FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊へ

勝手にしやがれない!

2021-10-31 22:22:16 | 創作詩
映画配給会社なら一人でも多くの人にチケットを買ってもらいたい。

レコード会社なら一枚でも多く買ってもらいたいのだろう。

営業部は一円でも多く営業成績上げて一円でも多く売り上げろと。

プロ野球チームなら一勝でも多く星を挙げて優勝狙う。

本当に濃くも薄くも勝負の世界にいるのだなぁと感じる。

嫌気がさしているのは勝負の世界に合ってないから。

売上上げても嬉しくないのは自分の求めていることが、それじゃないからだ。


仕事だからリミットがある。タイムリミット。


なんでもそうだ。しめきり。


追い立てられているのかな。自分に負けたっていい。

勝負の世界で勝ち続けるほどキャラじゃない。



叩き上げの社長からしてみれば頭おかしいと思われても仕方ない。


柄じゃないのに営業などの分野で糊口をしのいでいることがおかしい。



でも世の中そんなこと沢山あり珍しくない。


自分勝手な奴と言われながら中々本人は息苦しさを噛みしめている。


だから能天気に生きる。無理にでも。軽薄に振る舞う。


深刻に真剣勝負になるなんて嫌だ。まさにキャラじゃない。


もっと勝手に。好き勝手に。周りが呆れるほどに。


涙はひとに見せず。歯を食いしばらず。握り拳など要らない。


ひと晩寝たらすっかり忘れられる人間になりたい。


酒の力も借りずに。


傘は要らない。優しい言葉は消えてくれ。


いつもどこかで。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする