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哲学入門46 ニーチェ 超人思想

2019-03-05 05:38:52 | 哲学の窓
白坂慎太郎先生の哲学入門

第46回は、ニーチェ 超人思想 マルクス主義的唯物史観 です。
 ここから https://www.youtube.com/watch?v=M7sduOrWzq8

ニーチェ(Friedrich Wilhelm Nietzsche)(1844年 - 1900年)はドイツの哲学者です。
ギリシャ古典学、東洋思想に深い関心を示して近代文明の批判と克服を図り、キリスト教の神の死を宣言します。そして、善悪を超越した永遠回帰のニヒリズムに至りました。さらに、その体現者としての超人の出現を求めました。生の哲学、実存主義の先駆とされています。
著「悲劇の誕生」「ツァラトゥストラはかく語りき」「権力への意志」など。


ニーチェに関しては、このブログでも、140回近くにわたって連載しました。
そこでは、ニーチェ自身の思想の変容についても触れています。


第一次世界大戦前後、社会不安とニヒリズム(虚無主義)が結びついた西欧の没落に対して、本来的自己を回復しようとする思想が生まれました。
オンリーワンの自分を取り戻そうとする実存主義です。

今日はニーチェです。


ニヒリズム(虚無主義)の時代ととらえ、人生の情熱を見失った退廃の時ととらえました。

そこで、キリスト教の禁欲的道徳にあったとして痛烈に批判します。
キリスト教を、現世を否定してあの世での幸福をめざし、ひたすら神に服従する奴隷道徳としました。

浄土教も似ています。現実逃避ととらえたのかもしれません。
その宗教が、本来強く生きようとする人の精神を無力化するとしています。

キリスト教は、機械文明の前で形骸化し、「神は死んだ」と宣言します。

※ 白坂先生によれば、神の存在を否定した人は、幸せな人生を歩んでいない人が多いそうです。







意味も目的もなく無限に反復する永劫回帰の世界において、ニヒリズムという否定的な現実をありのままに受け入れることを運命愛と言っています。



詳しくは、このブログのニーチェの言葉をお読みください。

ニーチェの無神論的実存主義はハイデガーに影響を与えました。








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