FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊へ

そうか君たちは父親か

2019-05-28 17:30:09 | 創作詩
友人Оが駅前でラーメン屋を切り回している。

N先輩に呼ばれてその店でウーロン杯とラーメンを久しぶりに食べた。

先輩も建築資材関係の経営者。

自然と三人で仕事の話しやら家族の話しやらしていた。

なんだか盛り上がって3~4時間も店で喋っていた。

息子が三人いて一番上が大学受験生で大変だと。

タイヘンだな。

上の娘が結婚するとかで向こうの親らと来週食事するとか。

タイヘンだな。

・・・・・タイヘンだな。

おう、どこかの誰かさんみたいに一人で気楽に生きたいよ。

大きなお世話だよ。ウーロンお代わりだよ。

あんま飲みすぎんなよ。酔っぱらったら店から出すからな。


子供たちが小さかったころは一緒に畑に行ったのに今は一人で

無農薬の野菜を作っている。でも子供たちの代わりに山から狸やキジが

会いにきてくれるだと。

それでも反抗期の息子を見て昔の自分と同じだと気が付いた。嬉しそうな顏。

正直に言うぜオマエは優しい男でしかもチキン野郎だ。

そうか俺はチキンか。こんなことを言ってくれるのはオマエだけだよ。

諦めが早いんだよねオレ。

諦めるなんてするんじゃないよと急に割って入ったN先輩。

諦める事なんてないんだよ。

それから酒飲んでベロベロになるんじゃないよオマエは。いいか、お店に
BGMが流れているだろ?酔っ払って前後不覚その音より大きな声で喋らないでくださいねという意味なんだぞ。素面では大人しくて礼儀正しくても虎になる奴は絶対にダメなんだ。お店のおネエチャンが大っ嫌いなタイプだよ。
酔って憶えてませんは通用しないんだよ。酔ったお前もそれがお前なんだよ。
だから何か食い物を胃に入れてほろ酔いを一定に保つように決めて頭にスイッチいれてから飲み始めろよ。


友だちには恵まれたみたいだ。酒とも長く付きあっていきたい。健康も。



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