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T・カポーティの中編小説「ティファニーで朝食を」
読めば分かるけど、主人公は確かにマリリン・モンローそのものだ。
有名なはなし。
大好きなモンローを想定して書かれたもの。
男性主導の社会だった時代。
自由を勝ち取る為にハリウッドと戦ったモンロー。
男だけどT・カポーティは女性としてそして同性として尊敬し惹かれこの小説をどういう気持ちで書きあげたのか。
辛い生い立ちを背負って生きるホーリー・ゴライトリーのくだりは読んでいてもグッとくる。
ヘップバーンの映画版もとても良いしマンシーニの主題曲も最高だけど別物として位置付けもいい。
破天荒で明るくて突拍子もない行動で世の主人公含め男たちが振り回されていく。
でも主人公はその振り回されぶりも喜んでいる。
男たちを巻き込まずにはいられない女性っているんだろうな。
人の姿をした女神なんだろうか。
そんなのに出会ったら私も喜んで振り回されて破滅の道をたどるのだろうか。
破滅はご免だが笑って泣いて怒って人の3倍は生きていくって感じかもしれないね。