバイオリンパートですから。


2 ffがきたない

 自分のコントロールを超えた音を出しては行けません。
 音程と音色のことです。
 みんなが超えたら?それを合わせたら、騒音です。


3 ppの表現がまずい。

 音楽は、f(フォルテ)より、p(ピアノ)が難しいのです。

 ある超一流のバオリニストが、「最も難しい曲は?」と尋ねられたときに、「pppのロングトーン」と答えたことが忘れられません。

 その通りです。
 自転車で超ゆっくり走るようなものです。

 そこで、いかに音楽表現するかは、たしかにフォルテより難しい。
 練習時間も必要です。

 しかし、練習は、大勢が参加するtuttiに時間をかけてしますのが普通です。


4 フレージングがまずい

 メローディの固まりがフレーズ。それをどう設計するかがフレージングです。

 曲に命を与えるのは、フレージングにかかっています。

 そこに意図が感じられない演奏が多いのです。それは、プレーヤーでなく、指揮者のせいかもしれません。

 無神経に切れるメロディ、最後まできこえない、下がる音程、気を付けてほしいものです。

 楽譜を、ただその通り音を出しても音楽にはなりません。そこに命を与えるのが人間の役割です。  

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