元気な時には気づけないことはたくさんある ブロニー・ウエアー
人間の寿命は五十年
いや人類誕生の歴史から見たら十年、二十年はざらだ
進化と共に環境や衛生や医学や社会秩序の発展し延びていった
五十過ぎて体がいったん壊れる
男性機能も落ちる 目も悪くなる 耳も難聴気味になる おしっこの切れも悪い 階段も息が切れる 店の食べ物は塩っ辛くて食べられなくなってくる
二十代、三十代、は健康のこと全然興味無しだった
関係ない話しだった 違う世界の話しだった
五十代の門をくぐってみて体のパーツが故障していくたびに
ああ、これが老いというやつなのかと気づかされる
健康の有り難さを知る 肌感覚で実感する
じゃあ二十代に戻りたいのかと言えば全然だ
酒も止めない 歌も歌う バイクも乗る 山も海も行く
壁にぶち当たってショボクレたりもする
でも生きることに疲れたわけじゃない
オギャーーーーーーとこの世に生まれた時に離陸したのだ
今度はバッチリ着陸してやるキメテやるってことだ
失ってみて初めて持っていたものに有難みを覚える
学ぶんだよ!
立ち向って学ぶ
壁にあたって学ぶ
別れて学ぶ
出逢ってまた学ぶ
勝って学ぶ負けて学ぶ
恥かいて学ぶ
挑戦して学ぶ
逃げて学ぶ
我慢して学ぶ
裏切られて学ぶ
願い叶って学ぶ
泣いて学ぶ
学べ!足りないんだよ!もっと学べ!学べよ!
だから生きることに疲れちゃあいないんだぜ
朝6時20分目覚めて朝日を見た時その感覚をいつも味わうんだ