漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

手賀沼  湖上の風景~ヨット~

2015年05月12日 | 手賀沼散歩(手賀沼日記)
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●春から夏にかけて、手賀沼湖上ではヨットも浮かびます・・・なんと優雅な・・・

●時折り、学生のサークルか、カヌーを練習している風景も見かけることがあります・・・

●意外に人気スポットだったりして・・・

●手前では、(写してませんが)釣り人が何人も釣り糸を垂れて釣りをしています・・・

●水上は若者、沼の辺の釣り人はほとんどが高齢者・・・

●もちろん、遊歩道は(私も含め)中高年の世界でっす(^^)

●遊歩道ではサイクリングを個人、集団で行っている者もいます・・・これは老若男女まちまちです👋
(あまり、「絵」にならないので、撮っていませんが・・・)
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27-①向け  実践問題 ー文章題その12ー( 「北条霞亭」  ー完ー )

2015年05月12日 | 文章題
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●27-①対策として、文章題の実践問題を作成してみました。10回程度の連載予定でしたが、今回で「北条霞亭」は終了です。現在、同じく、森鴎外の「伊沢蘭軒」を読書中ですが、この著作も同様に漢検の勉強になりそうです。時間が許せば、「文章題」の続編も作ってみたいと考えていますが、どうなるやら・・・ご意見・ご感想を引き続き、お寄せ願います。
●文章題回答のポイント・・・
 ・ポイント①文意・文脈や(注)から該当する漢字や熟語が思い浮かぶようにする。よく文章と(注)を読んでください。
 ・ポイント②80~90%程度は回答できるレベルだと思います。水準以下だった場合は、他分野の訓練もあわせ注力してください。
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●鴎外歴史文学全集 第10巻&第11巻 「北条霞亭」(上・下)より。
●北条 霞亭(ほうじょう かてい):安永9年9月5日(1780年10月2日~文政6年8月17日)。江戸時代の漢学者。志摩的矢出身。
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<文章題その12(完)>
ー霞亭生涯の末一年ー
(その一)
「・・・霞亭はわたくしの初より伝を立てようとした人ではない。儒林に入るとしても、文苑に入るとしても、あまり高い位置をば占め得ぬ人であらう。その代には此人は文章も作れば、詩も作り、剰へ歌をさへ詠む。しかしそれは「あららぎ」の片隅を借るブンソ(分 疏 になる程のものではない。これに反してわたくしは「あららぎ」の読者にかういふ事を思量してもらひたい。狩谷一派の学者は一切の学問の淵源を窮めなくては已( や まぬ人達である。漢文学に於て説文を講じた渠等(かれら) は、松崎の友山梨稲川を除く外、完書を成就するには至らなかつたが、国文学に於て狩谷は和名鈔の所謂箋註を留与して、国語を正確に使用しようとするもののシンバツ(津 筏 となしてゐる。是は読者の些の思量を費して可なる事ではなからうか。・・・」 (注) *ブンソ:弁解。申し開きをすること。 *シンバツ:私のいかだ。転じて、手引き。
(その二)「・・・霞亭の主君棕軒阿部侯は壬午(文政五年)九月中に洲崎の別荘に遊んで詩を賦した。そして霞亭にこれをサンジュン(刪 潤 せむことを命じた。詩は七律で、「壬午季秋 遊洲崎の別荘に遊びて懐ひを攄(の)ぶ」と題し、末に「阿精未定稿、乞斧政」と書してある。第一の二字、第七の二字、第八の一字は全く毀損せられてゐる。二聯は間半ば闕( か けた字があるが、猶読み得られる。「秋 闌(たけなわ にして池畔にコロ(菰 蘆 折れ、日は岸辺を照らすも松樹遮(さえぎ)る。コウオン(洪 恩 を奉ずる為に殿閣に趨く。簪笏(しんこつ 抛(なげうちて烟霞に臥し難し。」これを書したものは阿部侯にあらずして霞亭である。推するに 霞亭は侯の詩を削つて還す時、副本を作つて留存したものであらう。若し棕軒侯の詩文集が存してゐるならば、全璧を知ることが容易であらう。
 阿部侯の此遊には霞亭も亦コズイ(扈 随) した。歳寒堂遺稿に「公の洲崎の別墅に駕するにコズイ(扈 随) し、恭んで諸臣と同(と も賦す」の五律がある。「朝政 清暇に乗じ、海荘 釣磯(ちょうきに臨む。江山 セイショク(霽 色) を呈し、楓菊 シュウキ(秋 暉 に耀く。双坐 吟賞高く、群僚 徳威に近し。留連して天夕べならんと欲し、余興もて便(すなわ)ち還帰せん。」棕軒詩の日照の字、霞亭詩のセイショク(霽 色  、シュウキ(秋 暉 の字は、人をして此九月某日の好天気であつたことを想はしめる。・・・」(注) *コロ:マコモとアシ。 *セイショク:晴れわたった景色。 *シュウキ:秋の日ざし
(その7)
「・・・霞亭の主治医は別人ならず、伊沢蘭軒であつたことが此書で塙証(かくしょう せられる。又薬湯願の事は下に引くべき散策看花の詩の注脚である。霞亭の季(す え の妹通の縁談は 半途にして挫折したらしい。・・・」
(その10)
「・・・玄覧は霞亭の病を脚気と診断した。其徴候は詳らかでないが、病人の自ら云ふを聞くに、十五年前より留飲があつた。酒を好む人の慢性の胃病である。さて今度の病になつてからは、霞亭は主にタンゼン(痰 喘 に悩された。そのうち上半身にフシュ(浮 腫 が来たらしい。是は此書に於て始て明らかに記されてゐる。その「水気心下につき候事」もあるといふのは、上半身にフシュ(浮 腫 が来ると同時に、或るときは胸よりシンカ(心 窩 にかけて苦悶を覚えたものであらう。しかし下半身にはフシュ(浮 腫 が無い、自ら「乾脚気に属し候歟」と云ふ所以である。そして下肢の知覚異常、所謂しびれに至つては、霞亭は未だ曾てこれを説いたことがない。霞亭の病の徴候として記されてゐるものは、唯是のみである。・・・」
「・・・恵美は霞亭の病の脚気なることを断定して、脚気を治する法を励行した。米を絶つて、大麦、赤小豆を食せしめた。是は今も行はれてゐる療法である。しかし 恵美の法の主とする所は此に存せずして塩を絶つに在つた。其可否は此に論ずべきではないが、ソショク(蔬 食 者をして久しく那篤留謨(ナトリウム)をアツゼツ(遏 絶 せしむるの は、頗る峻烈な処置だと謂はなくてはならない。わたくしはこれに耐へた霞亭の意志を尊重する・・・」(注) *ソショク者:野菜類を食する人。
「・・・的矢から霞亭の許にわり菜が来た。霞亭は一たびこれを硬しと謂ひ、此書を作るに及んで、「其後煮候事(処)甚和らかに候」と云つてゐる。わたくしはわり菜の何物なるかを知らぬので、竹柏園主を介して、これを志摩国鳥羽の人門野錬八郎さんに質した。其答はかうである。「わり菜は菜にあらず。芋苗(ずいき)を日にほしたるものをいへり。かたまりたるを一夜水につけて煮、又三杯酢にして食ふに、蕨又薇(ぜんまい などに似たる味あり。」これでわり菜の義はカンシャク(渙 釈 した。」(注) *カンシャク:すっきりと分かること。

