FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊へ

業界の常識と認識がまかり通る

2019-02-23 12:27:05 | 創作詩
尊敬している映画評論家がこう言った。



アーティストなどの表現者はその「作品」が全てであって



私生活でどんなことやっても問われないんです。作品の出来不出来がそのアーティストの正当な評価なのです。



半分正しい。


半分間違っている。


そのアーティストが私生活でまだ成人していない自分の娘に性的暴行をはたらいても


そのアーティストの作った曲やら絵や映画やらをキッチリ評価査定できるのだろうか。



アカデミー賞もグラミー賞もその他も屋台骨がグラグラだ。


業界全体の自浄作用がようやく働き始めてた、と願いたい。




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絶対P・バーホーベン監督「ショーガール」は傑作である

2019-02-23 11:55:03 | 雑感等々
1995年作品。


そうか、そんなに時が過ぎたのか。


公開当時批評家からコテンパンに叩かれてゴールデンラズベリー賞を総なめした「いわくつき」の映画だ。


この「不名誉な」受賞式にちゃんと参加して賞を受けたヴァーホーベンはカッコ良かった。


興行収入的にも前作「氷の微笑」に遠くおよばない。


表面的には「失敗作」。


しかし四半世紀近くたった現在。


今日のハリウッドのセクハラ、パワハラ問題を予言したような作品になった。

ショービジネスの裏世界をこれほど正直に描ききった映画はない。



グラミー賞受賞者の「世界的なアーティスト」から過去に性的暴行を受けたと4人の被害者たちが声明を発した。


今日明るみになっている裏世界の模様がこの映画ではすでに描かれていたのだ。


公開当時は下劣なエログロ映画と罵られたこの映画は裏も表も誠実に描いていたのだと改めて認識させられた。


ポール・ヴァーホベン監督。


内臓むき出しレベルで物語を紡ぎ人間を描くスーパー監督。大好きです。


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