肉体を見ている
他人のではなく自身の肉体の調子
腹の虫って奴は振り子のようにあっち行ってこっちへ戻ってくる
そして病気で倒れても人間の回復力で徐々に戻ってくるとき
良くなってきて悪くなる良くなってまた悪くなる・・・・・・・・・・
良くなっているが二回続いて悪くなるのが一回来る・・・・・・・・・・
一歩一歩前進じゃない
三歩前進したかと思えば一歩戻る
この時戻ったら自暴自棄になる頭来るイラつく
でも少しずつ進んでいるのだ
だけども後ろへ下がったことが頭から離れずに心が乱れる
この時に心と体に溝ができるギャップが起こる
俺がダメなのかと
俺はもいらないのかと
心が先走る
自分から暗い穴へ飛び込んでしまう
真っ逆さまだから頭を地上へ向けるのに骨を折る
酒を飲んでいるのに飲まれてしまうことに気づかずにいる
揺らぎながら生きていることを忘れてしまう
その時は必死だ 忘れてしまうのだ
でも必ず調子を戻す時がくる
ああ生きているのだ
悪かったり良かったりしながらだから死ぬまで生きているのだな
波がある 揺らぎがある
満潮がある 干潮がある
陰と陽がある
小さな生と小さな死がある
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