あなたも社楽人!

社楽の会の運営者によるブログです。社会科に関する情報などを発信します。

なぜ日本人は庭を極めようとするのか?/チャイナネット

2012-05-26 06:19:14 | 日本を見つめる世界の目
なぜ日本人は庭を極めようとするのか?


中国人が、日本の庭に注目しています。

日本の庭は、日本由来?

http://japanese.china.org.cn/culture/2012-05/21/content_25431223.htm

以下一部引用します。

中国文化を愛する者の一人である筆者は4月、日本へ視察旅行をした。そして日本の庭園に魅了させられた。

日本式の庭園は、中国文化を基礎としながらも、その形を変化させてきた。よく言われるように、中国式庭園をよりコンパクトに、精巧にしたタイプといえる。細かい部分の処理や気配りだけを見ても、ひとつの境地に達しており、独自の景観を作り出していると言える。

( 中 略 )

筆者がたまたま見たこれら日本式の庭を見ると、日本人には一貫した庭への細かい処理に対するこだわりがあることが分かる。

シンプルで清潔であることを基本原則とし、小石の配置や白砂の撒き方から、竹を使って水の流れを作り出すこと、故意に石の隙間から草をはみ出させること、あるいは壁に苔をはやせたりすることまで、全て日本式の庭園が最も重視する「禅的な美しさ」なのである。

ある分析によると、島国であることから、日本人は海から大きな影響を受けている。大海の持つ静謐さと簡潔さに日本禅宗の持つ抽象性が結びついたことで、日本人は中国式庭園の持っていた華やかな要素を排除し、自然と人工が融合した日本式庭園を作り出したのだ。

このような庭のある家に住んだら、どんな生活になるのだろうか。農民であっても、彼らが作った米や野菜、果物は美味しいに違いない。

( 中 略 )

日本の庭園から、自分の文化に対する彼らの愛着と忠誠が見て取れる。東京では、深圳の住宅地のような様々な国の庭など見つからない。その意味について、我々は改めて考えてみるべきだろう。


中国に行くと、広大な庭園がいくつもありました。

基本的に、日本の庭園は中国から入ってきたと思われるのですが、日本の中で熟成されていきました。

小さく、シンプルかつ緻密に、禅的に、自然を表現していきました。

中国人から見た日本の庭論。興味深く読むことが出来ます。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。