<コメント>最後の「カンシャク」、これがスッと出てくる方は相当のレベルの方だと思います。190~200、めざして頑張ってください👋
今回で、鴎外歴史文学全集「北条霞亭」は終了します。お付き合いいただいた方、有難うございました。ご健闘をお祈りします。

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熟語の読み・一字訓読 (その109)&(その110) 捏 掎 掫 捶 掏 捩 掾 揀

2015年05月12日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その109)です。
<捏:ネツ、デツ、こ(ねる)、つく(ねる)、こじつ(ける)> *「ネツ」は慣用音。
・こ(ねる)、つく(ねる):捏造(ネツゾウ)=土などをこねて物の形をこしらえる。転じて、根も葉もないことをつくりなす。無根の事実を構成する。捏成=土でつくる。捏塑(デッソ)=塑像=捏素(ネッソ)
・こじつ(ける):捏造、捏報、捏詞(ネッシ)=根も葉もないことば。捏控(ネツコウ)=誣告する。=捏告。捏病=仮病。
<掎:キ、ひ(く)、ひきと(める)>*(大漢和)「掎」:①足をひく ②後方からひきとめる 意。
・ひ(く) :掎角・角掎=角をとり足をひく。掎抜=ひきとる・ぬきとる。掎汨(キコツ)=ひきみだす。掎奪=ひきのける(大)・あげあしをとられる(字通)。
・ひきと(める):掎掣(キセイ)=ひきとどめる・制御する。掎止=後ろから引きとめる。
・その他:掎契(キケツ)=掎挈(キケツ)=*一つ一つ拾い上げて摘発する(大)*「其の立言指事を観るに、理要に根極し、往昔を敷陳し、当世を掎挈(きけつ)し、乱を撥し 理を興すこと 掌を反(かえ)すより易し」(荀子) *「たぐる、ひきよせる」意あり。ネット上には「前後から手足を引っ張る」と説明しているものもあり。
<掫:ソウ、シュ、シュウ、よまわ(り)>・よまわ(り):(音熟語なし。)「掫(よまわ)り」 *下記「掫扞(シュウカン)」が該当するかもしれない・・・。
・その他:(大漢和)<Ⅰ.>①まもる(=柝鼓(タクコ)の類をうって夜回りする) ②たきぎ(薪)、あさがら(麻幹) ③地名 ④「趣」に通じる ⑤姓 の意。<Ⅱ.>①うつ(撃) ②なす(「聚」に通じる)③もつ・とる(取) の意
→掫囊(シュウノウ)=ふくろの口をとじる(=蘊蓄を外にもらさないこと=学問はあっても実行しないこと)、*「学びて行わざる、之に命じて掫囊といふ」(荘子)。掫集(シュウシュウ)=集まる。掫扞(シュウカン)=まもる。 その他、「軍掫」「師掫」の語あり。
(参考)拆:タク、ひょうしぎ、き 
掫:ソウ、シュ、シュウ、よまわ(り)
よまわ(り):(音熟語なし。)「掫(よまわ)り」 *下記「掫扞(シュウカン)」が該当するかもしれない・・・。
その他:(大漢和)<Ⅰ.>①まもる(=柝鼓(タクコ)の類をうって夜回りする) ②たきぎ(薪)、あさがら(麻幹) ③地名 ④「趣」に通じる ⑤姓 の意。<Ⅱ.>①うつ(撃) ②なす(「聚」に通じる)③もつ・とる(取) の意
→掫囊(シュウノウ)=ふくろの口をとじる(=蘊蓄を外にもらさないこと=学問はあっても実行しないこと)、*「学びて行わざる、之に命じて掫囊といふ」(荘子)。掫集(シュウシュウ)=集まる。掫扞(シュウカン)=まもる。 その他、「軍掫」「師掫」の語あり。
(参考)拆:タク、ひょうしぎ、き 
(2018.3.22加筆)
大字源:「干掫(カンソウ)=撃柝(ゲキタク)=よまわり、拍子木や鼓などを打って夜回りする。
大漢和:「・・・陪臣、干掫」=拆鼓の類をうって夜回りをする意。「まもる」意。
とあり、「よまわ(り)」に該当する熟語の一つとして「干掫(カンソウ)」がある
(ただし、字通の逆さま熟語の「掫干」は「シュウカン」と読ませているが・・・)
・漢検漢字辞典第2版では、「ソウ、シュウ、シュ、よまわ(り)」 意味「①よまわり。木を打ち鳴らして夜回りする。②手にもつ 類:取」とあるも、熟語記載はナシ。
<捶:スイ、う(つ)、むち、むちう(つ)>
・う(つ):捶丸(スイガン)=(古の遊戯、今のゴルフのようなもの)木でたまをつくり、杖で撃(う)つ。捶鉤(スイコウ)=おびがねを(うって)きたえる。
・むち、むちう(つ):捶撃、捶撻、捶殺、捶打=捶笞(スイチ)、捶馬、捶罵(スイバ)=むちうって罵る。捶策(スイサク)=馬の鞭(むち)。捶楚(スイソ)=罪人をうつむち。しもと(笞・楚)。

