漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

筑波山(0505) 

2015年05月07日 | 日記
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●GW真っ最中の子供の日・・・自宅から車で1時間弱で筑波山に・・・

●高速を使わず、延々と一般道で・・・

●女体山側のつつじヶ丘駐車場・・・
    
●そこからロープウエイで山頂へ・・・生憎の天候で視界悪し。
    
●霧がかかってほとんど下界が見えず・・・ひどい目に遭った・・・山の緑の景色だけが救いと言えば救い。





●というわけで、関東平野も富士山も望めず、なあ~んも出来ない半日でした。記念は、蝦蟇の像と「にぎり石」のみ。
   
●お昼頃、下界ではこんな感じの空でした
   
   

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27-①向け  実践問題 ー文章題その7ー

2015年05月07日 | 文章題
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●27-①対策として、文章題の実践問題を作成してみました。10回程度連載する予定です。ご感想やご意見もぜひお寄せください。
●文章題の回答訓練にお役立てください・・・
 ・ポイント①文意・文脈や(注)から該当する漢字や熟語が思い浮かぶようにする。よく文章と(注)を読んでください。
 ・ポイント②80~90%程度は回答できるレベルだと思います。水準以下だった場合は、他分野の訓練もあわせ注力してください。
 ・ポイント③公開済みの「26-③対策」も依然として有効ですので、復習用にぜひご活用ください。
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●鴎外歴史文学全集 第10巻&第11巻 「北条霞亭」(上・下)より。
●北条 霞亭(ほうじょう かてい):安永9年9月5日(1780年10月2日~文政6年8月17日)。江戸時代の漢学者。志摩的矢出身。
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<文章題その7>
(その八十四)
「・・・文化乙亥(十二年)(1815)八月二十日に東恒軒が歿したので、霞亭は九月に五古を作つてこれを弔した。わたくしは詩の云ふ所より種々の事を知ることを得た。・・・霞亭の恒軒に交つた初は、享和辛酉(1801去洛の前後でなくてはならない。恒軒三十九歳、霞亭二十二歳の時であつた。
二人の交は霞亭が林崎書院長たるに及んで深きを加へた。「櫟街寄萍迹。来往無晨夕。疑義時質問。蔵書互通借。」恒軒は既に四十七歳、霞亭は三十歳になつ てゐた。櫟街」(れきがいは竹柏園主に乞うて伊勢人に問ひ、山田月読宮の北なる一之木町なることを知つた。昔いちゐの木の大木ありしよりの名で、元文(1736) の頃に至るまで「櫟町」と書したさうである。
・・・霞亭の嵯峨生活は二人の間を隔てたが、ガンギョ雁 魚)の往来の絶えなかつたことは樵歌に由つて徴せられる。・・・未だ幾ならぬに恒軒の訃は神辺に至つた。「茫然疑夢寐。把訃再三視。視此良不妄。酸辛満五臓。海内足交遊。知己斯人喪。」霞亭の哀悼は頗切であつた。
・・・霞亭の近状を抄する。「此方諸般無別条候。新宅追々草木等うゑ候。仲秋の月見は居宅にていたし候。日々昼間は塾へ・・・以下略。・・・」廉塾に於ける本業の一端が始て窺はれる。「書経集伝」は所謂蔡伝であらう。当時陳師凱の旁通、袁仁の 砭蔡編、陳櫟の纂疏、董鼎の纂註が已に刻せられてゐて、就中後の二書は新に市に上つたのであつた。左伝の如きは秦滄浪の校した流布本が始て四年前に刻せられたのである。
 文中「仲秋の月見は居宅にていたし候」の句は、歳寒堂遺稿の詩を以て註脚とすることが出来る。是より先霞亭は微恙があつた。「十四夜、余臥病、不能赴廉 塾詩会」云々の詩がある。次で「十五夜、諸賢集草堂、得青」の詩がある。「月を待ちてコウコン黄 昏 小亭に坐し、キョウゼン跫 然 幸ひに径苔けいたいの青きを破る。先づ欣ぶ 微白の遥嶺に生ずるを、已に見る 清光の庭に半ばす可きを。病況 今宵  す べて忘るるがご と)し。歓情 近歳 未だ曾て経ず。酒残(くづ)れ 空しく眠り去るに忍びず、ギョウカン暁 寒を護り得て 紙屏に依る。」・・・(注) *ギョウカン:明け方の寒さ
(その八十五)
「・・・文化乙亥(十二年)九月九日の霞亭の書より、今諸友一々の状況を抄出する。・・・此書には最後に霞亭の同胞二人の年忌の事が言つてある。そして其一人の歿年は今北条氏に於てもインメツ湮 滅して復知るべからざるに至つてゐたものである。・・・霞亭が「跡より差出し可申候」と云つた詩は歳寒堂遺稿に見えてゐる。 ―九月(乙亥)十九日、亡弟子彦(しげん)のキシン忌 辰に賦して薦む― 「姜被 忘れ難し 当日の情、尤も憐れむ 我を逐いて京城に客たるを。キョウキョ僑 居盗に逢ひて衣の換ふる無く、孤寺 僧とと もに菜の烹る有り。暮雨 渚辺 鴻雁下り、秋風 原上 セキレイ(鶺 鴒鳴く。天涯 涕涙 空しく把に盈ち、カザン家 山一たびは かを掃ふを得ず。」・・・
(注)*姜被:後漢の姜肱兄弟が仲が良かったとの故事にもとづく。 *キョウキョ:借り住まい *カザン:ふるさと。故郷。
「・・・霞亭はガイギャク咳 逆の志摩に行はれたことを聞知した。「八月風邪流行いたし候由、御さわが)しく奉察候。」・・・ 
(注)*ガイギャク:今でいう、インフルエンザのこと。

