FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊へ

「雪の鉄樹」遠田潤子…難しいな、う~ん

2016-05-14 19:05:43 | 日記
本屋で平積みされていたので

なんとなく手に取ってみました。

帯とあとがきが、北上次郎だったので目に留まったのかも。

ストーリーは端折りますが、感想は

主人公に全然思い入れができなかったこと。

この雅雪という名の主人公の償いと魂の救済の物語に最後まで付き合ってみてヘトヘトになった。

一番辛くて可哀相なのは遼平というある事故で父と母を一度に亡くした少年だ。

主人公の頑なさに苛立ちと疲労感を憶えたが文章自体に力が宿っているいるのか途中挫折はなかった。

この読んでいて苛立たせることも作者の計算になっているなら大したもんだと思う。

だから登場人物の原田という整体師が主人公に投げかける厳しい言葉は充分共感できた。

「あんたは間違っているっ!」と。

「たらしの家系」なんてあるのだろうか?

いやあったとしても、どうしても突拍子もない気がしてしょうがなかった…

これは好みが分かれるな…

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遠い景色、身近な風景

2016-05-14 12:19:24 | 日記
以前、暮らしていた場所のことを、何かにつけふと思い出す。
どんな家に住んでいたか、近辺にどんなものがあったか、そんなことを。
―ティファニーで朝食を―T・カポーティ 村上春樹訳

今住んでいる家が心地よいと思ったことがない。
過去住んでいたどんなところもそうだった。
しかし、どんな場所も今は懐かしく愛おしく感じるのは何故だろう。

人間関係で疲れたり仕事もほったらかしてどこか他の世界ね移り住みたくなった
時に今まで暮らしていた場所を思い出さずにはいられないのはどうしてだろう。

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