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●熟語の読み・一字訓読(その110)です。
<掏:トウ、えら(ぶ)、す(る)> *「えらぶ」=「とる、えらびとる、とりだす」意。「する」=「手探りで物をとる」意
・えら(ぶ):掏択(トウタク)*「掏は掏択なり」(大)。 掏換=探す (*「掏(と?)」り換えると読む?「えらぶ」に対応するかも・・・)
・す(る) :掏児(トウジ)=すり=掏摸(トウボ・トウモ)。(注)・その他:(取り出す、くむ の意)掏溝=溝渠を浚う。掏井=井戸を浚う。掏銭=財布・懐中から銭を取り出す(*「えらぶ」意あるかも)
(注)漢検2では「①する。すりとる。「掏摸(トウバク)・(すり)」」読み。大字源では“トウバク・トウモ”読み。
<捩:レイ、レツ、ばち、ねじ(る)、よじ(る)、もじ(る)、ねじ>
・ばち:挿捩(ソウレイ)=「捩(レイ)を挿(さしはさ)み、琵琶を挙ぐ」。撥捩(ハツレイ・バチレイ)=ばち(*「撥捩心弦」*撥:ハチ、バチ、ハツ、は(ねる)、おさ(める)、かか(げる)、のぞ(く))。
・ねじ(る):捩手(レツシュ・レイシュ)=手をねじる(字通では「レイシュ」)。捩柁(レツダ)=かじをねじる、かじを廻して舟を転じる。=捩舵(レツダ・レイダ)。捩転(レイテン)=まげて方向を変える。
・よじ(る)、もじ(る):(「ねじる」とほぼ同義?対応する音熟語はなし)「捩花(ねじばな)」「捩摺草(もじずりぐさ)」
・ねじ:邦語。=螺旋。「捩子(ねじこ)」=①螺旋 ②ひきかけて捩るように作った一種の武器。
・その他:捩眼=横目でみる=捩眥 (*「よじる、ねじる」に対応するかも)。他に、「面捩」・・・不詳。
<掾:エン、たす(ける)、したやく、じょう>
・たす(ける):熟語見当たらず。「掾(たす)ける」なし
・したやく  :掾吏=掾史=掾佐、掾属=属官
・じょう   :邦語。我が国では「じょう」といい、下役・属官のこと。
<揀:カン、えら(ぶ)、わ(ける)> *大漢和には「ケン」「レン」の音もあり。既出の「揀択(ケンジャク)」(禅語)参照。
・えら(ぶ):揀兵(カンペイ)=兵をえらぶ。揀刺(カンシ)=えらんで入墨する。揀退(カンタイ)=淘汰されて退く=官をしりぞく。
・わ(ける):揀択(カンタク)=わかちえらぶ=選揀=揀選。揀別(カンベツ)=わかちくる、識別する。

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