<コメント>「カザン」は広辞苑所載熟語ですが・・・意外に知らないと簡単な字でも回答できないですねえ。「ギョウカン」と「キョウキョ」のヒントも余計だったですね。「ガイギャク」は何となく、ヒラメキで該当漢字は思い浮かべられそうですが・・・。他は、並み以下のレべルだと思います。

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熟語の読み・一字訓読 (その99)&(その100) 愾 愨 慊 愿 愬 慳 慫 慥  

2015年05月07日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その99)です。
<愾:カイ、ガイ、キ、なげ(く)、いか(る)> *「ガイ」=慣用音
・なげ(く):愾焉(ガイエン)=ため息をついて嘆息するさま、愾然=太息するさま・歎息するさま
・いか(る):敵愾(心)=愾敵、愾憤=憤愾、
<愨:カク、つつ(しむ)、まこと>
・つつ(しむ):愨愿(カクゲン)=つつしみぶかい・すなお、愨誠=つつしんでまことのあるさま=切愨、愨勤(カクキン)=誠実でつつしむ
・まこと:愨士=誠実な士、愨素=まことあること・ただしくすなおなこと
<慊:キョウ、ケン、あきた(りない)、あきた(りる)> *「キョウ」は慣用音
・あきた(りない):慊慊(ケンケン)=あき足らぬさま=慊如。慊懼(ケンク)=あき足らずにつつしみおそれること
・あきた(りる) :慊焉(ケンエン)=あき足りるさま・満足するさま、慊心(ケンシン)=心にあき足る、慊然(ケンゼン)=こころよいさま・あき足るさま  *「慊焉たらず」・・・*通常は語尾に否定語を伴って「あき足らない」意となる。
・その他:慊吝(ケンリン)=つづまやか・物惜しみする(慊:まずしい・つつましいの意)、慊誠(ケンセイ)=まことあること=誠慊(慊:まこと・まごころの意)
 以上、大漢和辞典より。
(注1)「慊然(キョウゼン)」「慊志(キョウシ)」・・・「キョウ」と読ませ、それぞれ、「キョウ」と読む場合に「満足」の意と解説しているブログがある。(真偽不詳)
(注2)「慊焉(ケンエン)」「慊然(ケンゼン)」・・・それぞれに、「満足」「不満足」の両方の意味があると解説している辞典もある。
<愿:ゲン、つつし(む)、すなお>
・つつし(む):愿款=慎み深くて誠があること、愿潔(ゲンケツ)=身をつつしみ行いの潔いこと、愿端=慎み深くてただしい、愿民=つつしんでまことのある民・素朴な民。、
・すなお :愿婉=すなお・まことですなお、愿愨=すなお・慎み深くてすなお、愿恭=誠があってうやうやしい、愿朴=すなおで飾らない・ありのままで揺るぎがない

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●熟語の読み・一字訓読(その100)です。
<愬:ソ、サク、うった(える)、おそ(れる)>
・うった(える):(すべて「ソ」音よみ)愬告=告訴、愬苦=訴苦、愬訟=訴訟。譖愬、往愬、赴愬・・・「膚受之愬(フジュノうったえ・ソ)」
・おそ(れる) :愬怒(サクド)=おそれいかる、愬愬(サクサク)=おそれるさま、びくびくするさま
・その他:愬風(ソフウ(大漢和)・サクフウ(字通))=風にむかう *愬→「遡」に通じ、「風に遡(む)かう」意とする。
<慳:カン、ケン、お(しむ)、しぶ(る)>
・お(しむ):慳嗇(ケンショク)=やぶさか・しわい、慳貪(ケンドン)=①(仏教)財貨をおしんで人に与えず貪り求めて飽くことのないこと・欲の深いこと、②むごいこと・情愛のないこと・意地の悪いこと、慳吝=慳悋=かたくなで物惜しみする(しぶる意もあり)
・しぶ(る):(「お(しむ)」の熟語ほぼと同じ)
*「慳囊(ケンノウ)」=貯金箱(字通)。吝嗇者が常に金銭を囊中に貯えて出し惜しみをすること(「おしむ」「しぶる」意に通じる)
・その他:慳銭(ケンセン)=粗悪銭・質の悪い銭=姦銭(大漢和)=びた銭(字通)、慳濫(ケンラン)=悪貨(字通) *他に、「慳=しぶる→天気がぐずつく意あり・・・「仲冬、雪、猶、慳・・・」」、「慳=かたくな、かたいじ(老人の知恵)の意あり・・・「慳、老人智なり」」
<慫:ショウ、おどろ(く)、すす(める)>
・おどろ(く):慫兢(ショウキョウ)=おそれて安んじない(おどろく、おそれる)、あわてる
・すす(める):慫慂
(大漢和・字通とも、この2語句のみ)
<慴:ショウ、シュウ、おそ(れる)>
・おそ(れる):(すべて「ショウ」音よみ)慴悸、慴色、慴憚=おそれはばかる、慴怖、慴怕(ショウハ)=おそれおののく・ふるえおののく、慴服=懾服=おそれ従う、慴伏=懾伏=おそれ伏す・おそれすくむ
<慥:ソウ、ゾウ、たし(か)> *「ゾウ」:慣用音
・たし(か):邦語。音熟語なし。
・その他:慥慥(ゾウゾウ)=慥慥爾(ゾウゾウジ)=篤実なさま・まことあるさま=慥然(ゾウゼン)=慥爾(ゾウジ) *「慥」に、まことあるさまの意あり。

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