歴史人９月号 太平洋戦争の「特攻」の真実

歴史人９月号は、太平洋戦争の「特攻」の真実



いつもながら、情報量がたいへん多い歴史専門誌です。

ＨＰより紹介します。
ここから　http://www.rekishijin.jp/newmagazine201309/

「特攻」はなぜ、どのようにして生まれたのか？
　
生きて帰還する可能性が０、
すなわち「十死零生」の攻撃である「特攻」。
その遂行を初めて命令した司令官でさえ
「統率の外道」と自嘲したという、人類史上類を見ない
非情な作戦が実行されるに至った経緯とは？




大西瀧治郎中将と神風特別攻撃隊の誕生
　
昭和19年10月25日、比島沖海戦において
初の「特攻」が行われ、護衛空母１隻を
沈没させるなどの戦果をもたらした。
この時、第一神風特別攻撃隊の編制に
携わったのが、大西瀧治郎中将である。
終戦とともに自決した大西中将の生涯を縦軸に、
特攻隊誕生の現場で繰り広げられた、
知られざる人間ドラマに迫る。


フィリピン特攻の全貌
　
敵鑑上機を封じるには、
発着艦する空母を破壊する必要があった。
フィリピン防衛戦、レイテ沖海戦で始まった
航空機による体当たり攻撃。
その戦果から次第に拡大された「特攻」の
2ヶ月におよぶ死闘を追う。

硫黄島の玉砕戦と第二御楯隊の特攻
　
太平洋戦争の末期、
日本の南洋１２５０㎞地点に位置する硫黄島をめぐって、
壮絶な戦いが繰り広げられた。
歩兵が爆弾となって玉砕する苛烈な作戦も展開され、
日米両軍あわせて５万人近い
死傷者を生んだ激戦に迫る。


沖縄本島の特攻と玉砕戦の全貌
　
米軍がいよいよ本土へと迫るなか
沖縄の戦いは勝ち目のない「時間稼ぎ」、
本土決戦への「捨て石」でしかなかった。
時間を稼ぐための持久戦のなかで、
守備軍は民間人を防衛隊として招集、
戦場へと送り出していく。
太平洋戦争の最終局面において、
激しい特攻・玉砕が相次いだ沖縄の戦いの全貌を追う。


本土空襲とB29への特攻
　
当初は空母などの艦船が攻撃目標だった特攻作戦。
しかし戦局が悪化し大都市への空襲が始まると、
Ｂ29への体当たり攻撃が試みられるようになった。
困難を伴う爆撃機への特攻が実行された背景と、
その果敢な戦術とは？


特攻隊員たちの証言
　
元零戦搭乗員、回天搭乗員が当時の戦況と
旅立った仲間たちへの思いを語る！
奇跡的に生還した元特攻隊員を総力取材！
　
「エンジントラブルで徳之島に不時着した自分だけが助かり
仲間の後を追いたいと願いました」


　凄まじい情報量です。